紙の本
捨てる大切さ
2023/03/16 13:30
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投稿者:ぽち - この投稿者のレビュー一覧を見る
捨てることの重要性がわかりました。
これまで持ちすぎていたのだなと感じました。
すぐにスパッと捨てれるようになりたいですが、たぶん難しいので徐々に習慣づけていきたいと思いました。
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情報を捨てるということは,大事なことです。そうは感じていましたがなかなか踏み切れないもの。背中を押してくれるような本でした。まとめサイト、犬の耳、隠れてメモをする,オリジナリティは恥ずかしがらないこと!などは,良いキーワードでした。
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文庫だが、これはかなり有益。
使えるところ抜粋。
違いはほんの少しの覚悟、「捨てる勇気があるかないか」だけ。
情報をどんどん捨て、「他の人と違うアウトプット」の素地をつくる。
「知床」「ガザ地区」のようなちょっと引っかかるところで、立ち止まる
こともスキルの一つ。スルーを繰り返していると、「何がわからないか」
まで分からなくなってしまう。
道の部分がほとんどないニュースは読まない。
「暗雲が立ち込めてきた」「波紋を呼びそうだ」などの言い回しの
ネタには新しい要素はほとんどない。
家の本を4つに区分する。
座右本、既読本、進行中、読書ノート待ち。
アウトプットを見越して拾っておく情報には、ディテールが大事。
ディテールを掘り下げる質問をすると、話がつながり広がる。
書類では重要なところをマーカーする以外に、不要なところに×をする。
そしてこれは印象深い一節。
「思いついたネタを書いておくときの大事な心構えは、『決して恥ずかしがらないこと』」
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どうやって効率よく情報を得ていくかが内容の大半。
タイトルから断捨離のような捨てる技術が満載かと想像していたが、やや裏切られた気分。
著者は「情報過剰で死なないように」と書いているけど、かなりたくさんの情報に触れていく手段が紹介されている。
この本の通りに実践すると、
新しく触れる情報量 >> 捨てる情報量
になりそうだ。
入ってくる情報について自分で考えて判断が大切、というのは同意。
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さほど真新しいことは無い。ただ、時々この類いの本を読むことで、鈍化しがちな捨てる感覚を磨いていこう。ネットのつながらない環境に身を置くことの大切さには、気づかされた。
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【ノート】
・タイトルに偽りあり。少なくとも自分が期待していた内容とは違った。期待していたのは、スマートな人が情報を捨てることによってどのようなメリットを得ているのか、その考え方や思考の構造についてだった。それに対して本書は2009年に刊行された「情報は『整理』しないで捨てなさい」の文庫化であり、内容的にもそちらのタイトルの方がしっくり来る内容だった。
・自分はrtmなりevernoteなりに情報を記録、蓄積しているが、どうもそのことによるメリットをあまり感じられていない。このことが本書を読む動機になったのだが、そんなわけで、期待していたものは得られなかった。
・読んでみると、既に実践していることや考え方も多かったので、それらについては意を強くできた。
・「縦と横に散らす」。たとえば「環境」をテーマにするなら、
横:友達の家ではどうやって節電しているか、中国のリサイクル事情は、ヨーロッパの政策は、他社の環境報告書はどうか。
縦:原始時代のゴミ問題は、江戸時代のリサイクルの仕組みは、戦時中に物資不足になったときの省エネ方法は。(P92)
・生の情報を取り分けるトレーニングとしてテレビを見ながらノートを取る。30分程度のニュース番組やNHKの高校講座など。(P110)
・「司馬遼太郎の小説は歴史書ではないが、正確な事実だけを並べた歴史書に触れるよりはずっと日本史に対する基礎知識がつくでしょう(P128)」とあるが、これは佐藤優の指摘とは合わない。自分としては佐藤さんの意見を採る。
・情報を入手するコストについての意識を持つ(P156)。
・青空文庫全文検索サイトってのがあるらしい。http://www.su-ki-da.com/
・時事ドットコムがよいらしい。(P187)
・やっぱい文藝春秋は面白いらしい。(P189)
・「資料を読んで疑問が湧いたら、気後れせず「リリースを読んで、もっと知りたくなったのですが」と「問い合わせ先」に電話してください。(P196)」
・書類に「×」を書く。自分が目を通したものには「痕跡」を残すと再読時の手間がグッと軽減される。(P211)
・「思いついた『ネタ』を書いておくときの大事な心構えは、『決して恥ずかしがらないこと』です。」「会議で腑に落ちないことがあっても発言できない、セミナーでわからないことがあっても手を挙げて質問できない、面白いと思っている企画があるけれど提出できない...。『目立ちたいだけと勘違いされるのでは』『バカだと思われるんじゃないか』『ヘンなヤツだと思われるかもしれない』こういう心配をしていたら、未来永劫『人と違うアウトプット』はできません。僕が思うに、わが国の教育や社会文化は、このような自己規制の思考パターンをつくり上げることにかけては天下一品です。誰でもこうなってしまいます。だから、こんなケースに心当たりがある人は、『戦略的インプット』の前に、その事なかれ主義や自己検閲の癖を捨てる努力をしてください。(中略)ノートに手書きすることは、この『タブーのなさ』を確認する効果もあります。(P240)」
・横着(知的怠慢)しない。資料を配ら��たら一番重要な部分はどこかチェックする。「うまい話」をささやかれたら、その信憑性や発信者のメリットを想像する。いちいち考える、いちいち自分で判断する。(P251)
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10年以上前なので、具体的な箇所でやや古く感じる箇所はあります。
そうでなくても「ついていけないなあ」と思うところをあります。
でも、考え方はとてもよく分かりました。
どの「情報捨て本」よりも納得できました。