紙の本
恋よりブタカン~池谷美咲の演劇部日誌~
2016/01/31 09:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Carmilla - この投稿者のレビュー一覧を見る
「浜村渚の計算ノートシリーズ」でおなじみの青柳碧人による新シリーズの2冊目。なぜ2冊目を紹介するのかというと、ただ単に1冊目が地元の書店で手に入らなかっただけ。「GOSICK」(桜庭一樹)の大ヒット以降、ミステリー×ラノベの分野にまたがる作品が多数見られるようになったが、本作もその流れを汲む一つである。本作の舞台は高校の演劇部、この設定は大ベストセラー「幕が上がる」を意識したものだろうか?作中においてふんだんに演劇用語をちりばめているが、その割に心の中に響いてこないのはどういうわけか?肝心のミステリーの推理も、どこか唐突感が否めないんだよな。それなりに伏線をはってはいるけれどね。
電子書籍
ブタカンシリーズ2作目
2018/10/23 16:46
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投稿者:きのこごはん - この投稿者のレビュー一覧を見る
1作目を読んでからだいぶ年月経っての2作目読みだけど面白かった!
早乙女先輩の奇抜さがすごいからこそ、最終話での騒がない姿は驚いた。
忍者を一人削除やケチャップ裁判とかタイトルからしてどんな事件なのか読む前から面白そうだったし、読み終わった今も満足です!
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この巻で一区切りのようですが、ナナコが少し元気になったところで終わっているので、ナナコ退院後の話も読んでみたいですね。まぁ、続きそうな感じではありますが。
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舞台監督(ブカンって言っていました)が上演中の舞台袖を離れて謎解きするとか、インカムを使わず照明卓までわざわざ行くなどという行動にとても違和感を感じてしまいました。登場人物も増えてきたことですし次回作の際にはトビラに紹介文付き人物一覧が欲しいところです。
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前作に続く青春小説。
ブタカンらしい爽快感。
購入後、そのまま読破。
いったん終幕、の続きが気になる。
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★★★★ 4 タイトルの通り、話の主題は美咲の恋バナより演劇部の地区大会出場にちなんだ事件の方が多い。その様子が中々おかしく、前作よりも楽しみながら読み進めることができた。ただ、ちょっと登場人物が多いかなあとも思う。(時々読んでいて「この人誰だっけ?」と混乱するところもあったので) 美咲たちが中心となった演劇部でどうなっていくのか。続きもあるようなので新刊が出たら読んでみたいと思う。
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ブタカンシリーズ 第2弾
文化祭の演目を演劇地区大会で再演ということで
演劇のストーリーに関しては今回は少なめ。
今回は他校・外部との関わりも出てきました。
ちょっとしたミステリ要素のあるのですが、外部も絡むので、
自力での謎解きは無理でした。
ナナコちゃんが、少し元気になってきたので
また次の展開があるのでしょうかね。
ただ、浜室渚シリーズ から読み始めた青柳氏の小説、
こっちの方は、数学要素なし(特段数学好きというわけでないけれど)
青春モノといっても、ミステリといっても、今ひとつな気がして
今後どうしようかな、と思います。
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「浜村渚の計算ノートシリーズ」でおなじみの青柳碧人による新シリーズの2冊目。なぜ2冊目を紹介するのかというと、ただ単に1冊目が地元の書店で手に入らなかっただけ。「GOSICK」(桜庭一樹)の大ヒット以降、ミステリー×ラノベの分野にまたがる作品が多数見られるようになったが、本作もその流れを汲む一つである。本作の舞台は高校の演劇部、この設定は大ベストセラー「幕が上がる」を意識したものだろうか?作中においてふんだんに演劇用語をちりばめているが、その割に心の中に響いてこないのはどういうわけか?肝心のミステリーの推理も、どこか唐突感が否めないんだよな。それなりに伏線をはってはいるけれどね。
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【収録作品】第一幕 忍者を一人、削除せよ!/第二幕 USB見立て盗難事件を解決せよ!/第三幕 被告人は美咲! 地区大会ケチャップ裁判/第四幕 美咲蒼白! 『白柚子姫』はパクリだった!?
