紙の本
権力と悪用
2016/03/09 03:51
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカの英雄ジョン・F・ケネディと著者の心理学が結び付いた、独自の理論が展開される。人を動かすこつだけではなく、危うさも感じた。
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内藤 誼人 (著)
人に仕事をふればふるほど、なぜか人気が上がっていく。史上最速で世界最大の権力にたどりついた男が駆使した、「金と名声をつかむ極意」を大公開。あなたの人生観を根底から覆す変革の書。
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権力を手にしている人は、どのようなプロセスで成し遂げたのか、を
研究したくこの本を読みました。ちょっと体系的にはなっていないので
なんとも、すべてを満たすものではなかったのですが、ただ、
「なるほど」「そういうことも確かにあるな」という事例があり、
また、自分自身も、ここはとりいれた方がいいな、気をつけた方がいいな、と
言う点は多かったですね。
気になったフレーズを備忘録として書くと・・・
□人間の器というものは、「嫌いな人間とも、どれくらい付き合えるか」にかかっている
□自慢ばかりする人は嫌われるが、かといってあまりに卑下する人はそれ以上に嫌われる
□キレたら怖い人、くらいに見えるのがベスト。
殴られても我慢します、ではなく、「殴られたら殴り返すけど、
自分からが先に手を出さないよ」。
□大きな理想を掲げれば掲げるほど「あの人は、やっぱりすごいな」という評判が高まる。しかし、ビジョンを持っているだけでは不十分。それをどんどん人に語らないといけない。ビジョンコミュニケーションという。(ただし、このホラの中から実現していくものがないと、信憑性がなくなるとは思うが・・・)
□独立心がない人は、がんじがらめで動きが鈍い。他人に振り回されてばかりの人は、まわりからみても魅力を感じない
□いい人を演じている限り、権力は手に入らない。
□マメさ(声掛け、メール、電話の頻度、スピード)
※受け身、遅い、少ない
□自分から与える、相手にトクをさせる(仕事、時間、援助、情報、成功、褒める、おごる)
※ダメなのは、自己中心。自分の利益のみ。利己的。
□好かれる人の特徴は
①誠実な人、②正直な人、③理解のある人、④忠誠心のある人、⑤真実に溢れる人。
□自信(声を大きく、ゆったりとした態度、落ち着いた表情、得意な話題)
□明るさ、健康、強さ、爽やか、自信、余裕、正直さ、若さ、活力、挑戦し続ける、常に前向き、「なにか?」で開き直る、言いたいことをいう
□つきあう人を選別する、一年に一回は悪い人脈は切る。
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http://eliesbook.co.jp/review/%E3%80%8E%E6%A8%A9%E5%8A%9B%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%BF%E6%96%B9%E3%80%8F%E5%86%85%E8%97%A4%E8%AA%BC%E4%BA%BA%E3%83%BB%E8%91%97-vol2749
「人は文章にどれだけ説得されるか」を調べてみたところ、統計数字が入っている文章のほうが、はるかに説得力が高かった
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内藤誼人『権力のつかみ方 ~人の心を虜にするJFK式「心理操作の魔術」~』(大和書房)は、ケネディ大統領の言動を手本として支持されるリーダーになるための秘訣をまとめた書籍である。ケネディの言葉を紹介するが、ケネディの心理に踏み込むよりも、ケネディを導入部にして著者の哲学を全面に出している。ケネディは……と言っているが、危険なので……がいいという箇所もあるほどである(164頁)。
内容は「遠慮するな。厚かましくあれ」などの逆説的な見出しが並び、カバー裏には「あなたの人生観を根本から覆す『変革の書』」と紹介されている。しかし、内容は意外にも真っ当なものが多い。本書は権力をつかむためのハウツー本であり、望ましい権力者像を示すものではない。それ故に権力を悪用したい人物が本書を読んで権力者を目指すことにも使える。
それでも本書の背後にある著者の道徳観念は健全である。たとえば遅刻をする人間への否定的評価は複数箇所で登場する。普段は仏様のような顔をしているという著者であるが、約束の時間を守らない人には怖い顔を見せ、怒鳴りつける(70頁)また、口では綺麗事を語る人物でも遅刻癖があれば、その事実から、これっぽっちも価値がない人物と評価する(111頁)。
本書の提言には相互に抵触しかねない内容もある。たとえば福島第一原発事故で情報隠しが批判された東京電力を反面教師として悪い情報は早く伝えるべきとする(112頁)。ところが、他の箇所では上手な嘘が付けるように日頃から準備しておくことを推奨する(118頁)。
一方では「イヤな相手に、あえて好意的に接する」ことを勧める(35頁)。他方で「苦手な人はどうしたって苦手である。そういう人と付き合うのに過剰なエネルギーを費やす必要はない」と述べる(184頁)。リーダーになる道は一つではない。本書は一つの考えだけが唯一絶対というような幼稚な愚かさとは無縁である。
本書の「まわりからよく思われていない相手を切ると、それ以外の人からの評価を高めることにもつながる」(188頁)は私にも実感がある。しかも、切った相手は遅刻の常習者で、他人の迷惑を省みない人物であった。本書の価値観と合致する。その点もあって納得できる内容が多かった。(林田力)
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心理学者が書いた、ジョン・F・ケネディに学ぶ、人の心つかみあらゆる人に支持されるためのリーダー論。
副題の「人の心を虜にする心理操作の魔術」ってのに惹かれた。
