電子書籍
アイデアを生むコツ
2018/09/01 19:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書で特に参考になった点
・個性的なインプットなくして個性的なアウトプットはない。
・人に聞けばすぐ問題は解決する。
・「そういうものだから」と簡単に納得しない。
アイデアを生むコツの何たるかがわかるヒントが散りばめられた一冊。
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アウトプットすることばかり考えるのではなく、まず自分だけの「面白い」を一つでも多くインプットする。それが個性を形作り、その人ならではの発想の源となる
引いた視点で見ることで、不快な出来事を「おもしろい」に変換する
人生はクローズアップで見ると悲劇だが、ロングショットで見ると喜劇である(チャールズ・チャップリン)
不便や不都合を考えることがアイデアを生む
フリ・ウケ・フォロー
「今日の天気は?」「晴れよ」の2つではダメ。大事なのは、晴れよと言った後のリアクション
笑いやドラマだけでなく、全てのコミュニケーションは1、2、3という3つの構造からなっているのではないか
フリ=情報やサービスの提供
ウケ=情報やサービスを受けた人のリアクション
フォロー=そのリアクションへの対応
疑問とは持つ、抱く、わくものではなく、「見つける」あるいは「作る」もの
トイレの水洗用センサーがなかなか反応しなかった→手のひらの質によってセンサーの反応の仕方は変わるのだろうか?
囲いで覆われていたビルがいつの間に解体されていた→囲いの中でビルはどうやって壊しているのだろうか
夕食に食べたししとうが辛かった→他のししとうは辛くないのに、どうして一つだけ辛いものがあるのだろうか
差異から疑問を作る
同じジャンルのものであるAとB。その2つを比べて、その違いを見つけ、そこに疑問を見出す
ボルヴィックの飲み口の口径
疑問は細部に宿る
ex. 288メートルごとに加算するタクシー、なんで?
他人の「おもしろい」を借りる
ターゲットがなんに感情を動かされなかったか、つまり「おもしろい」と思わなかったかを「よく見る」ことも参考になる
感情移入することで、その人の目線を獲得できる
なくすことで意識を向けさせる
ex. センターラインをなくして交通事故が減った
テレビ番組の作り方
α(テーマや情報)×β(伝え方)≧C(合格ライン)
いかにして情報を伝えるかの部分の抽出
アメトーーク グルーピング×対比(同じジャンルだからこその対比)×共鳴
深イイ話 深イイという言葉の発見
本当は怖い、家庭の医学 ホラーのプロット利用
ザベストハウス123 1位を待ってしまうという人間の習性を利用
クイズ番組 情報のためのフック
世界の果てまでイッテQ、ワンステップ 他者というフィルターでリアル感が増す 子供、若者←作り手の思惑が透けない
日本列島ダーツの旅 視聴者のハードルを下げる
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自分の感情、興味、違和感、欲求などの動きを意識する。
その変化をもたらした「おもしろさ」を見る。
周辺に注意を広げる。
フリ=提供。ウケ=リアクション。フォロー=対応。
他人の価値観を借りる。
おもしろさは溢れていることを信じ、意識する意志の大切さを感じた。
10-40
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読みやすいので一気に読了できる。
他人のアイディアの盗み方について具体的な方法が書いてあるが、また読み返したいと思ったのは第四章「テレビの発想を盗む技術」。なるほど、企画屋はこういう視点でテレビを見るのか。参考になる。
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テレビ業界の著者がアイデアの引き出し方を書いている。
「アメトークはグルーピング」というのはなかなか参考になった。軸をずらすことで同じ素材でも競合から抜け出せる。
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「おもしろい」というのがキーワードになっているけれども、私としては何でもかんでも「おもしろい」ということばで括ってしまうのは受け入れがたい。「興味深い」というキーワードなら受け入れられるのだが。
視点を変えて物事を俯瞰することで、新たな発見があるというのは使い古された言い回しではあるが、テレビ業界を例に出しながら具体例を挙げてもらうことは分かりやすくて良いと思う。
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観光に行ったときは、自分だけの土産話を持って帰る。
自分だけの面白い話を探す。
自分にとっての面白いを検知する。
みのもんたがよくやる、要所要所のキーワードを隠しておいて、めくって見せる方法は、聞き手が興味がわく。
会議で他人のアイディア、視点を盗む。
アメトークのようなグルーピングをする。
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これ読んだらテレビ番組もまだまだ捨てたもんじゃないと思えてくる。その一方で「2011年新聞・テレビ消滅」なんて本もあるわけで。
