紙の本
何故ならそれはあなたの人生だから
2010/05/13 08:48
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
公務員試験が過熱しているらしい。
説明会の会場には予想以上の希望者が殺到して急遽会場を変更した自治体もあったという。
就職氷河期といわれる時代にあって、若者たちが公務員を希望するのは、国や地方のために働きたいと願うのではなく、将来への安全志向だろう。単に安定や安全のために公務員になろうとするのであればやめるべきだ。
自治体といって潰れない保障はどこにもない。今や国だってどうなるかわからない時代なのだ。それよりは、会社や組織に依存しない自分作りをめざすのが先決だろう。
そのためにも自身のライフスタイルを確立しておく必要があるし、その要所要所で「他人」ではなく自らが決断をしていかなければならない場面に出くわすことがある。
レバレッジシリーズで人気を博した本田直之氏のこの本には、そんな「決断」を仕組み化するための、55のルールが書かれている。
書かれていることをどのように実践していくか、本田氏が本当に言おうとしていることはどういうことかをしっかり読み解く必要がある。なぜなら、これからはそのことが強く求められる時代になるだろうから。
就職時期を迎え、世の中全体が不安定なことは確かに不運だといえる。
しかし、考えようによっては好調な時代では体験できなかった自分さがしを今経験しているのかもしれない。あるいは、そういう時代に揺さぶられない自治体のありかたを作り出せれば、立派な公務員にだってなれるだろう。
こういう時代だからこそ、一人ひとりが自分の「決断」で生きていかなければならないのだ。
本書の最後で本田氏はこう書いている。「あなたの人生を運転するのは、あなたしかいないのですから」と。
◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。
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流されないでちゃんと意思決定しようよ、っていう本。
・やらないという選択肢を常に考える
・利害がからむアドバイスは情報にならない
・判定条件を明確にする
・「プロコン(メリットデメリットのあれ)」で考える
・リスクは全部明確にする
・大きな決断ができるのはリカバリー力があってこそ
・大切なのはリカバリーできる力
こんな感じ。
「判定条件を明確にする」っていうのは、色んなことに言えるなーって思った。よく「AとB、どっちにしよっかな〜」って悩むことがあるけど、価格とか品質とか産地とか...判定基準が決まってなかったりするから。
本田さんの本は、いつも「まとめ」があって、後からでも読み返しやすい。
さて、今夜はAとB、どっちのお店にいこうかな。
コンビニね。
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タイトルの通り、意思決定について書かれた本。
意思決定というと、ビジネスの世界に限定した本が多いが、本書はもっと基本的な日常生活における物事の決め方や考え方について言及している。
本書を読みながら、はっとさせられたのは「自ら意思決定をしないとは、誰かに意思決定をしてもらっているということだ。」という記述だ。
自分ではない誰かの考えや意思によって、自分の生活や人生が決まってしまうのは悔しくてならない。自分で意思決定する習慣を身に付けなくてはいけない、と強く思った。
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耳が痛い…。
非選択という選択を繰り返し続けた私にはグサグサ刺さる言葉達。
でもそれがあって、今があって、今が嫌なら考えないと。
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意思決定力が鍛えられていない私は、どれだけのチャンスを見送ってきたのだろうと振り返る。
頭の中に眠っているインナーマッスルをきちんとトレーニングすることによって、忘れかけていた貴重なスキルを取り戻すことができるのだそうだ。
すぐに何かに頼ってしまおうとする弱い意志を捨て、自分自身の目的感を大切にしなければいけない。
現代に氾濫している多くの偏った情報を見抜く力を養い自分の軸がぶれないよう判断しなければと感じた。
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ここ数年、自分でも「決めない自分」を認識していて、そのことに対しての危機感が募っていたため読んでみた。
「自分で決定」しないと「責任」も負えない。
これからは「意思決定」をし、「失敗した原因を全て自分に求める」ようにする必要がある。
そのためには、本書に書かれてある「紙への書き出し」や「シュミレーション」「「プロコン」を実践してみよう。
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カーナビに頼って自分で運転する技術を忘れているような状態、とはあとがきに書いてあった言葉。たしかにその通りで意思決定をしないでも日常を過ごすことはできてしまう。その状態に陥るのが怖い、と改めて認識させられた本。そして日常的にやっている、意思決定の手順が分かりやすく書かれている。いつもなんとなくこの手順を踏んでいたな、というのをちゃんと見つめなおし自分の中で定式化するのに使いたいと思った。[2009/11/23」