ジョン・F・ケネディの名言やエピソードから、魅力的な人を分析したもの。
周りにいる、人の心をつかむ人を観察すると、なるほどなぁと思う。
特に下記。
・人の魅力は、どれだけ信頼されるかで決まる。(マメによく動き、小さな約束を守り、カネも手間も多く出せ)
・人の器は、嫌いな人とどれだけつきあえるかで決まる。
・人の格は、ビジョンの大きさで決まる。
・人の評価は、実力より見た目(明るく強く健康的)で決まる。大きく見せろ。
さらりと読めた。
タイトルや見出しが仰々しいが、よく読むと当たり前にことが書いている。
著者が言う「大きく見せろ!」を実践しているなぁ。
確かに、行動の分析だから、これでは権力はつかめないだろう。しかし、少しは信頼を得られるようになるかも。
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権力を制する者が人生を制する。
ジョン・F・ケネディ
ユーモアを交えた会話と、そのルックスで人々を魅了し続けた彼のカリスマ性を研究した一冊。
ケネディ流のリーダー術を学び、明日の大統領になりたい方は必読すべし。
ともあれ、人付き合いとリーダーシップを学びたい方には魅力的な内容。
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今年の抱負②:通勤読書の20冊目を読み終わりました。
もっと腹黒いこと書いてある本かと思ったのに、普通のビジネス啓発本(?)でした。わざわざ本にしなくても、雑誌の特集記事で済むんじゃないかとも思うんだけど、たしかにためになります。
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JFkことジョン・F・ケネディ大統領はなぜ、43歳と言う若さで世界最大、最高の権力者の座についたのか?本書は彼の駆使したという「金と名声をつかむ極意」を紹介したものです。やはり彼は偉大でした。
僕が初めてJFKのことを知ったのはテレビのドキュメンタリーで紹介されていた彼の暗殺の瞬間。次に彼の時代でアメリカで学生時代を謳歌していたノビー落合こと落合信彦氏の著作からでありました。本書はJFKがいかして43歳という若さでアメリカ合衆国大統領という世界でも最大・最強の権力の座についたのか?ということをケーススタディにして彼が権力をつかんでいったノウハウやセルフプロデュースの手法など、全50手を心理学者である筆者が分析・公開したものであります。
その例をいくつかここに挙げると、
「7割与えなければ人は満足しない」
「『恐怖』で煽ると何が起こるか」
「イヤなことを喜んでやらせる方法」
「やさしくするより厳しくしたほうが慕われる」
「暴言を吐いて、心の隙間に入り込む」
「面倒な交渉での勝ち方」……など。
さまざまな手練手管を用いていることに驚かされました。
特に自分の目を引いたのは「人の評価は「実力」より見た目で決まる」という箇所で、自分自身が人を「見た目」で判断していることにわれながら驚きつつ、『見た目だけで評価しないでくれ!』などというなんとも矛盾極まりないことをつい最近まで思っていたことに大いに恥じ入ってしまいました。やはりセルフプロデュースにも『見た目』の要素は重要なものなのだと。
後はあんまりそればっかりでもだめなのでしょうがある場面では『ワンマン』になる。ということも必要なんだということも彼の言動から学ぶことができました。自らの下した判断が、世界の行く末を左右するのだ、ということは想像もできないようなプレッシャーがあるのだと思います。その中で『よりベター』な決断を瞬時に下していく。その大切さをこの本から学んだような気がいたしました。
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内藤誼人さんの最新刊。ケネディ大統領を題材にしての、人間関係やリーダーシップの本。
率直に言うと、最初の方は心理学的に説得力があったんですが、後になればなるほどそういう意味で怪しい事例が多いように感じました。まぁでも、最初の方だけでも十分おもしろいし、有益でした。
それと、毎回のテーマに引かれているケネディの演説の言葉に、とてもいいものが多かったです。
著者の他の本も読みたくなった。
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「権力のつかみ方」というインパクトのあるタイトルだが、要は人生をうまく生きていくための、著者の考え方を心理学を基準にまとめたもの。
参考になる部分も多かった。
ケネディ大統領を例に出してはあるが、ややこじつけぎみ。
ケネディ大統領のことがしりたければ、ケネディ大統領の本を読んだほうがよい。
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*****
リーダーとなるための努力の切り口。
人は自分が知り得た情報の中で合理的に判断する。
見た目が9割、に通じる内容。
*****
小さな約束を必ず守る。
お金を積極的に出す。
要求は丁寧に堂々と提示する。
怒ったら怖いのだと思わせる。
ジョークで切り返せる技を持つ。
自信があるように見せる。
印象に残るフレーズを使う。
言いたいことを押さえていると魅力がなくなる。
目標に向かって挑戦している人は顔つきにでる。
*****
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ケネディ大統領をモデルにした人間関係スキルの指南書。ケネディ流の人付き合いの方法やリーダー術などのヒントを紹介している。
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企画としてはおもろいんですが、ケネディの発言にかこつけて著者の思うところを述べてる啓発本です。自慢話も出てくるし。
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タイトルはギョっとするけど、J.F.Kの人間性を用いての自己啓発本。
リーダー向け。読んだ中で1番好きな自己啓発本かも。