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地に呪われたる者
著者 フランツ・ファノン(著) , 鈴木道彦(訳) , 浦野衣子(訳)
「ひとつの橋の建設がもしそこに働く人びとの意識を豊かにしないものならば、橋は建設されぬがよい、市民は従前どおり、泳ぐか渡し船に乗るかして、川を渡っていればよい。橋は空から...
地に呪われたる者
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地に呪われたる者 新装版
商品説明
「ひとつの橋の建設がもしそこに働く人びとの意識を豊かにしないものならば、橋は建設されぬがよい、市民は従前どおり、泳ぐか渡し船に乗るかして、川を渡っていればよい。橋は空から降って湧くものであってはならない、社会の全景にデウス・エクス・マキーナ〔救いの神〕によって押しつけられるものであってはならない。そうではなくて、市民の筋肉と頭脳とから生まれるべきものだ。(…)市民は橋をわがものにせねばならない。このときはじめて、いっさいが可能となるのである。」(本書より)
民族とは、国家とは、文化とは。ファノニズムとは何か。植民地主義に抗し36年の生涯を闘争に捧げた著者が遺した、ポストコロニアル批評の原点。
目次
- 序 ジャン=ポール・サルトル
- 1 暴力
- 国際状況における暴力
- 2 自然発生の偉大と弱点
- 3 民族意識の悲運
- 4 民族文化について
- 5 植民地戦争と精神障害
- 系列 A
- 系列 B
- 系列 C
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