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商品説明
小学生の頃、祖父はいつも秘密基地で壁新聞を作っていた。大人になった今、記憶の断片をたどると、ある事件といくつもの謎が浮かんでは消え…。表題作をはじめ、第2回林芙美子文学賞受賞作「太陽の側の島」など全3編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
【文学/日本文学小説】祖父はいつも秘密基地で壁新聞を手作りしていた──大人になった主人公が記憶の断片を追いながら、ある事件と祖父の真相のかかわり合いを探る(「オブジェクタム」)ほか、林芙美子文学賞受賞作「太陽の側の島」など3篇を収録。【商品解説】
祖父はいつも秘密基地で壁新聞を手作りしていた──大人になった主人公が記憶の断片を追いながら、ある事件と祖父の真相のかかわり合いを探る(「オブジェクタム」)ほか、林芙美子文学賞受賞作「太陽の側の島」など3篇を収録。【本の内容】
収録作品一覧
オブジェクタム | 5−106 | |
---|---|---|
太陽の側の島 | 107−147 | |
L.H.O.O.Q. | 149−165 |
著者紹介
高山羽根子
- 略歴
- 〈高山羽根子〉1975年富山県生まれ。2010年「うどんキツネつきの」で創元SF短編賞佳作、16年「太陽の側の島」で林芙美子文学賞大賞を受賞。
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紙の本
個性的な行間
2018/10/09 22:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
中篇集。祖父が人知れず作る壁新聞を孫の視点から描いたロードストーリー的幻想小説の表題作「オブジェクタム」が超個性的。決して派手な物語ではなく登場人物も普通。なのに全体的にはかなり幻想的な作風になっている。面白い、なんて分かりやすい評価を下せない。
初めて読んだ知らない小説のなんでもない一場面なのに、とてつもなく懐かしく感じたり、何気ない祖父の変化がとてつもなく寂しく感じたりする。選ぶ言葉はどこまでも普通なのに、行間が異質な小説とでも言えば良いのだろうか…評価が難しい。