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紙の本
著者 井村 倫子 (著)
飛鳥、清子の母として 愛の思い出と忘れ形見を守って生きる私 (ノン・ブック)
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評価内訳
2007/02/07 01:15
投稿元:
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2005年にテレビで放送され、好評だったドラマ「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」の原作者 故・井村和清氏の妻である倫子(みちこ)さんの手記。 井村和清のアナザーストーリー! まだ見ぬ子であった“清子”さんのことも書いてあり、感動の一冊。
2011/09/19 17:19
表紙カバーの「清子(せいこ)」の脇には"まだ見ぬ子"と入っている。『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』を遺した井村和清さんの妻・井村倫子さんによる、あれから5年後の記録。和清さんの本があまりにもユウメイなせいか、妻の倫子さんにこんな本があることは、むすびのMさんに貸してもらうまで全然知らなかった。 夫の発病から亡くなるまでは、1年半足らずのことだった。夫の死、そして生き残った自分の役割は何かと考えた倫子さんは、ひとつはふたりの娘を育てあげること、そしてもうひとつは「私の胸の奥にずっと閉じこめてきたあの苦悩の日々を、ここで見つめなおし、その意味を探ること」(p.12)と思い定め、その間のことを思い出せるかぎり、自分の日記と夫の日記とを並べたりもして、書いている。それが1章と2章。 倫子さんは沖縄の人で、和清さんは富山の人だった。ふたりの出会いを書いた3章が、倫子さんと和清さんの人となりがよくわかって、おもしろかった。新装版の『飛鳥へ、…』の本には、娘の清子さんが結婚式で読み上げたという母あてのメッセージがおさめられている。そこには「マイペースで天然で、突然突拍子もない事を言い出したりして驚かされたり、笑わせてくれたりするお母さんですが、これからも今まで通り、その面白さと明るさで私たちを和ませてください」(新装版、p.236)とあって、ああ倫子さんはこんな人なのだなあと3章を読むと分かる気がする。 和清さんにしても、『飛鳥へ、…』だけを読んでいると、立派に闘病に耐えた人というようなところだけが印象に残ってしまうけど、倫子さんが書いた青春時代の姿を読んでいると、ほがらかで、まめで、信号機の色のような派手で斬新なおしゃれをする人だったことが見えてくる。 本土復帰前の沖縄に育ち、内地の人とは絶対結婚しない、30過ぎまでは結婚しないと心に決めていた倫子さんが、和清さんの熱心なやさしさにほだされ、どうも思っていなかった頃は「しつこい」「図々しい」と感じていた和清さんと、結婚して沖縄を離れたのだから、人の気持ちはおもしろい。 「井村と私は、性格が男と女が逆になったみたいでした」(p.169)という話からも、倫子さんのさばさばとしたつよさがうかがえる。「私は大胆というか、はっきりしてるというか、あまりうじうじ悩まないタイプ」(p.170)、「下手だと、下手、とはっきり言ってしまう性格…お世辞がどうしても言えない質」(p.176)で、『飛鳥へ、…』が映画化されたときに、自分の役をした竹下景子さんのことを、私は「あれほどメソメソしていなかった」と倫子さんは見ていた。 一人で旅行したくなったら、仕事を終えてから最終便で台湾に発ち、空港で「これから台湾へ行ってきます」と親に電話するような人だった倫子さんは、和清さんとの結婚がほぼ本決まりになった頃、条件を出した話を書いている。そのひとつは、狭くて無理なら畳一枚でもいいから私専用の部屋が欲しい、ということ。それは秘密の部屋ではなく、「頭を整理して静かに沈黙できるお部屋」(p.204)で、和清さんになぜ?と尋ねられた倫子さんはこう答えて��る。 ▼「だって、これから長い人生、きっといやなことだってあるでしょうし、それを解決する時に、一人でじっくり考える空間が欲しいのです。人間、自分一人の時間を持つことは、とても大切なことだと思うのです」(p.205) この本でもうひとつ印象的だったのは、和清さんの遺稿集がベストセラーとなり、映画にもなった影響の大きさを軌道修正しつづけ、飛鳥ちゃんに会いたい、一緒に写真を撮りたいなどと訪ねてくる人を断固として断り続けた倫子さんの姿。マスコミに出て、何か自分が特別な人になったかのように思うのは、子どもに絶対によくない、私はふたりを「当たり前」に育てたいと書かれている。 故郷の沖縄に戻り、薬局をひらいて子どもふたりを育ててきた倫子さんのこの記録は、ひとつの『ミボージン日記』であるのだなあと思った。竹信三恵子さんの母上も、薬局をひらいて、子どもたちを育てた人だった。 (9/9一読、9/19再読)
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