【期間限定価格】まお×にん！１

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投稿者：くまくま　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

魔界と人間界の交流が始まり、私立聖クリッド学園では魔族の受け入れを行うことになった。その中でも目玉は、魔王の３人の娘たちだ。ディルギスギアを治める魔王ゴーガバッハの娘プラムルド・ゴーガバッハ、ゼビロウスを治める魔王エムスエルの娘レムニア・エムスエル、ウルティメルを治める魔王ガーインデンの娘クロズロート・ガーインデンだ。
　高校一年生の五月谷光二は、その中でも最も凶悪な殺気を放つプラムルドと隣の席になってしまい、毎日が憂鬱だ。しかしある時、実はプラムルドが人間の友人を作りたがっていると知り、彼女の友人作りの手伝いをすることになる。それには、彼が抱えるちょっとした秘密も関係していた。

　委員長の新宮寺咲に罵倒されて大惨事になりそうになったり、新宮寺詠美にスクープされそうになったり、花壇を整備する心優しい少女の黒須百合が魔族に囲まれたり、魔界のお姫様と仲良くする光二を目の敵にして魔族が殺そうとしたり、女の子同士での鞘当てがあったり、淡々と学園ラブコメが展開される。
　淡々と表現した理由は明らかで、ヒロインや物語の筋に絡むキャラクターが淡々としているのだ。もちろん、学園ラブコメなのでそれなりにはっちゃけようとするのだが、性格的に大概空回りしてしまう。その受け皿になるはずの主人公も、頑張ってエロネタに挑戦したりするのだが、普段は真面目なのであまりにも唐突感があり過ぎて浮いて感じてしまう。

　キャラ設定と物語の展開が一致していないと、やっぱり統一感がなくなっちゃうものだね。