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大平正芳 「戦後保守」とは何か
著者 福永文夫 (著)
戦後、「保守本流」の道を歩み、外相・蔵相などを歴任、一九七八年に首相の座に就いた大平正芳。その風貌から「おとうちゃん」「鈍牛」と綽名された大平は、政界屈指の知性派であり、...
大平正芳 「戦後保守」とは何か
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大平正芳 「戦後保守」とは何か (中公新書)
商品説明
戦後、「保守本流」の道を歩み、外相・蔵相などを歴任、一九七八年に首相の座に就いた大平正芳。その風貌から「おとうちゃん」「鈍牛」と綽名された大平は、政界屈指の知性派であり、初めて「戦後の総決算」を唱えるなど、二一世紀を見据えた構想を数多く発表した。本書は、派閥全盛の時代、自由主義を強く標榜し、田中角栄、福田赳夫、三木武夫らと切磋琢磨した彼の軌跡を辿り、戦後の保守政治の価値を問うものである。
目次
- 序章 「戦後の総決算」の主張
- 第1章 青少年期-人間と思想の形成
- 第2章 「保守本流」の形成-宏池会の結成
- 第3章 宰相への道-「三角大福」派閥抗争の時代
- 第4章 大平政権の軌跡
- 終章 「含羞」の保守政治家
著者紹介
福永文夫 (著)
- 略歴
- 1953年兵庫県生まれ。神戸大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。独協大学教授。専攻は日本政治外交史・政治学。著書に「占領下中道政権の形成と崩壊」「戦後日本の再生」など。
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紙の本
戦後保守本流の良質なリベラル
2020/06/21 13:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
選挙戦の最中に急逝したこと位しか印象がなく、正直なところ、存在感を感じる政治家ではなかった。ところがその政治姿勢には、確固とした哲学が存在したことが理解できた。「楕円の哲学」や「永遠の今」といった空間的・時間的なバランス感覚には、学ぶべき点が多い。戦後保守本流の中に育まれた良質なリベラルを体現する政治家だと思う。