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- カテゴリ:小学生
- 発行年月:2000.8
- 出版社: 文研出版
- サイズ:24cm/45p
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-580-81272-7
紙の本
なきむし (文研の創作えどうわ)
「なきむし」というあだ名をもらった、やせっぽちの転校生勇気くん。勇気くんはとてもへんてこで、だけど素敵な泣きかたをして…。「なきむし」は決して「よわむし」ではないことを教...
なきむし (文研の創作えどうわ)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:11,880円(108pt)
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商品説明
「なきむし」というあだ名をもらった、やせっぽちの転校生勇気くん。勇気くんはとてもへんてこで、だけど素敵な泣きかたをして…。「なきむし」は決して「よわむし」ではないことを教えてくれる物語。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
今村 葦子
- 略歴
- 〈今村〉1947年熊本県生まれ。「ふたつの家のちえ子」で坪田譲治文学賞、芸術選奨文部大臣新人賞などを受賞。著書に「あほうどり」「かがりちゃん」など多数。
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紙の本
本当の「勇気」について考えさせてくれるお話
2005/08/14 22:05
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitch - この投稿者のレビュー一覧を見る
転校生の勇気くんは、名前に似合わずおとなしく目立たない子でした。
ある日教室の窓から一羽のスズメが飛び込んできたときから、みんなの注目は勇気くんに集まりはじめます。スズメをつかまえようとする同級生に涙をながして「やめて」と叫んだのです。そして、みんなからいじめられていた藤井くんを、たったひとりでかばったのも勇気くんでした。本当の「勇気」について考えさせてくれるお話。
一見おとなしそうな男の子が、実は本当の意味での強さをみんなに示してくれるという、ちょっと道徳的な内容の物語。ふつうだったら、強い子や目立つ子に流されてしまうところを、勇気くんは体を張って正義を守り通します。たしかに、勇気ある行動はすがすがしいし、周囲の流れを良い方向に変える力がありますが、大きくなるにつれこうした信念を貫き通すのは、むずかしくなってくるものです。でもそれだからこそ、幼い心に勇気くんのようなやさしさを教えてあげたいと思うのです。大人の世界の約束ごとに心が慣らされてしまう前に、「勇気」という原体験を残してあげられたらすてきなことです。