やはりアメトーークはほめられていた。あれはいいね。視聴者を固定せず、あるジャンルはそれに関わってる人が見て、別のジャンルはそれに関わってる人が見て、そうしてるうちに毎回見だす人も出てくる。雨上がりの起用もグッジョブ
新しいものを産む発想じゃなくて無くす発想はすごい。名古屋市のとある道路で、中央分離帯の線をなくすことで事故が半減したとか。メカニズムとしては線があって油断してたのが、線を無くしたら運転者側が注意して運転するようになったってね。
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「日常を面白がり、その理由を分析することがアイデアを生むトレーニングになります。で、いつかその要素を使えたら良いですね。」という主旨の語りかけ。後半はテレビ番組の仕掛けのネタばらしが続いたので飽きました。
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物の見方をテンプレート化したり、他人の面白さのテンプレート・着目点をコピーすることで発送しやすくする方法がまとめられている。
短時間で読める割に面白い。
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マイナスの感情を引き起こした要因を探り、さらにその改善策を考える癖をつける。
不便も面白いと考えること
フリ ウケ フォロー
その日気になったことを疑問形にしてみる
差異から疑問を生み出す
タクシー 288メートル
他人のおもしろいを借りる
他人の感情の動きの先にあるものに意識をむける
アイデアに至るまでの着眼点や考え方をまねて見る
ものの気持ちになる、立場を変える
どうしてそのアイデアが心を動かすのか
引き算もアイデア
情報×伝え方、しかけ
魅力的に伝えるしかけ
対比と共鳴
新しいフレームをつくる
定番の他の使い道、エッセンス、なぜ効果的だったのかの理由
アイデアの根っこ、先をみる
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● 「人生はクローズアップで見ると悲劇だが、ロングショットで見ると喜劇である」チャップリン
● 「あるべきものをなくすことで、意識を向けさせる」ノーチャイムとセンターラインの消去、二つのアイデアに共通する根っこはこの点です。
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内容が薄く、おんなじことの繰り返し。・・・それにも関わらず、この面白さは何だろう。全編とおしても、言いたいことは一つだけという感じ。その一つが、スッゲーことかと言われればそれほどでもない。でも何だろう、この面白さは。
「おもしろい」ということが本書のテーマ。山名さんが言う「おもしろい」存在とは「きにならされた存在」のこと。つまり、それはプラスにもマイナスにも適用される。この「おもしろい」を集めていくことが大切だということをひたすらと述べているだけ。なのに、そこには不思議な「ワクワク」があったのだ。きっと、この本にあることでものの見方が変わると確信が持てたんだろうなあ。
ちょいちょい挟まれている山名さんのアイデアメモもイイ感じでござんした。
【目次】
はじめに
第一章 視線のスイッチを入れる技術
第二章 感情の動きを取り出す技術
第三章 他人の視点を利用する技術
第四章 テレビの発想を盗む技術
おわりに
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なんで?とか、どうして?とか、常日頃から意識しつつ生活する事が、発想において大切である事を、筆者の具体的体験を交えて解説された点は、非常にわかりやすく参考になった。
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刺激的なタイトルだが「釣り」としてはなるほど。語られているのは小手先の技術まして盗み方ではなく、アイデア素材の探し方や発想方法のヒントだ。
筆者のスタンスは、『アイデアは、思いつくものではなく見つけるもの』。この考え方は、Evernoteやソーシャルブックマークと親和性が高い。気になった情報に、自分なりのタグをつけてクリップしておいて、時々「棚卸し」するアイデア発想はすでに良く知られている。アナログ派なら、モレスキン本と組み合わせて読んでもいいだろう。
疑問に繋がる感情の動きは、アイデアの種を見つけるための探知アンテナだと語る。テレビ人ならではの視点で、バラエティー番組のつくりや進行も、情報とその伝え方としてビジネスに活かせると語る。
感情移入して「見る」という行為を意識して行えば、同じ対象でもさまざまなアングルから見れば、アイデアの素材が集められる。普通の日常と、自分の感情、そして他者の感情を動かしたモノが何なのかを注意深く見つめ、心を動かしたもの・動かさなかったものに、筋肉を鍛えるように日頃から意識的に差異や疑問を見い出す。他者のアイデアをそのまま使うのではなく、視点や考え方を積極的に借りて自分のものに昇華してしまうわけだ。
こうまとめてしまうと特に何ということも無さそうだが、これが日常的に意識できているかというとなかなかそうも行かない。頭のリラックスやリフレッシュ、デトックスにオススメ。