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- カテゴリ:小学生
- 発行年月:1997.12
- 出版社: 文研出版
- サイズ:24cm/48p
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-580-81216-6
紙の本
きかんぼ (文研の創作えどうわ)
赤んぼの頃からの幼なじみ、きかんぼ道子。翼は、いつもじゃんけんに負けて、ランドセルを四つも運んで歩いている道子のことが気がかりでした。まったくドジなやつ…。でも道子が運ん...
きかんぼ (文研の創作えどうわ)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:13,200円(120pt)
- 発送可能日:購入できません
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商品説明
赤んぼの頃からの幼なじみ、きかんぼ道子。翼は、いつもじゃんけんに負けて、ランドセルを四つも運んで歩いている道子のことが気がかりでした。まったくドジなやつ…。でも道子が運んでいたのは、本当は勇気だったのです。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
今村 葦子
- 略歴
- 〈今村〉1947年熊本県生まれ。「ふたつの家のちえ子」で坪田譲治文学賞などを受賞。著書に「あほうどり」「かがりちゃん」など多数。
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紙の本
本当のやさしさについて、考えさせてくれるお話
2005/08/14 22:03
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitch - この投稿者のレビュー一覧を見る
道子は、男の子たちから「ランドセルのおばけ」とよばれています。それは、いつも学校からの帰り道にランドセルを4つも持って歩いているからです。道子はいつも友だちからランドセルを持たされているのでした。幼なじみのツバサは、そんな道子にイライラしてしまいます。でもそれは、道子がいじめられているのではなく、弱い友だちを守るために道子が損な役目を買って出ているのでした。
本当のやさしさについて、考えさせてくれるお話。
利かん気の強い女の子が、どうどうといつも負け役を買って出ている。それをはたで見ている幼なじみのツバサくんは、道子のたったひとりの理解者でもあります。道子は、本当は勝てるはずのジャンケンなのに、必ず負けてみんなからランドセルをおしつけられる友だちをかばうために、自分が負けてあげる、というちょっと姉御肌なところがあります。
こういう女の子は、大勢の流れには乗らないから浮いてしまうところがあるかもしれませんが、本当の親友を得られる子だろうと思います。ちょっとくらい自分が犠牲になっても、最後まで信念を貫き通す道子のような女の子だったら、私もぜひ友達になりたいと思いますから。
小学2年の娘は、こうしたいじめの世界をまだ知らないようですが、道子のすじの通った言動には感心していたようです。