商品説明
「かわいくて怖い」大人気実話ホラーコミックエッセイ第2弾! 小さい頃にお化け団地で育ち、ずっと「視える」日々をおくる三巳華さん。その日常をかわいい絵(ときどき怖い!?)でつづったコミックエッセイ。怖いところもあるけれど、幽霊たちとの交流に心があたたまる、禍々しくも可笑しい実体験の数々をお楽しみください。
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紙の本
やはり怪談は面白い
2016/07/30 10:55
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊藤氏の実話コミックエッセイ第2弾です。
今回は、人形の祟りの連鎖やトンネルの怪異等の怪談の定番だけでなく、金沢・長崎・桜島・広島にも足を伸ばしたり、怪談仲間たちと百物語を体験したりと、盛りだくさんな全16話で、期待を裏切りません。 また広島訪問では「何も感じない」というのが興味深かったです。「たくさんの人々の祈りがすべてを白く浄化したのかもしれない」という伊藤氏の見立てです。原爆ドーム周辺は比較的明るいのでそう感じたのではないでしょうか。理不尽な死を遂げた戦争犠牲者が成仏するとは、私にはとても思えません。結局は、お化けは存在せず、それぞれの人間の感受性が創り出しているのでしょう。そうは言っても、やはり怪談は面白いです。
本書でも事故物件の話がありましたが、生前の父から聞いた話です。職場の近くに、住民に必ず災いが起きる一戸建ての社宅があったそうです。「そんなの迷信だ」と同僚が家族で住んだところ、奥さんが交通事故にあったり、自分は心臓発作で倒れたりしたため、程なく引っ越したとのこと。偶然で笑い飛ばすような事態ではなく、その後、その社宅は閉鎖されました。父は「水が悪かったのだろう」と言っていましたが、それは何を意味していたのでしょうか。もっと、ちゃんと聞いておけば良かったと後悔しています。世の中、不思議なことはあるものです。