電子書籍
尊厳
「尊厳」は人権言説の中心にある哲学的な難問だ.概念分析の導入として西洋古典の歴史に分け入り,カント哲学やカトリック思想などの規範的な考察の中に,実際に尊厳が問われた独仏や...
尊厳
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
尊厳 その歴史と意味 (岩波新書 新赤版)
商品説明
「尊厳」は人権言説の中心にある哲学的な難問だ.概念分析の導入として西洋古典の歴史に分け入り,カント哲学やカトリック思想などの規範的な考察の中に,実際に尊厳が問われた独仏や米国の判決などの事実を招き入れる.なぜ捕虜を辱めてはいけないのか.なぜ死者を敬うのか.尊厳と義務をめぐる現代の啓蒙書が示す道とは.
目次
- 日本語版への序文
- 序
- 第一章 「空っぽ頭の道徳家たちの合い言葉」
- 一 たわごと?
- 二 キケロとそれ以降
- 三 カント
- 四 優美と尊厳
- 五 尊厳と平等
- 六 ヒエラルキー
- 七 権利を敬うことと、敬われる権利
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
カトリックとカント
2021/04/27 16:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何が人を辱め貶める扱いだとみなされるかは文化によって大きく異なるが、カントの道徳哲学の解釈と道徳的義務の性質への言及を通して、人びとの尊厳を敬うことは人びとを敬うことであるとプライドについて言及している書。