電子書籍
重いです
2021/10/10 13:16
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
徐々にストレスが溜まっていく様子がリアルで息が詰まるような展開に圧倒された。普通の家庭が普通でなくなってしまうのは案外簡単なことなのかも…
紙の本
そこはかとない恐怖
2020/04/11 14:41
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投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る
どの話もよかった。
そこはかとない恐怖が漂う日常を生きてゆく感じが実感できた。
主婦の閉塞感とか、同棲への嫉妬心とか、男性作家なのにどうしてこんなにわかるんだろう。
もやもやとしていた感情をこうやって文章にしてもらっていると読んでいてスッキリするし、自分の気持ちに納得がつくから不思議。
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投稿者:ひのえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
結婚はまだ、私の中で幸せなイメージがあります。こんなにも人間味のある人物の凄まじい行動。少し怖くなりました。憑かれる、壊れるが好きです。
紙の本
物足りない
2016/04/06 00:32
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投稿者:栞ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集。短編だからということもあるが、どの作品も何となく物足りない。ただ、それでも全作品とも、読み終わったあとの後味の悪さは、さすがという感じ。
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仕事もしない無責任な夫と身勝手な息子にストレスを抱えていた芳恵。ついに我慢の限界に達し、取った行動は…(「崩れる」)。30代独身を貫いていた翻訳家の聖美。ある日高校の同級生だった真砂子から結婚報告の電話があり、お祝いの食事会に招待されるが…(「憑かれる」)。家族崩壊、ストーカー、DV、公園デビューなど、現代の社会問題を「結婚」というテーマで描き出す、狂気と企みに満ちた8つの傑作ミステリ短編集。
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表題作のほか、「怯える」 「憑かれる」 「追われる」 「壊れる」 「誘われる」 「腐れる」 「見られる」
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結婚にまつわる物語なのだが、明るくもなくしあわわせいっぱいでもなく、薄い影が差していてどの話もじんわりと怖い。そして、出てくる女性がみな立体的なのでびっくりする。ページからふと目をあげると、斜め後ろに実際にいそうである。荻原浩氏も実はおばさんではないかと思わせるほど中年女性を描いて見事だが、著者は荻原氏とはテイストは違うが、若い女性を見事に描いていて唸らせられる。八つの物語はどれも絶妙に捻じれたりはぐらかされたり裏切られたりして、ラストまで目が離せない。贅沢な一冊である。
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本のコンセプトはおもしろいのに、内容がつまらない。もったいない。
私が短編が好みでないだけかもしれない、というのはある。
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2011年10月9日。短編集。ジャンルはホラーだと思うけど、うーんあんまり、怖くなかった。1話目「崩れる」は良かったかな。
短編なので、最後のオチというか、後味の悪さがポイントだと思うんだけど、「身辺で起こってたおかしな事の犯人は、あの人かもしれない」みたいな感じで終わる話が多い。これは、「あの人かもしれないけどあの人じゃないかもしれない」ていう状況なのであんまり怖くない。
ここで終わりじゃなくて、「普通の人の仮面をかぶって生活している異常な人の闇をあばく」みたいなハラハラ展開になると面白いのになーと思うけど、それじゃ短編にならないしね。
短編のホラーって難しいですね。
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短編集。
「崩れる」家族崩壊 ★★★★★
「怯える」付き纏い ★★
「憑かれる」幽霊譚 ★
「追われる」ストーカー ★★★★
「壊れる」不倫 ★
「誘われる」公園デビュー ★★
「腐れる」狂気 ★★
「見られる」盗聴 ★
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副題「結婚にまつわる八つの風景」
「崩れる」「怯える」「憑かれる」「追われる」「誘われる」「腐れる」「見られる」の8篇。どれもなかなかわたしの好きなをどろをどろしさ(?)を醸し出していて、楽しめた。語呂を合わせたかったのだろうけど「腐れる」は無理があったんでは?^^;
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表題になっている「崩れる」で絶望感とある種のすっきり感があったため、その後の話たちはちょっとインパクトが薄かったかな、と言う印象。カバーに「結婚にまつわる」と言う言葉があったのだけど、話によっては結婚っぽい印象を受けなかったものもあるので若干の違和感。確かに結婚なんだろうけど、と言う感じ。
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BOOK」データベースより
家族崩壊、ストーカー、DV、公園デビューなど、現代の社会問題を「結婚」というテーマで描き出す、狂気と企みに満ちた8つの傑作ミステリ短編集。
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これホラー?
ごく普通の日常生活に隣接する怖いお話。
あとがきを読むと、ストーカーとか公園デビューとかいう
言葉が世に出る前に作られた話だということで
鋭い視線を持った作家さんなんだなぁと思った。
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結婚に纏わる短編集。
主婦って、その肩書きだけで不自由なのだなあ、と思った。
「まとも」な人間って、どんな人間?
私は「まとも」なのだろうか。正直、自信がない。
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話の作りはうまい。
が、単純に短編だからか話に深みがない。
話を構成する上でのテクニックやトリックは切れ味が鋭い。
しかし、薄い。
やっぱり男は黙って長編だっ!!
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貫井徳郎さんの短編集は初めて読んだけど、ホラーとして粒揃いな短編がオンパレードで、何回も読み返したくなる本です。
恋愛がテーマになっているんだけど、女性の厭らしさや可愛らしさがアッサリと必要最低限表現されていて、途中で「女性の作家だったっけ?」と勘違いしてしまうようなウマさに感じました。さすが、貫井サン。