紙の本
新しい形のSF!!
2014/12/29 18:41
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投稿者:とむおじさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近のSF(日本)は,あまりにも、メカ等の設定に,こだわり過ぎる傾向にあると思っていたのですが、このような形のSFに、出会えるとは、思ってもいませんでした!! これからも、このような作品(何かほのぼのとする)を、期待しています!!
紙の本
日本を綺麗に
2012/10/31 14:36
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネトウヨ時代の近未来SF
ニートや幼馴染といったヲタっぽいネタを挟みつつ「美しい日本をまもる」という国防的清掃ボランティアの話
攻殻機動隊っぽさもありながら、電脳ではなく強化現実というツイッターの仮想貼り付けみたいな設定
形的には電脳コイルが近いかも
しかし、もっと設定をしっかり説明しないとイメージ的に分かりにくく、また邪魔なつぶやき・宣伝だらけの強化現実をそれでも利用するメリットが理解できない
終盤の盛り上がりも弱い
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ARタグから連想して、少子化問題とか諸外国との軋轢とか織り交ぜると、あり得る話だし妥当なところだと思う。
物語としてはやや盛り上がりに欠けていて、だらだらずるずると事態が進行していくのがちょっとアレかな。
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強化現実……電脳コイルの時代が到来したのに、その波に乗り遅れて衰退してしまった日本を舞台に、美しい日本を守るために電脳空間で戦うニートの物語。帯にあるとおり「清く貧しく理性的な愛国活動と就活と婚活の物語」。
「愛国」というとイコール「右翼」ってことになりがちで、作品中にもそういう理解をする人は登場するけれど、ここで「国」とか「日本人」とは何かというところを、物語の中でしっかり定義づけしていく点は重要。
さわやかに読み終わってしまったけれど、状況的にも、今後の展望も、決して明るくないというか、はっきり言って「悪い」のだけれど、そこに「希望」もあるのですね。
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08/01/2013 読了。
約半年以上のスローペースで読んでいたので、
(思い出した時に、ちらっと読む程度でしたので。)
とにかく読み切れてよかった。
ちゃんと設定を理解しているかと言われれば、
たぶん、否ですが…。
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拡張現実の世界観と、
そこに生きる人たちの関わり方がおもしろい。
実名で出てくるGoogleなら、
確かに実現するかもと思わせる世界。
これは出来ればアニメ映像化して欲しい。
地味にほっこり。
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あそこで出てたキャラが、この章に出てきたこのキャラだったんだ!という驚きが随所に散りばめられていて、最後まで楽しかった~!*\(^o^)/*
仮想現実と現実が交錯して、最後にはみんな何かを見つけられるところが、スカッとしました。
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複数の視点で描かれるオムニバス形式で進行します。
一見関係なさそうな人物同士が、終盤になるに従って、あちこち繋がりが見えてくる仕掛けになっています。
その繋がりは現実と強化現実の2つで複雑に重なっているので、単純に考えると騙される箇所もひとつやふたつありました。ただ読み終わって改めて思い返すと、インパクト優先でキャラクターの整合性がとれているのか疑問です。
世界観やテーマ、物語の筋自体は良いのですが、文章やキャラクターの書き方ではいまひとつでした。
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架空政府というネット上の組織の、防衛大臣を担っているニートの青年が主人公。他にも何組かの登場人物達が語られるオムニバス形式。
それぞれに語られる人たちが、最後にみんな関係があったというのは、よくあるパターンだけど、こういうのは好き。
拡張現実が流行りそうなので拡張現実と、最近の領土問題とも絡めて題材にしている。
この小説に出てくるように、ネット空間上の問題に、現実の政府が無策というのは、ありそうな話し。
読後の印象は悪くない。小説の上で仮想現実がどのように使われているか、気になる人はどうぞ。
それから、こういう小説は、電子書籍で読みたい。
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ノーリターンポイントを超えた国が悪い方に進んだ未来がよく描かれていると思います。国を変えるのに誰でもない国民で、私たちは未来を考える義務があるも思わされました。
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この空のまもり
強化現実技術により、世界中のあらゆる場所と人に電子タグをはりつけられる時代。強化現実眼鏡を通して見た日本は、近隣諸外国民の政治的落書きで満ちていた。現実政府の対応に不満を持つネット民は架空政府を設立、ニートの田中翼は架空防衛軍10万人を指揮する架空防衛大臣となった。就職を迫る幼なじみの七海を気にしつつも遂に迎えた清掃作戦は、リアル世界をも揺るがして……理性的愛国を実践する電脳国防青春SF!
***
これ書いてる最中に2回ほど落ちて、文章がおじゃんになってしまい、書く気をなくしたあたしは一体どうすれば←
こまめに保存ですか、そうですよね!
内容はあらすじの通り、ニートの愛国心が近未来の日本を救うお話です。
群像劇っぽいので、話が見えてくるまではつまらないというか引き込まれないというか。
しかし個々が物語にどう影響を及ぼしているのかとか、他のキャラとどう関係しているのかがわかってこれば楽しくなります!
のらりくらりゆるゆるとニートしてる翼くん良いよ!実は賢い翼くん良いよ!
定番の鈍感さん?です。いや、この場合周りの女性の動きがおかしい。七海とか、なんで泣きながら逃げ出すのかわけわかんないですからね!
心配で家を特定して押しかけてきた棘棗さんとか、ただのストーカーだかんね!
