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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1991.11
- 出版社: 土曜美術社
- サイズ:19cm/184p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-88625-297-4
紙の本
現代ロシア詩集 自由を求めたロシアの詩人たち (世界現代詩文庫)
著者 草鹿 外吉 (編・訳)
停滞と凍結のソ連国内にありながら、それぞれの個性と責任においてある時は歌い、あるときは沈黙しながら、絶えず人間の尊厳と自由を求めて闘ってきた詩人、プラート・オクジャワやエ...
現代ロシア詩集 自由を求めたロシアの詩人たち (世界現代詩文庫)
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商品説明
停滞と凍結のソ連国内にありながら、それぞれの個性と責任においてある時は歌い、あるときは沈黙しながら、絶えず人間の尊厳と自由を求めて闘ってきた詩人、プラート・オクジャワやエヴゲーニイ・エフトゥシェンコ等7人の詩集。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
「レクイエム」と「バービーヤール」を読みたくて
2022/07/08 22:04
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投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アフマートヴァの「レクイエム」とショスタコーヴィチの交響曲第13番で使われたエフトゥシェンコの「バービーヤール」が読みたくて、この本を取り寄せた。「レクイエム」は他にも本が出ているけれど、「バービーヤール」はショスタコーヴィチの交響曲全集でも探す方が早そうだ。
「レクイエム」は作者自身と家族とロシア史の背景が分からないと読み込めない作品だが、注釈が簡単過ぎる。ここで出て来る家族はロシア文化史の有名人なのに。また「聖母」とあるのは正教会式の「生神女」の方がいい。
エフトゥシェンコはソロモン・ヴォルコフの友人だそうだが、この本の編者は彼と親しかったようで他に本を出している。ソールズベリーの「独ソ戦」は、この詩の背景を誤読したのか、「ナチの暴虐さ」で公開が憚れたかのような書かれ方だが、むしろスターリンの晩年からソ連と「東欧」圏に蔓延した反ユダヤ主義を批判する為に書いているのは読めば分かる。だからこそショスタコーヴィチの交響曲も「問題作」になって歌詞を和らげた「改訂版」が出たのではないか。
誰かロシア語の原文との対照版を出さないだろうか。