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植物のあっぱれな生き方 生を全うする驚異のしくみ
著者 田中修 (著)
十分に成長できる環境が整わない限りは、うかつに芽を出さない。暑さ寒さをタネの姿で何百年も耐える。いざ芽生えたら、全体に光が当たるように、群落の端は背が低く、真ん中は背が高...
植物のあっぱれな生き方 生を全うする驚異のしくみ
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植物のあっぱれな生き方 生を全うする驚異のしくみ (幻冬舎新書)
商品説明
十分に成長できる環境が整わない限りは、うかつに芽を出さない。暑さ寒さをタネの姿で何百年も耐える。いざ芽生えたら、全体に光が当たるように、群落の端は背が低く、真ん中は背が高くなる。よりよい花粉を運んでもらえるように、色や香りの魅力を磨いて熱心な婚活を展開。同じ株の花粉では受粉しない。子孫を残したら、自ら潔く散る――どんな逆境でも与えられた命を生ききるための、驚くべきメカニズム。植物たちのあっぱれな一生を楽しく解説。
著者紹介
田中修 (著)
- 略歴
- 1947年京都府生まれ。京都大学大学院博士課程修了。甲南大学理工学部教授。著書に「植物はすごい」「ふしぎの植物学」「花のふしぎ100」など。
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やさしい言い回しで書いてある
2019/04/25 04:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:朝4時 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とてもやさしい言葉を駆使して書いてある。
ただ、この本は徹底して「植物がこうしたいと強く願ったからこうなった」という言い回しに徹している為、私や他の生物好きな人達のように「いろんな変異が起こった中で適したものが生き残っている」という考え方でいきたい場合、それにいちいち変換するのが面倒だなと思った。
例)花は鳥や虫に対して目立ちたいから派手になった
派手な色の花が鳥や虫に対して目立つので生き残った(地味な花は淘汰された)
もやしは発芽したら光を求めて努力と気合いで上に上に伸びる
光の無い中で偶然上に上に伸びるものだけが生き残った
とはいえ、著者は学者のかたですしそんな事は承知でしょう。ただ、沢山の人に興味を持って貰いたいという考えで、さも植物に意思があるような、擬人化したような書き方で通しているんだろう。
しかし、生き物って何だろう、命って何だろう、万物の動きはどうなっているのだろう、というような生命に関する哲学や倫理めいたことをぐるぐる頭の中で考えたい場合には大きな違いになるなぁと思った。違い、というか障害。結論を導き出すのに障害となる。
創造博物館にあるような事を信じている人は、それが壁になるだろう。そんな感じ。