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○「ブタカン」シリーズ2作目!演劇台本を巡る4つのミッション
前作では、同じ演劇部の錦野から告白され、ただ高校演劇の地区大会に参加することが決まり、その大会に出るために奮闘する過程での4つの物語が描かれる。
1)忍者を一人、削除せよ!
早乙女の作った『白柚子姫と六人の忍者』という演目で出演することになった美咲たちだったが、実は当日の尺が短いので、約二十分削ることになり、『白柚子姫と五人の忍者』とするためにオーディションをすることになり、早乙女・主役の西野と一緒に審査員をすることになった美咲だったが・・・
2)USB見立て盗難事件を解決せよ!
早乙女が(親の目を盗んで)書き上げた台本データが入ったUSBが盗まれた!・・・と思いきやちゃんと戻っている??しかしそこには役になぞらえた見立てらしきものが置いてある。何としても犯人を捜したい美咲は、ナナコを頼るが・・・
3)被告人は美咲!地区大会ケチャップ裁判
無事に何とか会場でのリハーサルがはじめられると思いきや、美咲が疲れて寝ていた横の大道具が、ケチャップで汚されるという事件が発生!
しかし利き手の関係などから、美咲が犯人ではないと推理したが、いったい誰がそんなことをしたのか・・・
4)美咲蒼白!「白柚子姫」はパクリだった!?
いよいよより大きい大会への推薦校が決まる本番の上映。しかし、実はこの脚本、別な劇団がすでに公演をしていたのだ。早乙女のオリジナルではなかったのか?そして「白柚子姫」は推薦校に選ばれるのか??
今回もテンポ良い物語運びであっという間に読み切ってしまった感じ。確かにタイトル通り「恋より」ブタカンであるが、もう少し恋愛要素があってもよいのか、それともこのままでいいのか。恋愛感情が邪魔して演劇ができないよりかはいいか。
(1作目は→→http://booklog.jp/item/1/4101800146)
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高2の秋のドキドキは事件と舞台とまさか恋!?
文化祭公演を終えて引退する予定だった先輩たちと演劇地区大会出場を決意した都立駒川台高校演劇部。一丸となって脇目もふらず――のはずが、次々起こる脚本見立て盗難事件、密室ケチャップ汚れ事件に作品パクリ疑惑事件。他校ライバルも出現、イケメンの西野先輩とも急接近! 舞台監督(ブタカン)の毎日は謎と刺激がありすぎる!! 地区大会は突破できるの? ドキドキ楽しい青春ミステリ第2弾。
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期待するお芝居ものとしての魅力はそうでもないのだけれど、ブタカンをはじめ裏方スタッフの魅力は伝わって来る。「芝居は過ぎてしまったらもうそこにはない。芝居っていうのは、演劇っていうのは、本質的に「もったいない」ものなんだ。部活とか、青春とかもきっとそうなんだろうと思う」。お芝居の完成度より青春としての楽しさを感じた。そこには高校生としてのリアルがあるのかもしれないけれど、もっとお芝居そのものがキラキラしていても良いなあ。習っていたピアノの発表会での舞台袖の様子を思い出して、わくわくした。
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「忍者を一人、削除せよ!」
時間の都合で台本変更を。
出かける直前の出来事だったのだろうが、せめて行けなくなったと伝えるべきだろう。
「USB 見立て盗難事件を解決せよ!」
昼過ぎには戻ってくるが。
手先だけを使い確認するのではなく、鞄の中を覗いて実物を見ていれば気付いただろ。
「被告人は美咲!地区大会ケチャップ裁判」
動機は現在ではなく過去。
もしも犯人だったとすれば、態々その場に残り騒ぎが起きたタイミングで出ないだろ。
「美咲蒼白!『白柚子姫』はパクリだった!?」
次々と起こるハプニング。
台本と違いアドリブだらけだと言われても、舞台裏の闘いを知れば仕方がないのでは。