電子書籍
カラクリ。
2015/08/31 16:57
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投稿者:くろねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
生命保険は「安心」を提供してくれるものと思っていたが、やはり商売の側面があるのは事実。儲けを出すためにいかに顧客へ営業するか、考えているのだなと思った。
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生保のカラクリを知ることも当然面白い。
が、本書はそれ以上に生命保険業界をターゲットとした著者の物語として楽しめる。
・規制業種
・大衆に知られていない仕組みが多い
・マーケットが広い
というだけでビジネスチャンスが凄くあるように思える。
著者はそういうことを当然わかってやっているはず。
ただ、穴をあけるのが大変そう。
と同時にやりがいがありそう。
将来はこういう構造をもった業界をみつけて、
チャレンジしていきたいなー。
他にも規制業種というと、
医療・教育・農業とかですかね?
僕は息子がいるのでやはり教育に興味があるのだが、
どうやって十分なサービスをしたうえで利益を出せばいいのかな。
保険はもともと「手数料」を多くとりすぎていたし。
うーむ。
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(2009/11/6読了)私は独身女なので生命保険にはそもそも加入してないけど、医療保険も無駄なのかもしれないとちょっと思った。ライフネット生命、がんばって伸びていって欲しい会社です。
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ライフネットの副社長が既存の生保の問題点、生保業界の未来の展望を論じた一冊。
ポイント
旧来の生保は
①高い付加保険料(人件費などの手数料)
②情報格差
をもとに経営を作ってきたが、インターネットによってそれが立ちいかなくなってきている。
ネットによる生保を作ることで生保業界の抱える問題点を解決したいというのが筆者の狙い。
これ一冊読むと生命保険への理解・イメージが深まる。
保険も資産運用の一種なので、これから自分で資産を管理する新社会人が読むべき一冊であると考える。
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岩瀬さんの著書。ライフネットを立ち上げた背景や、コストをそぎ落とした保険選びの意味が分かる本。
ネックは、対面型のコンサルタント料に幾ら払うんですかって事ですかね。
実際マジメに生保に入ることを考える前にもう一読しておきたい。
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● この分析によれば、典型的な定期保険(かけ捨て型の保険)について、全体の35〜62%までが保険金の支払いではなく、生命保険会社の経費や利益に充てられていることが分かる。
● 商品開発担当の若手が市場調査を通じて顧客ニーズを調査して、「保険料が安い単品の医療保険」の開発を役員会に提案したところ、「お前、それで外野(=外交員)に飯が食わせられると思っているのか!」と一蹴されたというのだ。
● 繰り返すが、保険会社が提供する保障に対しては、必ずその対価を払わなければならないというのが保険の原則である。保険に「無償のサービス」は存在しない。すべては自分が支払っているのである。
● 「高額療養費制度」という制度のおかげである。この制度によって、自己負担額には上限が設けられている。標準的な所得層の人であれば、ひと月当たりの自己負担の上限は10万円弱である。したがって、何百万円という医療費が仮にかかったとしても、原則としてひと月当たりは10万円前後でおさまる。
● どの金融商品もそうだが、「お得な商品」というものは存在しない。そこにあるのは、トレードオフである。手厚いサービスのために高いお金を払うか、費用を節約するために、サービスの範囲を限定するか、である。
● 結局、言えることは、医療保険が万能ではないし、すべての人に必ず必要なものでもない、ということである。公的な保障でカバーされる範囲を理解し、民間医療保険でいくらもらえて、そのためにいくら保険料を支払うのかを理解した上で、貯金で備えるか、保険で備えるか、を判断すべきだろう。
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ライフネットを立ち上げた岩瀬大輔の著
私も保険は公的保険で十分足りると思っているので、余計な保険には入らず貯金に励むようにしています。ただ、こどもが生まれたら生命保険には入るべきと思っていますので、、、、私はライフネットの生命保険に入る予定です。
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74年ぶりに誕生した独立系生保の副社長が語る生保業界。
保険について学べる良書。
ちなみに著者は大学在学中に司法試験の合格し、その後ハーバードビジネススクールで日本人4人目のBaker Scholar(上位5%)となったそうです。
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必要最小限でいいはずの保険加入だが、勧誘されるまま不必要なオプションをいくつもつけて、しかもその内容をよく把握していない人も多いはずだ。
