読割 50
電子書籍
狗神さまは愛妻家
男でありながら神嫁の証を持って生まれた幸之助。“神嫁”の実態が生贄なのだと知り、ならばいっそう喰うには惜しいと思われる立派な嫁になろうと、花嫁修業に励んできた。遂に迎えた...
狗神さまは愛妻家
狗神さまは愛妻家 (幻冬舎ルチル文庫)
商品説明
男でありながら神嫁の証を持って生まれた幸之助。“神嫁”の実態が生贄なのだと知り、ならばいっそう喰うには惜しいと思われる立派な嫁になろうと、花嫁修業に励んできた。遂に迎えた嫁入りの日、真っ白でもふもふな耳と尻尾の狗神・月影は、幸之助を見るなり「可愛い!」と顔を輝かせ喜ぶ。そんな月影のために、嫁として頑張る幸之助だったが!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
ケモ耳ながら以外に本格的
2017/03/31 01:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代背景が明治維新の頃で、人々の信仰心が薄らいで物質文明に向かって行く時代のお話です。
貧しい村を守る狗神の一族と、信心する村人の関係が変わりつつあるなか、狗神の花嫁として村人に育てられた幸之助。
健気に夫の狗神月影に尽くしますが、月影は狗神の一族の中では異形で弱い存在でした。
子を思う月影の父は、幸之助を生け贄として喰らえと迫るが月影は拒み…というお話です。
月影と幸之助の想いにもジンときますが、父の想いに感動しました。
父の思い、月影の思い、幸之助の思い、それぞれが丁寧に描かれていて読み応えがありました。
とても面白かったです。