電子書籍
碧空(凜一シリーズ)
著者 長野まゆみ
高等部に上がって新聞部で写真を撮り始めた凜一は、遠く京都の大学へ入学しフットボール部で活躍を続ける氷川を思いながら、ひとり過ごしていた。そんなある日、有沢という謎めいた上...
碧空(凜一シリーズ)
碧空 (集英社文庫)
商品説明
高等部に上がって新聞部で写真を撮り始めた凜一は、遠く京都の大学へ入学しフットボール部で活躍を続ける氷川を思いながら、ひとり過ごしていた。そんなある日、有沢という謎めいた上級生が現れ、凜一を写真のモデルにしたいと誘うのだった。有沢に魅かれ、孤独な心を乱す凜一。はなればなれになりながらもお互いを求める少年たちの思いの行方は……。好評シリーズ第2弾。
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シリーズ2作目
2020/08/16 09:04
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつものように硬質な文章で硝子ような人物が描かれている作品。
花や自然の表現綺麗で心象風景も表しているようで好きです。
有沢の登場で凛一の心の水面が乱れていく様が乱反射みたいでまぶしい。
凛一の心の有り様が浮き彫りにされるけれど、寄り添えるかというと若干微妙。
有沢の表現は嫌いではないが、有沢の有り様(屈折具合)はあまりわたし的にはしっくり来ない
ちょっと立ち位置を決めかねている雰囲気がもどかしい感じにさせられるけど
氷川は凛一を拒否はしないところに有沢より屈折している気がする。
そして、それが表面上出てこないところ、多分そこが凛一の執着点なのかもしれないと思う。
とはいえ、凛一くんの一族たちの有り様(性癖)があんななのは
遺伝子か環境のなせる業かと思ってしまいますよ。
それぞれ良いキャラなんですけど、あまりに多過ぎ
長野ワールドらしいし。
後、省子さんの物言いはとても好きで、私の好きなキャラです。
3.5採点なんですが、切り上げて☆4ということで