原色美人キャスター大図鑑

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投稿者：光森長閑　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　これまでもいくつかの冊子、さらには昨年末にはカレンダーにもなったセント・フォースの女性キャスターたちです。今回週刊文春から、これまで同誌が撮りためてきたグラビアに加え、新たに撮りおろしやインタビューを交えて「原色美人キャスター大図鑑」と題した冊子が発売になりました。
　構成は2007年に発売された「ニュースのミューズたち」や、2008年の「TG Intelligence」と粗方似通っています。巻頭には小林麻耶さん・麻央さんの姉妹対談、続いて皆藤愛子さんを配し、以下中田有紀さん、杉崎美香さんらエース級を並べるという序列は、現在のセント・フォースの不動の方程式なのでしょう。
　何より先日3月3日、小林麻央さんが入籍されました。今回はそのはなむけという色合いも濃く感じられる誌面です。巻頭の姉妹対談は「結婚したら初めての姉妹別居」という本当に仲の良い2人の濃密な空気感が存分に伝わってくる内容です。さらに後半には2人別々のグラビアも掲載と、盛りだくさんに仕上がっています。
　過去の秘蔵カットも満載です。大石恵さんや吉田恵さんたち、お天気キャスターとして女性キャスター人気の先駆けとなった功労者たちのショットには感慨もひとしおです。
　また、セント・フォース所属となったバドミントンの潮田玲子選手もグラビア掲載されており、一見の価値ありでしょう。
　グラビアのクオリティは高く、いずれも美しくかわいらしく撮られています。皆藤さんが観覧車でピースする姿など、思わず頬が緩んでしまいます。名鑑やインタビューも充実。誌面はオールカラーで鮮やかに仕上がっています。
　ただ、これは「TG Intelligence」の書評でも書いたところですが、これだけ頻繁に俊英を集めた冊子が見られるのは大変嬉しいことながらも、良質な熱気を一過性のもので萎めさせてほしくないというのも切実な願いです。
　セント・フォース所属のキャスターの商品を売り出せば売れるというのはそのとおりですが、人気にすがっていたずらに消費するばかりでは先が明るくありません。
　タイトルで自ら「美人キャスター」と銘打ってしまっているのも違和感があります。
　くしくも皆藤さんや長野美郷さんのページの見出しに見える「アイドル」の文字がその兆候を示しています。「アイドル」的な人気を誇っていることは否定はしませんが、あくまで本分はキャスターです。存在の根源にある品位や知性、さらには支持層までもが他のアイドルタレントと同列になっては即ち根源を失い、元も子もありません。
　掲載のコラムに「芸能界のアイドルが、男関係のスキャンダルにまみれる中、芸能界とは一線を画し、きちんと大学を出て普通の家庭に育ったキャスターたちの人気はこれからも続いていくはずだ」とちゃんと答えが書いてあります。わかっているなら、未然に周囲が手綱を締めていただきたいものです。

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投稿者：うみべ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

美人キャスター大図鑑という本があるのは知っていたのですが、いざ書店に行ってもなかなか見当たらない。そのうち忘れて数年経った頃に電子書籍で買えることがわかり購入。現在の番組と必ずしもタイムリーではありませんが、買ってよかった。昨年、惜しくも亡くなった小林麻央さんもここではお姉さんと共に笑顔でいてくれています。