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紙の本
ソノ孤独ナ魂トトモニアレ!
2002/06/12 21:34
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投稿者:岡野義高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「さようなら、それだけです」
「私は夢みるマシーンです」
「センチメントの季節」でブレイクした榎本ナリコ。
このシリーズは、野火ノビタのペンネームで描いていたころの初期作品集。
榎本さんの軌跡をたどる物語群だ。
この巻は、少年ジャンプで連載されて大人気だった「幽遊白書」のパロディ本。
パロディ本は、多くが、いわゆるボーイズ・ラブで、同人誌の世界の主流となっている。
でも、この一冊のようなパロディ本が、商業誌の世界で、大々的に発売されたのは、はじめてみた。
それほど、話題になってもいないようだけど、これは、画期的なことなんじゃないか、と思う。
人がつくったキャラクターで、物語をつくってしまう。
どこまでが著作権になるのかを考えるだけで難しい。
それにしても、同人誌で、有名作品のパロディからスタートして、自分のオリジナルの作品を描くようになり、商業誌でデビューする、というのは、ひとつのコースとして定着したようだ。
いきなりオリジナルを描こうとして挫折するよりは、とっつきやすいのかもしれない。
小説の世界で、少女小説家が直木賞作家になることが続いて、話題になったように、これからも、同人誌作家から、才能あるマンガ家が商業誌へデビューすることは、続いていくんだろう。