とめさんのレビュー一覧
投稿者:とめ

熱源
2019/12/18 10:59
人の物語
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誰かに決められるより自分で決めた方がいい。生きようと思う限り滅びない。日本に呑まれるような立場だったアイヌの人々と維新時の賊軍による屯田の話から終戦の混乱時まで、人(アイヌ)は自分のほかの誰のものでもないことを熱く語った逸作。

木戸番の番太郎 昔の噺と食の愉しみ 2
2022/12/02 07:37
継読
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落語等の昔話や当時の食文化を面白おかしく紹介してくれる大変ためにもなる作品。令和の鳥獣戯画と言いたくなるような逸品。次作以降も期待しましょう。
2024/11/16 15:23
どこまで大きくなるんだ?
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今回は、人情と猫情?満載の巻じゃありませんか。非現実的だけど、諭吉のように、毎朝カリカリとチャオをあげている地域猫の黒豆ちゃん(昔小さかった黒猫)もこんな風に感じてくれていればいいのになぁと思ってしまいました。
2024/07/15 10:38
黒猫は・・・
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本巻は、諭吉がなんとなく、かわゆく思える目をするのがポイント。今、猫の王(角川文庫)を読んでいるが、猫の恩返しと猫に支えられるOLが実にしっくりとする。ところで、諭吉は突然巨大化したのかい!
2024/05/21 16:36
今ならエイイチか?
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ダメOLをできるOLに変え、ご近所づきあいもほどほどにでき、子猫の世話までできるスーパー猫。頭もよく、器用で、体のサイズだけが微妙だけれど、それでも受け入れられる範囲。
【期間限定 無料お試し版 閲覧期限2024年5月9日】デキる猫は今日も憂鬱(1)
2024/05/01 19:59
ちっ!
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何ですか、これ。おもしろすぎます。なんでこれまで知らなかったのか。後悔が爆発して早速読んでしまいましたが、大きすぎても全然怖くない。家の黒猫(黒豆ちゃん)は普通に成長していますが、このくらい大きくなってもOKです。
2024/02/03 19:46
大団円
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戦争や原爆が、広島をはじめ、世界にどのような影響を与えたのか。そんな中で主人公のゲンとその仲間たちが、いかに力強く生きてきたか。東京の生活は決して楽ではないだろうが、応援したくなる。
2023/10/28 11:12
地獄祭り
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原爆は、人の命を奪うだけでなく、生き残った者たちに苦痛を与え続け、人が生きていくために心を荒んだ状態に追いやる。GHQや天皇に対する批判、原爆を2度と使用するなと訴える本書。

樺太一九四五年夏 樺太終戦記録
2023/09/08 16:25
父の故郷
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米軍上陸が近いという噂に、日ソ不可侵条約を破棄しての参戦。冬は厳しいがどこも時代に忘れられたようにひっそりとしていた樺太の八月九日以降の、昔の落城を思わせる凄惨な光景や地獄を思わせる数々の手記。戦争当事者に考え直してほしい。

経営者とは 稲盛和夫とその門下生たち
2023/01/07 15:18
渋沢・松下・稲盛
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経営者とはどういう人間であるべきなのか。倫理観、利他の心、血が通った人間関係といったことを通して、先が読めない時代だからこそ高い志を掲げて従業員の物心両面の幸せを経営目的とすることを大事と唱える社会人必読書。
2021/07/03 17:04
いよいよ本格的に
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蜜璃の桜餅逸話、伊之助の「ごめんね、弱くって」、しのぶさんに対して「怒ってますか?」、そしてついに出てきた全集中の呼吸。このシリーズ中、自分のなかではベスト。

味のプロレス 闘魂編
2018/09/29 20:51
ツボ
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BI砲、つまり、猪木と馬場が同じリングに上がっていたころからのプロレスファンにとって、あまりにもあるある過ぎる。最近プロレスファンになった特にプロレス女子にはバイブルとして読んでもらいたい。

みかづき
2017/03/21 12:48
名作
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津田沼に縁のある人、教育に関心のある人、五輪後に不安を抱く人、国語力(作文力)が大切と感じている人、女性の中の男性の在り方に若干のあきらめを抱いている人、とにかく面白い。

21世紀の不平等
2017/02/24 11:44
結果の不平等と機会の平等
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今日の事後的結果は明日の事前環境を形作る、非自発的な失業の最小化が雇用市場の目標。本書においても最低賃金の導入を説いているが、それに伴う零細企業の人材確保の困難化については言及されていないのが残念。結果の不平等の解消のための制度設計は、モチベーションの向上の阻害とそれに伴う財源確保といった問題のほか、倫理・道徳面の問題も決して小さくないということを改めて思い知らされた。