読み終わったあとに改めて表紙をみると、女の子のほうは七海ですよね。男の子のほうはまあ翼くんでしょう。
しかしだな、このインテリ系青年の何処がオタクっぽいのだ!全然そんなことないぞ、かっこいいぞ!
スマホ持ってるからもしかして大輔くん説も考えたのですが、まず主人公差し置いて表紙にはならない…よなぁ。
じゃあこの眼鏡が強化現実眼鏡なのか。電脳コイルのメガネを想像しながら読んでたので、思ったより小型化しておる。凄い技術だ!
でも大輔くんが先輩のスーツに強化現実眼鏡は合わないとか言ってましたが、いやこれ全然ぴったりくないですか?素敵なスーツ系女子になると思うよ!
しかし物語の要は大輔くんかなぁ。
翼くんは主にネットの方の人達と関わってて、大輔くんはリアルの方と関わったイメージ。
先輩にしろ首相にしろ。
…とかいいつつそんなことはない気もしてきたのは一体どういうことだ。まとまってないということですね、あたしの考えが!
まあなんていうか、大輔くんと翼くん情報を統合したら真実が見えてくる、みたいな。そんな気がしました。
首相が女性だったとか子持ちだったとかしかも翔くんのおかんだったとか翼くんの人影でオナニーしてたとかびっくりしました。いやもう…びっくりしました…。
翼くんが遠山という名字から〜とか言ってましたが、よくよく考えてみれば首相のハンネはファーマウンテンうんたらでしたな。…英語にしただけかい!
今作も芝村さんの世界観と同じなのかしらとか思いながら読んでたのですが、どうなんでしょうか。
怪しいのは妖精くんなのですが、翼くんも怪しい。なんか色々知ってるあたりが。
妖精くんおそらく名字が出てないので、まさか芝村!?とも考えたのですが、どうなのかなー。吏がついてないしなー。
八紘一宇とか怪しくないですか。全ての世界を一つにとか芝村っぽくないですか。
でも翼くんはそれを「みんな仲良く」って考えてたしなー。
なによりも残念だったのはバーセイバーさん。あれは衝撃だったぜ…!
ちょっと病んじゃった先生は、あれいる?ただ翼くんをかっこよくみせるための役ですかそうですか。
翔くんの幼なじみの禀ちゃんが最低な子だという事実も先生からわかる、か。あれはひどい。どこをどうしたら先生が翔に色目使ってるようにみえたんだろ。
ともかく、悪意ある、しかも削除できないタグがたくさんつけられてたらそりゃあ病んじゃうわな。
一番成長したのは大輔くんですな!
彼かっこいいよ!
何も考えてなかった大学生が一夜にしていろいろ学んで大きくなっていくのですよ…かっこいいよ!
あと可愛いのです。どう可愛いのかは読んでのお楽しみ、ということで。←
この人好きだなぁと思うのが上から翼くん、大輔くん、バーセイバーさんだったのですが、本当もうバーセイバーさんったら…!
因みに好きくないダントツは七海ちゃん。先生と禀ちゃんが同点。
なんていうか若い女は悪い女ばっかだなぁ。
後半の胸熱感はすっごくよかったけどもバーセイバーさんの衝撃で差し引き☆4!
そんなに七海ちゃんに魅力を感じないんだけどなぁ。
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SFです。
“素晴らしくファンタジー”という意味で。
ネタとしては大好きですが、意外と文章に癖があるので、そこで好みが分かれるような……。
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拡張現実がより進化して、
強化現実というものが主流になった時代
人々は強化現実眼鏡をかけて、
現実にシートをかぶせるようにして世界を見ていた
先細る人口
低迷する政治
鬱屈とした社会
更に近年問題視されているのが
「悪性タグ」とよばれる、強化現実を通して世界を見た時に、その対象物に紐付けられた様々な情報
政治宣伝や誹謗中傷、それら無数のラクガキを貼り付けたまましかし世間は、
そんなもの、見なければ問題ない、で片付ける
しかしそれに異を唱えんと
ネット上で活動をするものがいた
ヨレヨレのトレーナーに冴えない表情
社会的にもクールではないその男、ニートにつきーー。
※※
このまま社会が進んでいけばぶち当たるであろう未来を
割とリアルに突き付けられて少し恐ろしい作品だった
それらの社会問題が、何人かの視点でもって見つめられていて考えさせられる
この国を、自分たちの生活を守るためにしなければいけないこととは……
語句の使い方や、句点の打ち方が好きじゃない。
あと、作者だけがわかる、作者だけが楽しい世界にいる印象のようなものを受けた。までも創作ってそんなもんか。なんにせよ情景描写が足りなすぎるかなと
校長に何か伏線が貼ってあったと思ったんだけど、何もなかったな…
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近未来、こうなるだろうなっていう予測を忠実にたどっていて面白いです。
一番の魅力は、主人公です。ニートな主人公は、自分がニートであることを隠そうとせずに堂々としています。ありのままの自分を恥ずかしがることなく、けれど冷静に自分を見つめることができる…そこが、ニートであることを忘れるくらい格好いい。
最後も裏切ることなく意外な結末で終わりました。
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主人公ののらりくらりした感じがイラッとしたのが第一印象。なので前半はしんどかったが後半話が盛り上がるに従って、その性格も気にならなくなり、楽しく読み終えることができた。