紙の本
高校野球
2016/09/29 21:08
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投稿者:nazu - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作は高校野球を題材にした「短編集」でしたが、これは前作のある短編に連なる「連作短編集」です。また続きが読みたいな、と思わせる本でした。
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シリーズ2作目といえど、こちらから読んでも良さそうな一冊になっていてすばらしい。けれど前作を読んでからのほうが、あのときここではこんなことが起こっていた! というたまらない構成を楽しめるとおもう。どこをとっても爽やかで、わたしのような野球をしたことがない人間が望んでしまう、しかし絶対にあるとおもえる眩しさが凝縮されていて、軽い読み心地ながら胸に刺さる場面が多々あった。教師がとつとつと繰り返し述べるように、正解がないから高校野球はおもしろいのだろう。そして、当然のように更新される球児の力強さにも圧倒される。
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前作から話は続く。
いろんな立場で高校野球に関わる人々の、それぞれの視点から。
次作以降もできそうな流れ。
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前作の話しの前後(だったと思う)を描いた作品。高校野球ってなんだろうなんてことはどうでもよく選手も教師も記者も、皆懸命に駆け抜けている。
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この続編って出ますよね?出て欲しいな。
次は小暮くんや女子マネの瀬川さん、田中部長の目線も読みたい。この本はいろいろな人の目線から読んでみたいと思う本。
今回は新任の監督の目線が軸。
「あぁ、どうして努力と能力は比例してくれないんだろう。努力しただけ結果が出るならこんな嬉しいことはないのに」
誰もがそうなれば苦労はしないんですよね。
でも出来ないんだよね。
月谷くんや笛吹くん、中村先輩…。
いろいろな人が集まって1つのチームを作り、纏めて1つの目標に向かって目指す。
普通でも並大抵の事ではない。
それをなし得る高校野球というのは目が離せないし。プロ野球と違った面白さがあり、こみあげてくるものがあるんだと思う。
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続編。
今回は三ツ木高校を中心とした話。
新米監督目線の話、ぐっときた。
どちらを選んでも、正解なんてないのかもしれない。
それでも自分の信じるチームを作っていく。とても難しい。
「ピンチランナー」のその後が少し描かれていたのも嬉しかった。切なくもあるけど。
吉高の武山くんとかマネの瀬川ちゃんとか月谷くんの三年の夏とか田中部長の過去とか木暮くんの活躍とか、まだまだ読みたいストーリーがたくさんあるんだけど続編ありますよね!?
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もともと野球に興味はないけれど、読んでるうちにしだいに熱くなってくる。どんなにプロ顔負けの強豪高校でも、勝ち負けにすごくこだわっていても、それだけじゃない、高校野球はやっぱり部活なんだなと思いました。だから難しさもありますね。今回の三ツ木高校のいろいろ、指導する先生方の大変さに唸ってしまいした。大変さはあっても返ってくるものも大きいから頑張れるんでしょうね。努力しても伸びない子、努力しなくてもできる子、どちらの苦悩も胸が痛いですね。次でのさらなる三ツ木高校の成長が楽しみです。
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青春続き。
上になったり小さくなったり視点が忙しい。
笛吹の器用貧乏のかわいらしさ、かわいそうさが胸にきた。好きなものがわからなくなる前に逃げ出して、そしてもう一度向き合えてよかった。
求められているものを演じるのは気持ちいいけど、それが正しいと思われるのはほんと辛いもの。
9人だから面白いんだよねえ。みんな役がついてて、向き不向きもあって、そのもがいてる姿が素敵なんだよねぇ
百人に百通りの青春とか、情熱とかがあるんだろうな。
合わないと笛吹みたいに辛い。でも笛吹なりの情熱に出会えたのがほんとよかった。
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高校野球を題材にした「雲は湧き、光あふれて」シリーズの第2弾。
