紙の本
読みやすいです
2017/04/07 18:29
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
初見の作家さんです。
文章はとても読みやすいですし、ほぼ最後まで犯人探しや謎解きの興味は維持して読めました。
正直、この落ちはちょっとどうなんだろうとは思うのですが。
当たり前のことですが、この作品は作者の作る世界というかキャラが好きになれるかどうかで大きく評価が分かれるところでしょうね。
感想なんですが、これ以上想うことがなくてもう何も書けません。(苦笑)
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☆あらすじ
気弱でマザコンでシスコンのおぼっちゃんミツヲは、お嬢様女子校の英語講師として半ば無理矢理就職することになった。
その学校で旧知の女性と偶然再会し、そういえば昔彼女と何かあったようなと思いだしかけるのだが……しかし、大きなトラウマを負っているらしく、具体的には思い出せない。
自分の記憶に自信が持てなくなってきたミツヲは、教員の妻たちの連続殺人事件に巻き込まれていく。
☆感想
深く考えないで、設定と叙述トリックの妙を楽しむのだ!(笑)
面白かったけど、腕貫探偵がちびっとしか出てこないのが寂しい。
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先ず、最初に出てきた女性が主人公かと思いきや、なんと殺される役。犯人かと思われた気弱な名門女子高の英語教師の青年(なんと前作登場の腕貫さんに好意を寄せるグルメ女子大生ユリエのお兄さん)がメインの登場人物となり話が進みます。
西澤作品頻出の櫃洗市が舞台で、なんと『必然という名の偶然』に出てきた富豪探偵の女性が、ユリエのお兄さんの生徒の叔母。
櫃洗市関連の今までの登場人物の人間相関図がだんだんと。。。
腕貫探偵の長編と思って喜んだのですが、今回腕貫さんの登場場面はかなり少なくちょっと残念。
腕貫さんの次回作に期待です。せっかく関連登場人物も増えたことですし。。。
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腕貫探偵シリーズ。
うーん。
面白かったけど、強引だったかなっていうのが感想。
前提や展開が強引で、なかなかついていきづらいっていうか、読んだあとも結局なんだったかよく分からないってゆー。
面白い、ってだけならいいけど、辻褄が合うとかしっくりくるとかは求めちゃダメな感じ。
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女子高で連続殺人が起こり、住吉ミツヲは血まみれの包丁を握って被害者のそばで倒れていた。自分が犯人なのか分からないまま逃げていると、犯人が捕まったというニュースが。それは意外な人物だった。
この作者は学園ものの方が面白い。理由は良く分からないが人が良く動いている気がする。そして記憶にまつわる話も。
ストーリーは良くも悪くもアクロバチィック。嫌いではないし、非常に面白く読む事が出来た。
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いかにもこの作者らしい仕掛け満載な作品。腕貫探偵で長編を作るとしたらこういう形しかなかったのだろうなと思う反面、違うテイストのシリーズでも作れたのではと少し惜しい気がした。殺人事件が何かありそうでなかった的な終わり方になってしまっている。それ自体が仕掛けとわかっていながらやはり何となく物足りない感じがした。次は短編集でいいかも。
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モラトリアム・シアター読了。期待してた方向性とは全然違ったんだけど、そこそこおもしろかった。でもこれもうミステリじゃなくて神のロジック~方面に行ってるな。腕貫探偵はそういうのじゃないと思ってた。あとあいかわらず主人公とヒロインの性格が常に同じ。もう名前違うだけだな……
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腕貫探偵のシリーズ番外編、という感じ。腕貫探偵、出番はあまり多くない、というより少ないのですが。まさかそんな役割を果たしていたとは!
この事件の真相については多くを語れません。うーむ、そういう物語だったのかあ。実はすごくシンプルだったかもしれないけれど。読んでいる最中はとっても複雑です。
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櫃洗市を舞台に、お馴染みの腕貫探偵や大富豪探偵、女子高校生探偵が加わった長編ミステリ。探偵役だけでなく、刑事やニュースキャスターなどの常連キャラも登場。
西澤作品だからうるさくいう方はいないと思うが、フェアなミステリではない。誰もが怪しいと思う仕掛けが露骨に提示されているが、展開が判らない。
謎解きよりも、その過程におけるキャラの会話が面白い。一見、ダメンズ主人公なのに実は、、、ではなく、今回の主人公は最後までダメンズだっのに、ハッピーエンドになっている。
シリーズ化しそうだね。
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腕貫探偵は
ほんのちょっとだけしか出てこないけれど、
相当なスパイスであった。
改めて思い返せば
裏でずーっと見てる感じで、
まさしく「produced by腕貫探偵」。
登場人物はみんな濃い人達で
殺されちゃう被害者も濃い人で
主人公のミツヲが一番ゆるゆる。
しかも、肝心のことを記憶してない記憶障害だなんて。
うむ、ある意味私みたい~
どうでもいいことは覚えてんだけどなぁ。
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■舞台は私立女子校。腕貫探偵が導く真相は――
学校関係者が連続死。新任講師・住吉ミツヲは混沌とする記憶を抱えたまま事件に巻き込まれていく。彼は同僚の妻を殺してしまったらしいのだが……。封じられた記憶の鍵を握るのは魔性の女性事務員なのか? 交錯する時間軸と人間関係に惑うミツヲを救うため、愛くるしい女子高生、ド派手な女大富豪、腕貫着用の公務員――三人の個性派探偵が集結。幻惑の舞台が開演する!
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ふと気が付くと、血まみれの包丁を持って倒れていた。
もちろん近くには、血まみれの死体。
これは、まさか自分が殺したのだろうか?
突如として、道のどこかに現れる腕貫をつけた公務員。
短編が主だった彼が、長編の推理を!? と思ったのに
最初の方にちらっとでて、最後に〆るだけ。
もう少し出番が多いのかと思いきや…その部分ではがっくり、でした。
登場人物、もしかして? のオンパレード。
腕貫さんをダーリンと呼ぶ彼女に、大富豪探偵に
刑事さんも見覚えのある名前。
リンクならではの楽しみが大量に。
しかしまさか、事件がポテトサラダで
メインがそこだとは。
ものすごく予想外のゴールでした。
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シリーズキャラ夢の共演。いつもの西澤節(いろんな意味で)が堪能できるので、文庫書き下ろしということもあってお得に楽しめた。
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腕抜探偵氏、出番少ないよなぁ、
と思っていたら、見事にしてやられた(笑)
タイトルがああだから、活躍しないわけが
ないと思っていたのだ。
最後の最後、タイトルの意味が見事に活きて、
にんまり。
終盤、殺人の容疑をかけられたミツオが
匿われたのは、インチキっぽいと思った。
だって、TVが1チャンネル、それも地元の局しか
見られない上に、外部との接触をさせなさすぎだもの。
でも、その目的は、私が思ったのとはまるで違ってた。
はめるためじゃなかったのね。
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冒頭で出ていたことがすっかり頭から抜け落ちていました。
なんであんな大事なことを…
してやられた