読割 50
電子書籍
金の殿
著者 土橋章宏
江戸中期、美人画に現をぬかす毎日を送っていた尾張藩主・徳川宗春は側近の星野にもらった将軍吉宗公からの贈り物・南蛮の煙草を吸って気を失ってしまう。目覚めてみると、そこは現代...
金の殿
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金の殿 時をかける大名・徳川宗春 (実業之日本社文庫)
商品説明
江戸中期、美人画に現をぬかす毎日を送っていた尾張藩主・徳川宗春は側近の星野にもらった将軍吉宗公からの贈り物・南蛮の煙草を吸って気を失ってしまう。目覚めてみると、そこは現代の名古屋市で!? 星野の子孫・すずに導かれ、江戸と現代を往復する宗春。様々な美女との出会いを糧に、倹約第一の天下に抗う破天荒な名政策を考案しはじめ…。惚れて、踊って、世を救う! 尾張の恋するお殿さま――徳川宗春、現代に現る…!? 『超高速参勤交代』の著者がおくる、驚愕の時代エンターテインメント!!
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紙の本
さらっと読めて面白いけど、良く考えて作り込んであります
2017/03/16 09:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
時は江戸時代、天下の米将軍徳川吉宗が納めていた時代。実在した尾張藩(今の名古屋)藩主、徳川宗春がこの物語の主人公。当時の幕府は享保の改革を推進する将軍徳川吉宗のもと、老中松平乗邑の主導で質素倹約規制強化が徹底しており、祭りや芝居などは縮小・廃止されていた。それと全く逆を行く宗春は、規制緩和をして民の楽しみを第一に政策を進めていった。名古屋城下郊外に芝居小屋や遊郭等の遊興施設を許可するなど規制緩和政策は商人たちに受け入れられ、名古屋の町は賑わっていったという。この一風変わったお殿様をうまくテーマにしたのが本作品。宗春がこうした時代に反した奇策ともいうべき政策をとれたのは、実は宗春が300年後の2017年にタイムスリップし、そこで色々学んで帰ったからなのだ、という設定。なるほど、これは面白い。同じように過去から現代にタイムスリップして、現代の技や文化を持ち帰って成功するという物語の映画「テルマエ・ロマエ」が大好きなのだけれど。本作の白眉たる所は、実在の人物を主人公とし、またその人物が実際行った政策がテーマになっている所。だけに読んでいてリアリティも感じるし、なーるほどウマいなあと感心出来た。短編オムニバス形式になっているのもまたうれしい。さらっと読めて、滑稽なのになぜかぐっと来る。最後は意外にも甘酸っぱい青春物っぽく締めたのも、好印象でした。
電子書籍
ソフトな歴史小説!
2018/05/12 23:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
さらっとクスクス笑いながら一気読みできる軽い歴史ものですね!うまいことタイムスリップという方法で歴史の盲点、穴、謎の部分を埋め込んだではないかと思います。宗春という人物に興味を持つこと間違いなし!温知政要の施策に、個人的に学ぶことがありましたね。土橋章宏さんの作品の中ではソフトで軽い仕上がりになってます。歴史が苦手な人も、どの世代でも楽しく読めるのは、この作品だけではないでしょうか。面白かったです。
紙の本
△
2017/06/16 21:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Fuji - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまりひねりがない。
よくある設定、よくある結末。
それゆえ可もなく不可もなく。