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電子書籍
夢・アフォリズム・詩
著者 F.カフカ (著) , 吉田仙太郎 (編訳)
カフカが生涯書き続けた日記、手紙、ノートの中から、夢のメモ、箴言、詩を精選。人間カフカの凝縮された言葉の数々が、鋭利な刃物のように読者の日常を脅かす。小説ではない、もう一...
夢・アフォリズム・詩
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夢・アフォリズム・詩 (平凡社ライブラリー)
商品説明
カフカが生涯書き続けた日記、手紙、ノートの中から、夢のメモ、箴言、詩を精選。人間カフカの凝縮された言葉の数々が、鋭利な刃物のように読者の日常を脅かす。小説ではない、もう一つのカフカを一冊に。
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著者紹介
F.カフカ (著)
- 略歴
- 〈カフカ〉1883-1924。チェコ生まれのドイツ語作家。実存主義の先駆とされる作風が、第二次大戦後の文学に決定的な影響を与えた。主な作品に「変身」「城」「審判」など。
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紙の本
カフカの精神の断片集
2002/07/30 07:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:影山 師史 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は、カフカの短編が非常に好きだ。それは深く考えずに読んでも、どこか神秘的な空間に引き込まれるような気がして面白いし、寓話であると考えても、その言葉の中から様々な深い意味と示唆を汲み出すことができて面白い。審判や城なども全体として面白くはあるが上記のようなことを気軽に楽しむことができないと言う点ではいまいちであるような気がする。
さて、本書では、上述したような短編に容易に転化できるようなカフカの手紙や日記やノートなどの断片が集められているのである。それは時に自分の見た夢を書いてみたり、格言風のことを書いてみたりと非常に多彩であり、あたかもカフカの精神の断片集であるかの様である。そして、それ故にか、読んでいる内にカフカという人間をより身近な人間として感じることができ、本書を読み終わった後、再度『カフカ短編集』を読んでみると、今までよりも、その内容が理解ができるようになったと思う。