今、メディアで大いに売り出している医療保険にしても高額療養費制度を知らずに加入してることも多々あるようだ。
保険に関しては適正価格というものがわかりにくく、実際、高いのか安いのかは素人にはわかりずらい。
少しでも疑問に思ったら、すぐにでも保険会社の人に聞いたほうが良いということだ。
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働く前に読んでおいてよかった。世の中は小賢しいやつが得をして、バカは損する。
前半の私助でも公助でもなく共助というくだりが素晴らしい。どんな職業でもこのように高い志を持って既得権益にあぐらをかいてるやつらを追い込むことで日本は甦るのではないか。
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200912/医療費で個人が負担するのは「1.治療費の自己負担部分(3割)」「2.差額ベッド代(病院の個室料金)」「3.大衆薬」「4.自由診療の費用」/「高額療養費制度」により、自己負担額には上限が設けられている(標準世帯で月10万円弱)/加入する保険は給付内容がシンプルで、自分が100%理解できるものにとどめること/特約はつけないで、シンプルな単品商品にのみ加入すること/死亡・医療・貯金の3つに分けて考える/加入は必要最小限を心がける/まずは中核の死亡保障を安い定期保険で確保する/医療保障はコスト・リターンを冷静に把握して好みに合ったものを選ぶ/貯蓄は金利が上がるまで、生保で長期の資金を塩漬けにしてしまうのは避ける/すでに入っていても「解約したら損」とは限らない/必ず複数の商品を比較して選ぶ/
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毎月、1万円以上の保険料を払うことの矛盾を感じていた俺は、この本を読んで、みょうに納得した。
保険は、貯蓄ではない、だから、満期で保険金を受け取るは、意味がない。
まずは、貯蓄代わりの保険は解約だ。
次に、医療保険、これも、健康保険で3割負担、また、「高額療養制度」のおかげで、びっくりするような医療費は、請求されない。
ってことは、掛け捨ての安いやつで十分ってわけだ。
死亡保険も、自分の歳をよく考えて、歳をとれば、おのずの必要な補償は、下がっていく。
これを機会に、来年は、自分の保険をぜひ見直したいな。
人生において、保険の大きな買い物であることを忘れずに、G(義理)、N(人情)、P(プレゼント)で決めるものではないことを重ねて言いたい!!
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保険のことなんてさっぱり分からなかったので、とてもためになった。
以下、メモ
保険は、保障の性質を持つものと、貯蓄の性質を持つものに分かれる。
保障は万が一に備えるもの。貯蓄は発生の確率が高い、将来の出費に備えるもの
保険商品は以下の三種類に分かれる。
死亡保障(遺族保障)
医療保障
生存保障(貯蓄)
死亡保障は、本人が死亡したときに保障が受けられる、生命保険の基本。
医療保障は、病気やケガをしたときのもの。ただし公的保障でもかなりのエリアがカバーされる。
生存保障は、将来の出費や、老後に備えるもの。貯蓄と考えれば、なにも保険でまかなう必要はない。現在の金利を考えると、長期間低利率で固定されてしまううえに、保険手数料が馬鹿にならないし、途中解約にペナルティがある。
医療保障にはそれほどメリットはなく、また金利の低い現時点で生存保障にメリットは少ない。
医療保障、死亡保障に生存保障(貯蓄性)を含めているものは要注意。
とすれば、現時点では掛け捨ての死亡保障がよさそう。
完全生命表:厚生省が発表する年代ごと死亡率の一覧
標準生命表:アクチュアリー(http://www.actuaries.jp/index.html)が作成するもの。保険会社が積み立てておく準備金の算出に使用される。
生命保険会社は、死亡リスクを高めに見積もっている。
保険料は、割引を行ってはならない決まり(保険業法第300条)。リスクに応じた保険料を払うことになるので、「病気にならなかったら15万円ボーナス」などという宣伝文句を信用してはいけない。
保険料には、保険会社の運営手数料(付加保険料)が含まれている。
たいていの保険会社は付加保険料を開示していない。
手数料がいくらか分からないのに、貯蓄性のある商品を買うのは抵抗がある。
生命保険会社の利益
死差益: 見込んでいた死亡リスクとの差分。これが多いと死亡リスクを高く見積もりすぎ
利差益: 見込んでいた資産運用利回りの差分。低金利の今では真っ赤。
費差益: 見込んでいたオペレーションコストの差分。
1/10~1/12
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生命保険業界の旧態依然とした高コスト体質を暴いた名著.「『日本の生保各社の用いている生保標準生命表の死亡率は実際よりも20%以上も高い』ところから生み出される莫大な死差益によって逆鞘が埋められている」,というくだりは圧巻.
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大人になれば最低限知らなければいけないこと。知って得すること。たくさん教わりました。生命保険をうまく使える大人になりたいです。