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読みやすい。よく整理されている。
言っていることは正しいし、気分が変わる。
でも1500円は高いなぁ。
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題名どおりの内容です。
日頃、このような思考で生きているひとにとっては、
当たり前中の当たり前な内容なので発見はないだろうし、
そうじゃない人にとっては、これを読んでも変われないだろうし。
ってビジネス書ってそういうもんか、それ言っちゃおしまいかw
意思決定フローや、プロコンなどの思考フォーマットは、
試してみる価値はあると思いますよ。
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元気で前向きなお兄さんの話を聞くような本です。筆者は20代後半で会社を辞めてアメリカに留学し、その後ビジネスを起こし・・・との経歴を持ち、自ら人生の進路を決断してきた、という自信がある。決められたレールの上を走っているだけでは決断力が鈍り、ゆでガエルになりますよ、と読者に迫ってくるわけだ。
ためになることは色々と書いてあるが、ある意味当たり前のことばかり。ビジネスの一線で経験を積んだ人であれば、流石にモノを決める時はよく考えるし、反省もしながら経験値を高めようとする。それぞれ普通にやっているスキルでは、という気がする。
結局、この本は「意思決定論」というよりもセルフ・ディシジョンについて書かれた本なのだと理解できた。自分のことを決める上でのポイントは自らの納得感にあるから、インプットを怠らず、内部要因思考で、つまりは自分の責任で・・・ということになる。
本格的に意思決定論を展開するのであれば、個人だけでなく組織や集団における意思決定についても論じてほしいところだけど、その辺は無いものねだりということで。
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個人おのおので、意志決定をする時代となっている。
確実な判断を行うプロセスを分かりやすく、図解付きで説明してある。
自分で何も決めない事はかなりのリスク。
■自分の判断を信じる!理論
→大前提となる。その為には、準備と根拠が必要!
判断材料をインプットし、徹底的なシュミレーションをおこなう。
■人生の目的を設定し、その為の意志決定を行う。
■
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(K) 近年様々な機器やサービスが高度化と共に人間が考えて意志決定しなくても結果が出せるような環境が整い、意志決定する力が弱くなってきていると筆者は指摘している。確かに、マクドナルドではセットメニュー、インターネットショッピングでは番付やお奨め品など、意志決定のための材料が既に揃えてあるケースが増えてきている。このような環境変化により、自ら意志決定できる価値は高まってきている。
本書では、どうすれば意志決定が出来るのかということを書いているのだが、書かれていること自体には新鮮さは余りない。筆者の語り口の心地よさから、気持ちよく読むことができるのだが、内容は浅い。悪く言えば寄せ集めとも言える。
意志決定というものを難しく捉えて学びたいという人には内容が軽すぎてお勧めできないが、気軽につまんでみようと思っている人には、幕の内弁当のごとくお奨めできる内容である。
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生きていく上では、様々な場面で自分自身の意思で「決定」を迫られる。それは仕事でもそうだしプライベートでもそう。そんな意志決定について、大切さを解きながらじゃあ具体的にどんな風にすればいいのか?というのを紹介している。
正直内容としては真新しいことは書いている感は感じられなかったが、逆に意思決定とはそういった基本を遵守することが一番大切なのかなぁとか思ったりしながら読んだ。
ただ、意思決定までのプロセスと、意思決定力を高めるための日々の心構えなどについては、フローとステップで説明されていてわかりやすかったり、なんか使えるかなぁ感を醸し出していた。
ただ後半はダレてて正直読むのが億劫になった。
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自分の人生を 自分でコントロールしていますか?
意思決定をするために
日頃から 情報を集めておく
情報不足の時は 判断しないという選択肢も必要
しかし チャンスは1度きりということもある
今やらないことであっても 将来やりたいなとおもえることは
日頃から情報を集めておくことがためになる
トラブル 失敗は 経験をつむ練習
シュミレーションを行うことで経験値を上げておく
実際の体験は大幅に経験値をあげるチャンスである。
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だいぶ前に購入して読んだ本
当時は意思決定力に課題意識を持っていたのだろうか。
メモ
・強制力を活用する
・インでペンデント思考であるかどうか
・自分の意思決定を信じる力が大前提。
・目的感がないので意思決定してはならない
・人に投資し、情報交換癖をつける
・見込み6割で行動し、4割は行動でカバーする