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真剣 新陰流を創った漢、上泉伊勢守信綱(下)
著者 海道龍一朗 (著)
剛の神道流と柔の陰流を融合させ「新陰流」を編み出した秀綱。だが度重なる戦の中で兵法者として円熟を増しながら戦国武将としての苦悩は続く。敵方、信玄にまでその天稟を認められな...
真剣 新陰流を創った漢、上泉伊勢守信綱(下)
真剣 新陰流を創った漢、上泉伊勢守信綱 下 (講談社文庫)
商品説明
剛の神道流と柔の陰流を融合させ「新陰流」を編み出した秀綱。だが度重なる戦の中で兵法者として円熟を増しながら戦国武将としての苦悩は続く。敵方、信玄にまでその天稟を認められながらも晩年を兵法の極みを目指して出た廻国修行で、ついに「転」の極意に至る。己の信じる道を突き進んだ漢の熱い生き様! (講談社文庫)
目次
- 其の七 怒 濤
- A.D.1545. Province Musashi The Castle KAWAGOE.
- 其の八 一 槍
- A.D.1556. Province Kouzuke The Castle OHGO.
- 其の九 受 命
- A.D.1563. Province Kouzuke The Castle MINOWA.
- 其の拾 闘 茶
- A.D.1563. Province Ise The Chateau KIRIYAMA.
- 其の拾壱 盟 友
- A.D.1563. Province Yamato Primary Capital NARA.
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面白いです。
2019/05/02 10:40
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投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
新陰流創始者の上泉伊勢守を題材にした長編の小説は珍しいのではないだろうか。池波正太郎と著者を度忘れしたが単行本等数冊しかないのではないかと思う。柳生新陰流の源流。恐らく、腰を落とした低い姿勢での剣術とは思う。松本備前守や愛洲移香斎とのやり取りが面白い。特に愛洲移香斎との部分は人を喰ったような移香斎に好感を持ってしまった。
剛の小野派一刀流に対して、柔の新陰流。その影響は愛洲移香斎の陰流にあると感じる。小説ではあるが、現実の世界でも通じるものがあると思う。
また、単なる剣豪小説としてだけでなく武将としての戦術や考え方、生き方も記されていて面白く読んだ。
大東流合気柔術が小野派一刀流なのに対して、合気道が(柳生)新陰流を研究した等という話も耳にしていてその違いも感じることができた。