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狙われたスタジアム
2020/05/19 10:15
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
巨人の本拠地が後楽園球場から東京ドームに変わった、1988年当時が懐かしいです。鬱屈とした現実に耐えかねた青年が、劇場型の犯人へと変貌していく様子にも圧倒されます。
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昔の作品ですが、犯人像は古くないです
2015/08/16 00:31
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投稿者:乾 辰巳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し内容に触れています。
東京ドームで行われる巨人ー阪神戦だけを舞台に繰り返される殺人。その動機がちょっと弱いかなあという点だけ気になりました。
犯人は最初から分かっているんですが、便乗犯がいたり利用しようとする者が出てきたりと着地点がなかなか見えてこない分、最後まで楽しめます。
子供の頃からいじめられ、自分に自信を持てなかった犯人が、殺人を機に自信を深めていく。この辺りの描写は秀逸と思いました。しかし毒薬を持ったことで得られた力によるものですから、最後には破滅しかない訳で。
こういう犯人像は現在でも十分通用するんじゃないでしょうか。
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他の人が酷評するほど悪くなかった(*^^*)
さすが岡嶋二人!!
サクサク読めた★
シノヅカとか槇原、川相そして東京ドームをビックエッグという時代がとっても懐かしいよ〜♪
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10月16日読了。東京ドームで連続殺人事件が起きたら・・・?という発想から組み立てたらしいお話。岡嶋二人らしくスピード感、テンポがとてもよく楽しめた。何故そんな犯行を?何のために?という問いに応える犯人の造型や、序盤の登場人物の動機が明らかになってゆき、大団円を迎える展開も面白い。ミステリは犯人探しだけじゃないな、こういうストーリーもありか。しかし、ミステリを多く読んでいると犯罪ってのはするもんじゃない、と思わされるな〜〜どんな些細な情報からでも、捜査の手は犯人に及びうるものだもんな。
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久松敏彦は、人付き合いが苦手な無口な男。
会社でも馬鹿にされ叱られて日々を過ごしていた。
彼は、趣味のために伊豆の林に来ていた。
昆虫を針で刺しその姿を写真に収めてるのだ。
伊豆の林の中に二人の男がいた。
密かに日本に南米産の猛毒クラーレを持ち込みその殺傷能力を試しに来たのだった。
矢に毒を塗り鳥などを狙うが弓が悪いのかなかなか当たらない。
そして、リスを射止めたのだがそこに駆けつける時に、二人は落とし穴に落ちてしまう。
その光景を見ていた久松は、その隙にクラーレを持ち出す。
試しに、民家の犬を狙ったら犬は、あっと言う間に死んでしまった。
そして、伝統の巨人対阪神戦に沸いてた東京ドーム。
大観衆五万六000人の面前で殺人事件が発生。
目撃者は、皆無。
警察は、捜査を開始する。
翌日の同一カードは、警察の厳重警戒の監視の中でまた一人倒れた。
難航する警察の捜査。
スタジアムは、パニックに陥った。
事件に関わる人々を描いたサスペンスです。
テンポのいいサスペンスです。
これは、岡嶋二人の作品なので面白かったです。
主人公の心理が暗いのが難点かな?
ま〜読んでみてもいいのでは
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タイトルだけ見るとすっごく面白くなさそうなんだけれど、読んでみるとすっごく面白かった。犯人も、動機も、手口も最初からぜーんぶ分かってるんだけれど、それでも「この先どうなるのか」という「どきどき感」がたまらない。まさにサスペンス。
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ひょんなことから簡単に人を殺せてしまう毒を手に入れる主人公。昔からおとなしく自分の気持ちを素直に言えない、引っ込み思案な子は物の力で強くなったと勘違いしてしまうのでしょうか。
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密かに日本に持ち込まれた猛毒クラーレを使用した殺人事件。
大観衆56000人の前で堂々と行われる殺人。
野球のいつ何が起こるかわからない状況を上手く使った作品になってます。
初めから犯人がわかってるから、もう少し心理面を描写してくれたらよかったな。
とりあえず久松みたいな表と裏のある人は怖い。
当の本人が自分の深層心理に気づけていないと尚更怖い。
もし、目の前の人が私に週刊誌を向けてきたらどうしよう。
おやてんには笑いました。
岡嶋作品はおもしろいけど、これは少し私の肌には合わないかも…
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人に馬鹿にされ続けて小さくなって生きていた男が
ひょっこり持ち込み禁止の毒を手に入れたのが始まり。
ものが所持禁止の危険物であろうが無かろうが
それをお守りにして心の支えにする、というなら
それはそれでいいとは思います。
むしろ心の支えだけにして、現物は持たないでほしいですけど。
そんな『心の支え』物体を手に入れた。
ここまではいいですけど、それを使って何をしてるんですか、という話。
ある意味堂々とした状態です。
無差別殺人というのはこういう感じ、というのがよく分かります。
通常主人公が犯人の場合、すごく読むのにどきどきするのですが
これはまったく…。
多分、好きになれないタイプだったから、ではないでしょうか?
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現実に存在しそうな病んだ主人公がひょんなことから手に入れた猛毒クラーレ。
あるナイターゲームで殺人事件が発生。
捜査する刑事と主人公を取り巻く良からぬ考えを持った人々。
岡嶋二人作品にしてはなんと無く内容が薄いかな…って印象。
一日で読み切れるので、読んで下さい。
基本、岡嶋二人作品にはハズレは無いと思います。
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岡嶋二人の殺人!ザ・東京ドームを読みました。引っ込み思案の青年がひょんなことから猛毒を手に入れて東京ドームで連続殺人を行う、というミステリーでした。物語としては平板で謎解きもイマイチ、登場人物に感情移入できるかというとそうでもない。この人たちの小説は面白さについて当たり外れが大きいと思いますが、これはハズレでした。
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軽いミステリーを読んでみたくなって手に取った。岡嶋二人さんの本は、これで手持ちからなくなった。
少しばかり荒っぽく、軽快さも薄い。「そんなことあるわけ無いじゃないの」という感覚が先にたってしまい、あまり楽しめなかった。読み手側の問題だろうと思うので、作品を変えてみようっと。
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裏表紙の文を読んでハウダニットものかと思いきや、全然違う展開でした。
犯人は最初から明かされているし、動機も単純(単純だがそこに動機を求めるのは発売当時ならともかく、今ではちょっと無理があることを併記しておきます)。
おそらく展開の妙を楽しんでもらおうという小説なのだろうが、いろいろとツメが甘くて、即興で作ったような陳腐さを感じずにはおれない。
正直、いまひとつ。
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【あらすじ】
密かに日本に持ち込まれた南米産の
猛毒クラーレ。阪神対巨人戦に沸く東京ドームで、この毒を塗った矢による殺人事件が発生した。
中盤にでてくる登場人物の入り組み方が巧みで、流石。
一ページ目から世界に引き込まれる雰囲気作りは本当にすごいと思う。 一日で一気に読んでしまった。
ただ、その分ラストがちょっとあっけなかった気もする。
あと一回、どんでん返しがあったら…
殺人犯の心理描写がすこい。
彼の気持ちが痛いほど伝わってきて
ちょっと悲しくなった。。
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本格を期待していたのに、単なるサスペンスで残念。
サスペンスとしては決して悪くないかもしれないけれど、そこの最初の一歩のがっかりがあまりに大きすぎて、いまいち愉しめず。