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すごく気になったのは
デブの国ノッポの国(こんな児童書知らなかった!! 是非とも読みたいし読みたくなる津村さんの紹介だった)
ゴキブリだって愛されたい(完全にタイトルで。そして身も蓋もない邦題というコメントから)
モラル・ハラスメント(話題のね!)
絵本児童書から経済心理学、スポーツなど多ジャンルに紹介されてます。
まいにちトーストから、わたしはこれから一生ご飯かトーストどちらだけって言われたらご飯を選ぶけどトーストが食べられなくなるのは辛いなーとか思ったり。面白かったです。
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津村さんの本エッセイだ!と思い、中身を見ずに買ったのだけれど、紹介されている本に一般的な「小説」はほぼなく、児童書や図鑑、実用書やノンフィクションばかりだったのには最初ちょっと驚いた。わたしはそういう一般的な小説以外の本ってあまり読まないので、津村さんが紹介してなかったらまったく興味を持つことがなかったかもしれない。なのに、気がついたら付箋を貼りまくりながら読んでいた。どれもこれもおもしろうそう!と。
プロなのだから当然なのだけれど、本を紹介するにも、その褒め方がありきたりではなくて、なんというか、読んでいてうっとりするような。ぜひとも読んでみたくなる。そして、たぶん、読んだら、ここのところをこう評価するのか!このおもしろさをこう表現するか!とか感心するんだろうな、と。
あと、選書からしてユニークで津村さんらしいなあと思うようなところもあって。読みながら、津村さんの、世界をできるだけいろいろな方向からながめるとか、自分で工夫して日常をできるだけ「まし」なものに、楽しいものにしていくとか、そいう姿勢が感じたりもした。……見習いたい。とにかくなんでも読んでみる、手を出してみる、とか。
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津村記久子と言えばエッセイがおもしろくない人と私の中で決まっているけど、これはそこそこおもしろく読んだ。なんか、津村さんらしい本ばっかり紹介されてて、読んでそうな本を読んでるあたりが想像を超えないという意味で、普通の人だなと思った(けなしてませんよ)。そうは言っても、もっと普通の私達が手に取らない本ばかりなので、そういうのがおもしろい。現実にきかれてもない問いの答えを用意する想定問答は津村さんらしくて好きです。でもこの表紙ださくないですか。絶対買いたくならない。
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ざっと読み。本書の中で(確か)読んだことのある本。『マガーク少年探偵団!』『暮らしのヒント集』『ヤバい経済学』『わたしの外国語学習法』『評伝ナンシー関「心に一人のナンシーを」』本書を読んで読んでみたいと思った本。『エピソードで読む世界の国243』『秘密結社の手帖』『ひらがな暦』『世にも奇妙な職業案内』しかし作家さんってやっぱりいろーんなジャンルの本を読んでいるものなのですねぇ。
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多彩な本が取り上げられていて興味深い。単に好きとか面白いとかの素人の感想とは違って(当たり前だけど)、きちんと本が紹介されているのがさすが。いつもそうだけど、全然エラソーでも卑屈でもないところが良いなあと思う。
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6章に分類された58冊の津村さん書評本(うち既読8冊)。既読本が少ない書評本につい抱いてしまう"途中で飽きるのでは?"という不安なく、未読者にも寄り添う書き出しに引き込まれてあっという間の読了。
特に、津村さんの事典好きが垣間見える第三章「開いたページを読んでみる」の20冊がいい。「ギリシア神話小事典」では"ポセイドンはキレやすくて怖いし~"等、ギリシアの神々を簡潔に紹介するくだりの毒舌全開っぷりに吹き出し、「図説 世界史を変えた50の動物」では動物を敬愛する記述にほっこり。そんなにヤギ好きだったとは…
既に数冊図書館予約中だが、本書片手に書店と図書館へ走らずにいられない。
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2016.9.23.文学作品がおおいのかなと思ったら、海外の著者の多岐にわたる評論文や図鑑、読みたい本があまりに多く出てきて困った。これだけの本を読まれるとは凄いと思った。
