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ウイルスファクトリー SE神谷翔のサイバー事件簿 番外編
著者 七瀬晶
海外で猛威をふるっている新型インフルエンザウイルスが、日本にも上陸したという。枯渇している特効薬の増産のため、国内でも最新の設備を搭載した東都製薬の工場が指定され、二十四...
ウイルスファクトリー SE神谷翔のサイバー事件簿 番外編
商品説明
海外で猛威をふるっている新型インフルエンザウイルスが、日本にも上陸したという。
枯渇している特効薬の増産のため、国内でも最新の設備を搭載した東都製薬の工場が指定され、二十四時間の増産体制に入った。
そんな折、エールシステム社で、のほほんと仕事しているSE神谷翔のところに、公安のミサキと名乗る女性から、奇妙な依頼が舞い込む。
東都製薬の工場が、コンピュータウイルスに感染したとの情報があるため、マスコミ沙汰になる前に、至急、工場に赴いて調査・駆除してほしいという。
工場のシステムのことは分からないと言う翔に、ミサキは「全て遠隔で指示を出す」という。
翔に名乗るようにと渡された名刺には、なぜか、翔の尊敬していたスーパーハッカー、黒川龍の名が。
黒川龍は、「光の道」なる怪しい宗教法人に関わって失踪したきり、表舞台に姿を現していない。
誰がどんな目的でウイルスを送り込んだのか? 無線で話しかけてきた黒川は本物なのか?
任務が完了した暁には、翔の高校時代に失踪したガールフレンドの黒川美咲にも会えるという。
翔はいよいよ美咲と再会できるのか?
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番外編で完結?シリーズ完走して良かった◎
2015/03/20 10:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さるきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごく面白かった。いい終わり方してます。作者さん、腕あげましたね。
番外編としては短すぎず、長さも丁度良かった。
ネタバレしたくないのでささっと感想を残すと…
前半の感想:翔、相変わらずチョロいな(笑)またホイホイついて行って!
中盤の感想:案の定展開。黒川になりすます翔が微笑ましい。そしてまさかのあの人が登場。
後半の感想:えっ…どういうこと…?えっこの展開いいんですか…?からの、トゥルーエンド。
シリーズになってる小説を追いかけて読むことってあまりないんですが、
これは3部作全部追いかけた甲斐がありました。
作中のディズニーランド内某アトラクションでの演出も良かったし、
翔が美咲のことを××××(伏せます)という愛称で呼んでいるということも
ああ、なるほどねと切なさでいっぱいです。
今回は理沙との絡みはそこまで多くなかったですが、
2人の間に信頼関係が出来ていることがわかる場面があるので脳内補完したいと思います。
理沙かわいいよ理沙。
ああ、これで本当に完結ですね。
またどこかで彼らに会えることを期待しています。
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いい番外編
2015/12/22 12:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tan - この投稿者のレビュー一覧を見る
SE神谷翔のサイバー事件簿の番外編。というか完結編。
がんばれば続き出来そうなんだけど、続いて欲しいんだけど・・。
前三部で引っ張ってきたものがすっきりできた。
お値段以上の価値ある一冊です。
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一気に読めた
2015/03/21 03:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すな - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前、サイバー事件簿シリーズの最初の作品を読み、同じ業界に棲んでいる自分(現役のSEではありませんが)にはかなり面白く感じました。
今回の番外編は、うまく時事問題を取り入れ、現実味のあるストーリーと主人公の想いがミックスされ、ドキドキしながら最後まで一気に読むことが出来ました。
最近睡眠不足で、読みたい本はたくさんあるのに、本を開くと眠たくなる症候群で困っていたのですが、この作品はそんな心配は不要でした。
以下は小ネタです。
1. ネット経由の遠隔体験
当作品内で、ネットを経由した遠隔地にいる人間への指示及びその疑似体験のシーンが出てきますが、私もネットが一般的になってきた20年ほど前に、似たアイデアを思い付いていたので、何か懐かしい気持ちになりました。
その名も「バーチャル海外ショッピング」。さすがにHMDまでは考え付きませんでしたが、海外にいる現地要員に小型カメラを装着してもらい、自室のPC画面でリアルタイムに見ながら、音声によって「あの店に行け」だの「その商品を手に取れ」だのと指示して、実際に買い物をしてもらい、その後購入品を送付して貰うというものです。
2.ブレインストーム
黒川の投身自殺(?)を、ネットを通して神谷が体験するシーンがありますが、映画「ブレインストーム」を思い出しました。
この映画の基本ネタは、人間の体験を記録できる装置が開発され、他人の体験記録を装置で再生することで、その人間と同様の体験をしたことになる、というもので、例えば軍事訓練の記録を再生することで、兵士を育てることが出来る、のような話が出て来ます。
そして、その装置で記録実験中に、とある人物が偶然心臓発作で死亡するシーンが出て来ます。さて、その記録を別の人間が再生したらどうなるか?物語は佳境に入っていきます。
そんな映画を思い出したのです。
3.秤量の読み方
仕事で「自動秤量システム」に関わったことがありますが、ずっと「ヒョウリョウ」と読むのが正しいと思い込んでいたのですが、まさか「ショウリョウ」が正式な読み方とは、この本を読むまで知りませんでした。
漢字の読みのブレには興味があって、「御用達」を例にとってみても、間違った読み方をしている人が多いのですが、それがデファクトスタンダードになり、やがて正式な読みとなって行く、みたいな事が現実なわけですが、個人的にはかなり違和感を覚えます。
そういう変なコダワリにスイッチを入れてもらった作品でした。
以上、奇天烈な読書感想ですが、かなり気に入った作品であることはたしかです。これからも、素晴らしい小説を我々に提供ください。期待しています。
乱文にて失礼します。
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虚実ウイルスの話
2022/06/05 19:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
生物学的な伝染病ウイルスとコンピューターウイルスを絡めた話である。この二種類のウイルスを同時に扱うというのは、割と誰でも思いつくアイデアではあるが、本作は手際よく描き出している。HMDを介したVRのシーンも有り、一通り面白そうな要素を取り上げているなという感じである。コロナ禍の現在伝染病ウイルスの方ももっと力を入れて描けばより良かったなと思った。
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2つのウィルス
2016/09/15 08:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はなはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
新型インフルエンザウイルスとコンピュータウィルスの2つのウィルスが登場する話です。恋愛などの話も混ざりこみ、面白いです。