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一寸先は光
著者 谷口桂子 (著)
派遣切りにあい、彼氏に去られ、住むところも失ったミサキは、人生のどん詰まりで友人の喜久江に助けられ、彼女が営む遺品整理屋で働いている。ある日、40代で孤独死した女性の部屋...
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商品説明
派遣切りにあい、彼氏に去られ、住むところも失ったミサキは、人生のどん詰まりで友人の喜久江に助けられ、彼女が営む遺品整理屋で働いている。ある日、40代で孤独死した女性の部屋を整理しながら彼女の人生に思いをめぐらせる。夢を抱いて上京し、女一人で頑張ってきたのに、死んだら迷惑がられて、弔ってくれる人もいないなんて。ミサキは、彼女のために泣いてくれる人を探し始める。
著者紹介
谷口桂子 (著)
- 略歴
- 1961年三重県生まれ。東京外国語大学外国語学部イタリア語学科卒業。小説、エッセイ、人物ルポ、俳句を雑誌に発表。著書に「ケンカこでまり」など。
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これは明るい話なのか?暗い話なのか?
2017/05/11 21:57
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投稿者:Masetto - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネットの本屋で小説を物色している時に目につき 何か気になって読んだ。 すぐ読める小説だった。
主人公は瀬戸内海の辺から東京に出てきて 短大卒業後旅行会社に勤め、その後友人に作った旅行会社に
移ったものの数年後会社は倒産してしまい、前の会社の派遣社員となる。 10年近く付き合った男にふられた 一週間後に派遣を切られ、家賃の払えない状態になって高校時代の友人で離婚後遺品整理会社をはじめた人に拾われ見習いとなって働いている39歳の女性が 49歳で心筋梗塞でひとりマンションで死んでしまった後、誰も訪れず、実家も遺骨の受け入れを拒否しているという顧客(?)に出会い、仕事の範疇をちょっと越えて、誰か遺品をもらってくれる人、悲しんでくれる人がいるのではないかと探す話である。
その女性の話と 主人公の経歴と現在住んでいる周囲の人たちとの関わりが主なテーマ。 東池袋の昔ながらの商店街や路地裏につつましく暮らしている人達との生活は必ずしも 明るい将来性があるわけでもなく
何か発展性があるわけでもないのだけど それなりにこんな関係もいいかな。。。という気分と でも
ちょっと何かあったら明日のごはんにも困りそうで どうするの? これからひとりでずっと生きていくの? といった不安もあって 能天気に構えているわけにもいかないよね。。。といった現実的である意味不安な話だった。 まあまあおもしろく読めたけど。