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みんなの評価2.0
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評価内訳
2010/08/16 08:53
投稿元:
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[ 内容 ] ユダヤ人論が日本で盛んになる背景には、日本人とユダヤ人との間の奇妙な対照がある。たとえばゲットーの共同体世界から近代へ向かったユダヤ人たちの状況は、鎖国から西欧文明との遭遇を通じて開国を強いられた日本人と比べることができる。 双方とも古い文化的伝統のもとにありながら、一面ではその歴史は、外来のものの消化と変容のプロセスでもあった。 近代化の過程における、離散の民ユダヤ人と国土に結び付いた日本人との比較を通して、本格的なグローバリズムの時代を迎えた日本にとってのヒントを探る。 [ 目次 ] 第1章 「考える心」とは何か 第2章 共通の記憶を求めて 第3章 近代の病 第4章 神話的論理の可能性 第5章 文明人の中の原始人 第6章 「社会」の発見と創造 第7章 悲劇からの再生 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
2013/08/25 19:20
ユダヤ論に借りた日本人論。ユダヤが記憶の、そして2重性(アンビバレント)の民族であるということがベルグソン、デュルケム、シモーヌ・ヴェイユ、レヴィ・ストロースなどの知識人を通して語られます。日本人と似た点がありながら、過去への記憶にこだわらない、祖国喪失を経験せず、2重性を持たない日本人論は説得力がありました。一方、英国の日系映画監督カズオ・イシグロ『日の名残』に現れた日本的なものの指摘にユダヤ人的なものを見たという結末も興味深かったです。一度、見てみたいものです。
2014/01/15 21:12
一言でいうとくどい。今まで読んだ中でナンバーワンのくどさだった。くどい割に内容がない。 筆者の言説は一言でいうと独りよがりな印象。自身の論へ想定される反論について論を展開しているが、反論に対する答えになっていない。お茶を濁す感じ。まさに本の中で自説を展開することによって自己満足をしているだけの印象が拭えない。
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