紙の本
食傷気味
2002/03/19 15:55
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投稿者:さとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
先天的ホラー作家ともいうべき作家が文の改行、改ページ、漢字平仮名の使い分け、とことんこだわっているのを見ると、浦賀はホラーな気質はもっていてもその表現者としては足りない気がする。ホラーとしてのネタが毎回のアレだったためそんなことを感じた。
だからミステリーのトリックとの組み合わせに、浦賀の特徴があるはずだが、今作ではぶっちゃけトリックはないし、テーマについても、それほど衝撃的というわけでもなかった。
残ったのはぬるい鬱な感覚だけだった。
紙の本
召還のための儀式
2002/02/25 01:14
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投稿者:まきしまむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
安藤君、君はやっぱり名探偵だよ。
人は自分が持っていないものを持っている人間に対して気づかないうちに嫉妬心を抱いてしまう。それは悪いことではない。時にはそれが人を向上させる糧になるからだ。しかし、嫉妬は時に人を狂わせる。
人は気づかないうちに自らの先入観で人を判断してしまう。人から聞いたごくごく小さな情報が人の目を曇らせる。
恋は人を美しくさせる。恋は人を惑わせる。
先入観と嫉妬、そして恋。それらは悪魔を召還するための材料。そしてその材料で召還される悪魔は…。
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シリーズすっ飛ばして読んでしまったので、Webで知識を補充。安藤君、壊れていますねえ。
ハンニバル・レクター博士を連想してしまいました。(2002.3.28)
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シリーズとしては転換作。こんな話を書いて、この後どのように続けていくのだろう。きっとどうしようもなく救いようの無い結末が待っているのだろう。楽しみだ。
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安藤君シリーズではこれが一番好き。安藤君の残忍さが一番表れていてかっこいい。しかし安藤君どんどん壊れていくなぁ
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うーん、今回は普通?と思ってたら最後やっぱりグロかった^^;
果てしなく人間の暗い部分が浮き彫りにされた感じです。
「眠りの牢獄」のあとに読んだからか、物足りない感じ。
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安藤君シリーズ。主人公の安藤君がついにぶっこわれて悪者に。浦賀さん、どうしたかったの?なんか打ってますよね??
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あの日から、世界は壊れはじめていたのかもしれない。首なし死体、連続猟奇殺犬事件、そして……。私の周りに”死”が堆積していく。学園祭で出会った笑わない”名探偵”安藤直樹は、すべてを解決してくれるのだろうか? 凄惨! 壮絶! 明かされる事件の真相! 日常の意味が消失する浦賀エンタテインメント最新作。
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安藤シリーズ第6弾!安藤の通う大学の学園祭の最中起こる連続猟奇殺人に名探偵安藤直樹が挑む!後味の悪さは相変わらずでこの作品ではついにその極地を迎えたといってもいい。
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今まで読んだ本の中で一番ショックを受けた本です。
作者は物語において神なんだと、そんな当たり前のことを強制的に認識させられて。
凄惨さよりも、構築してきたものを跡形もなく破壊できることに恐怖を覚えました。
最低で、ある意味では最高でもある、忘れられない一冊です。
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安藤君シリーズ。これ、前作全部読んでないとさっぱりわけが分からないんじゃ。読んでても、間隔が空くとちょっとつらい。物語はどこへ転がっていくのか、見当もつかないし。なんとまあ壮大なストーリー……。ある意味シリーズ完結したら、最長編ミステリになるのかも。
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究極の「世紀末小説」ここにきたり。
主人公の少女はとにかく痛々しいです。
振られて彼女に冷たくあしらわれたからって
復讐って…頭大丈夫か?といいたいです。
一応殺人事件は出てくるものの
ウェイトはあくまでも
「復讐」にあります。
それはそれは強烈な復讐です。
そして、わかる人には
最後に出てくる人の名前に
反応することでしょう。
そう、あの部分に…
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いや、もうこれはミステリー小説なのか!?
ついに主人公やっちゃったよ。
短いし、薄いし、もうよくわからなくなったよ。
他人のブログ読んでる感覚、そんな本。
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ものすごく久しぶりにこの作者の作品を読んだ。
いや何と言ったらよいのか、この結末は・・・シリーズ全て読んでたとしても納得できたとは思えないのだが。
(図書館)
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「名探偵は事件を解決するためだったら、なんだってする。だったら事件を解決するためには、殺人だって厭わない名探偵がいたって、決しておかしくはないのだ。犯人を誘き寄せるためには、人だって殺す究極の名探偵がー。」とんでもない展開だけど、面白い。