高校球児の視点だけでないのがこの作品のミソ。新任監督やスポーツ新聞記者の視点で高校野球が語られるところが新鮮だ。チームメイト内の絆やライバルとのやりとりも加わり、続編が待ち遠しくなる。今年も夏の甲子園が始まり、各地方の代表が集結したが、全ての球児に栄冠が輝くのが高校野球である。
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甲子園、をキーワードに、球児、監督、記者が絡まる短編集。
一作目との繋がりもあり、読むほど飲まれて面白い。
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高校野球の連作短編集。監督の話、新聞記者の話、そして高校生の話。単なる青春熱血ものではなく、イマドキの事情がしっかり描かれていて面白いし、興味深い。
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目指す、甲子園という場所。
一応、続編なのだろうか。前の巻で出てきたキャラクターが再登場。しかし、つながっているというほどでもないので、この巻から読んでも問題はない。
競技経験がほぼない状態で顧問に(監督ではなくて)なった若杉の苦労が、ちょっと前向きに書かれすぎかな、とは思ったけど、それを不幸だとかブラックだとか言うのは外野にすぎない。どんなに無謀でも、本人が目指したいなら、その気持ちは否定できない。
才能がなくても真面目な生徒を選ぶか、態度が悪くても能力の高い生徒を選ぶか。中村キャプテンと笛吹に関して、若杉監督の方針は、心に響いた。何が正解とかではないし、努力と才能と期待と結果は、いつも噛み合うわけではない。弱小の公立校が甲子園を目指せない。全国から有力選手をかき集める私学はずるい。そういうことを語る前に、一人ひとりに注目していかないと。それは大衆の読みたい記事と違っても、記者の泉が、自分の視点のエピソードを捨てられないように、本当はいくつもいくつものドラマがそこにある。
東名のエース(今回はLINEだけ)がなんだかかわいい。
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青春素晴らしい!さり気なく前作と連作になっているのも楽しめました。新任監督の若杉先生が、最初は中庸をモットーに適当なチャラ教師の様相だったのに、弱小野球部と共に成長しているのが良かったです。真面目で努力家なのに才能のない生徒、適当に流しているだけなのに才能に恵まれている生徒…そういう様々な個性を一つのチームにまとめて行かなければならない、普通の公立高校の野球部監督というのも大変なのだなあ。まだ次の巻があるようで、楽しみです。
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これは昨年の春のセンバツの頃に読みました。
大好きな木暮くんと月谷くんにまた会えてうれしいです。
#監督になりました
このお話が一番好きです。
主人公は三ツ木高校に赴任した新米の若杉監督、
もしかしたら今の世の中は、このような人を暑苦しいというのかもしれない。
でも、私はこういう暑苦しい人が妙に好きなんですよね。
わからないものはわからないんだから仕方ないと、
相手の監督に自分のチームの弱点を聞きに行く勇気!
自分に足りないものを素直に受け入れるって、とても難しいことだと思うから。
そして何より中村くん!
彼の唯一のとりえは真面目なこと。
いつも笑顔で、誰よりも声を出す。
とんでもない強豪との対戦くじを引き当てた時の、うれしそうな笑顔が忘れられない。
そして、彼の地道な努力とひたむきさを、ちゃんと見ていてくれた監督。よかった~。
#甲子園からの道
前作にも登場した女性記者・泉が、とうとう甲子園で取材をする。
アルプススタンドの急な傾斜を登り降りしては、応援団の友だちや家族に話を聞く。大変だ~。
月谷君とのLINEも継続していて楽しかったです。
#主将とエース
一話めの続き。
エースの月谷くんと、才能に恵まれているにもかかわらず、野球部をやめてしまった笛吹くん。
私は要領が悪いので、笛吹くんのように器用な人の苦悩は今ひとつわからないです。
でも10円玉ハゲ、できちゃったんですよね。なんだか妙に愛おしく思えました。
才能だけは努力ではどうしようもない。
どうして努力と能力は比例してくれないんだろう。
いつもそう思います。
スポーツをするからには勝ちたい。
才能のある人間が評価されるのは当然…なんですけどね…。
本書にもありましたが、 球児の大半は日の当たらないところでもくもくと努力し続けた子たちです。
せめて物語の中だけでも、その努力が報われてほしい。
「甲子園に行きたい!今は3%しかない可能性をすこしずつ増やす」という月谷くん。
次回作がとても楽しみです。
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前作から地続き。
野球が好きな気持ちは
みんな一緒。
強くても、弱くても。
楽しみながら球を追いかけて行く