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勝手に文学作品が多く紹介されているのかと思って呼んだら実用書中心でした。やはり津村記久子さん、好きだわ。呼んでみたい本がいっぱいあったのでメモしながら読みました。
「この世にたやすい仕事はない」とかこういう本を参考にして書かれているんだなと思いました。
手芸好き、海外ドラマ好き、洋楽好きに加えて実用書好きも!また勝手に共通点を見つけちゃいました。
統合失調症を作る母親像について書かれた『「つながり」の精神病理』、ヤクの売人は儲かってるイメージなのになぜ母親と同居しているのかがわかる『ヤバい経済学』など面白そうな本がいっぱい紹介されてました。
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手芸でも料理でも、何か作ろう、と本を読んだのに、ああでも難しそう、無理かも……、と腰が引けてしまって結局何も作れない、という転倒した現象は本当に無駄だなと思う。やってみようと思ったのなら、失敗を恐れて何も作らないよりは、下手でも作ってみる方がいい。
(P.65)
筆者は言う。「本当に自信がない人間は、人の言葉を奪って自分を慰めるための道具に使ったりしません」。この言葉は重い。他人を使って自分を慰めるような人間には、まだ絶望が足りない、本当に最低だと思っているのなら、それを隠さないと生きていけないはずなのだから、という要旨の記述は、もう本当にもっともなのである。
(P.174)
接する機会が多いことは、傷つける機会も多いことだ。大きな傷ひとつで人間は倒れるけれども、浅いたくさんの傷もいずれ人を病ませる。
(P.198)
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素晴らしい読書案内。面白そうな本が沢山紹介されていて,買いたい本リストがまたいっぱいになってしまいました。
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書評集。特に開いたページを読んでみる、と題された第3章で紹介されている本たちに興味を引かれ、読みたい本リストに大量追加した。
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この人と波長が合うかもなー。好きな本の傾向が似ている。で、紹介がうまい絶妙。
読みたくなった本がたくさんあったが、きっと同じ本を読んでもこんなふうにかんじたり、考えたり私はできないんだろうな、ということも同時におもうのである。
だからダメってんじゃなくて、だから紹介するのがうまいよな、とおもうのだ。
”海賊”パンター二とカベンディッシュについて教えてもらい、Tour de Franceへの興味が再燃。マーク・ストロングのマイヨジョーヌの本、読んだよなー。
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津村記久子さん、最近エッセイをよく読んで楽しんでます。(「やりたいことは二度寝だけ」「二度寝とは、遠くにありて想うもの」など)ちょっと感性が似てるような気も~~~w。「枕元の本棚」(2016.7)を読みました。津村さんの枕元、絵本、児童書、料理本、スポーツ関係などいろんなジャンルの本が整列してるようです。本作では約60冊が紹介されてます。それにしても、その中で私が読んだ本が「暮らしのヒント集」の一冊だけだったとは・・・。
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津村さんの書評集。集められた本はかなり独特です。
私の中の小説家さんの書評集のイメージが覆りました。
第六章が「スポーツの本」というのが
意外でした。サッカーと自転車競技関連の
本が取り上げられています。
取り上げられた本をいくつか読んでみたいです(´艸`*)
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津村記久子が紹介する本の数々。
セレクトが渋い。マニアックながら決して「こんなスゲー本読んでるんやで」とか「これを読んでないとは甘いなぁ」とか、邪念を一切感じられないところも非常に好感が持てる。そういう邪念って、読書レビューをしている人(大いに俺含めて)にはどうしても臭いがちなんだが、津村記久子の域まで達すると、そっち方面の邪念は一切感じさせない。
何冊か非常に気になる本があったので、読みたい本リストに挙げておこう。津村節によって魅力を大いに上げている可能性があり、外れるとちょっとがっかりかも知れないが、それも含めて「読書なんだよ」ということである。