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不恰好な朝の馬
著者 井上荒野
夫の恋をもう許さないことに決めた妻。その夫と恋人の奇妙な旅。教え子との関係に溺れる教師。その教師の妻のあたらしい習慣。決して帰ってこない男を待つ女。その女が忘れられない別...
不恰好な朝の馬
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不恰好な朝の馬 (講談社文庫)
商品説明
夫の恋をもう許さないことに決めた妻。その夫と恋人の奇妙な旅。教え子との関係に溺れる教師。その教師の妻のあたらしい習慣。決して帰ってこない男を待つ女。その女が忘れられない別の男――ありふれた団地を舞台に、交わり、裏切り合う恋と運命。日常が孕む不穏な空気を、巧みに掬いあげた連作小説集。
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荒野さん流、愛のカタチ
2018/02/11 10:21
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
荒野さん流「愛」のかたちを描いた連作短編集。一軒の喫茶店を中心に、関わりなく集う人々の物語。人と人は薄く繋がっていて、少なからずとも影響しあっていることが分かる。その認識はなくとも。早熟な中学生と教師の恋愛、中学生が大人すぎてちょっと痛々しい。けれど後半その教師と縁を切ったあとの彼女の笑い声が響く店内の様子に、彼女本来の天真爛漫さが写し出されているようで安心する。喫茶店の女主人が幸せを掴めたのが個人的には一番嬉しかった。彼女の相手にチャラくとも純真さを持ち合わせている男性を選んだ荒野さんのセンス、いいね。