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電子書籍
動物の値段 満員御礼
著者 著者:白輪 剛史
動物園・水族館のどんな動物にも値段がある!大反響を起こした『動物の値段』再び。ゴマフアザラシ80万円、レッサーパンダ350万円、ホッキョクグマ6000万円!! 動物商から...
動物の値段 満員御礼
動物の値段 満員御礼 (角川文庫)
商品説明
動物園・水族館のどんな動物にも値段がある!大反響を起こした『動物の値段』再び。ゴマフアザラシ80万円、レッサーパンダ350万円、ホッキョクグマ6000万円!! 動物商から見た驚きの世界が現れる。
※本書は、二〇一〇年二月、ロコモーションパブリッシングより刊行された『動物の値段と売買の謎』を改題し、角川文庫化したものが底本です。
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紙の本
動物売買は価格だけでない
2023/09/09 12:13
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
動物は保護が必要であるものもあり、自由な売買をするわけにはいかない。商材としての動物という観点では、ワシントン条約に気を配る必要があるようだ。それだけでなく、人畜共通感染症なども考慮しなくてはならない。サルなどはエボラ出血熱の危険もあるため、簡単に輸入というわけにはいかないだろう。そもそも希少動物は個人で飼うのではなく、研究や動物園などが求めるべきものだと思う。
ショウカラゴのところにかいてあるが、2005年にペット用サルの輸入禁止となったようだ。動物商からすると残念かもしれないが、日本国内の安全を考えると、ペット目的では輸入するべきでないだろう。何か問題が起こってからでは遅い。
狂犬病はイヌだけでなく、哺乳類と鳥類が感染する病だそうで、フェネックというキツネも感染のリスクはある。さらにワクチンもイヌ用であるとすると効果があるか不明瞭であり、検疫として長期間飼育しないといけないとのこと。商売にならないようだが、やはり安全を第一に考えるべきである。それは新型コロナウイルス騒動を考えれば明らかであろう。検疫の費用も含めると120万円という価格だそうだが、そういうものならその価格でも特別驚くようなものには感じないのだが、現実的でないそうだ。
ラクダはオランダからは輸入が可能だそうで、350万円というのが目安だそうだ。口蹄疫という家畜伝染病に注意が必要だそうだ。
印象に残ったのはアメリカモモンガである。人畜感染症のレプトスピラ症に直面した体験談があるが、こういったことが実際にあるのだと感じた。現在は輸入がストップしているが、国内の繁殖個体は5万円以上というのを目安に入手可能だそうだ。
子供のピューマは70万円から120万円が相場だそうだが、猛獣のキャンセルが多いらしく先払いだそうだ。そもそも、猛獣を個人で飼おうというのがよくわからないが、そんな需要があるのか。最近は体色が無地だからか動物園では低人気だそうだ。一方チーターは600万円と付けられているが、個人で飼うのは不可能に思うのだが。動物園ではチーターはそれなりに人気が出るだろう。