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紙の本
後鳥羽上皇 新古今集はなにを語るか (角川選書)
著者 五味 文彦 (著)
神器なき帝・後鳥羽上皇は、なぜ若くして短期間に「新古今集」を編むことができたのか? 「新古今集」成立にいたる道筋を、歌会・歌合の記録や撰集の過程から詳細に跡づけ、武家政権...
後鳥羽上皇 新古今集はなにを語るか (角川選書)
後鳥羽上皇 新古今集はなにを語るか
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商品説明
神器なき帝・後鳥羽上皇は、なぜ若くして短期間に「新古今集」を編むことができたのか? 「新古今集」成立にいたる道筋を、歌会・歌合の記録や撰集の過程から詳細に跡づけ、武家政権下の王と「和歌の力」を浮き彫りにする。【「TRC MARC」の商品解説】
幕府討滅計画=承久の乱で知られる後鳥羽上皇は、なぜ『新古今集』の撰集にあれほどの心血を注いだのか。幕府の「武」に対し、これを圧倒する文化統治として「和歌の力」を位置づけた上皇の足跡と史実を描く。
〈目次〉
はじめに
1 激動の時代を経て
一 神器なしの王位
1 僥倖と欠落と
2 母乳をめぐる争い
3 天皇の成長
二 自立への道
4 入内争い
5 法皇の死
6 親政の展開
三 政治の激変
7 武家の上洛
8 脱兼実に向けて
9 親政から院政へ
2 王と和歌文化
四 後鳥羽院政
10 後鳥羽院政の展開
11 公武の衝撃
12 王の歌
五 百首歌を詠む
13 和歌をめぐる環境
14 通親を超えて
15 正治初渡百首
六 和歌を詠む喜び
16 定家と上皇
17 歌への意欲
18 光と影
七 勅撰集を見据えて
19 能力を見極める
20 勅撰和歌集の勅撰に向けて
21 撰集への動き
3 勅撰和歌集の構想
八 文化統合
22 院三度百首歌
23 和歌所の開設
24 熊野御幸に向けて
九 撰集の開始
25 熊野御幸と定家
26 撰者の指名
27 仏教界の嵐
十 目標を定める
28 撰集の指標
29 新たな和歌空間
30 水無瀬恋十五首歌合
十一 壁にあたる
31 千五百番歌合の達成
32 時代の変わり目
33 続く不幸と立ち直り
4 新古今和歌集の成立
十二 撰集の山場
34 和歌書の活動
35 関東の異変
36 俊成九十歳の賀
十三 新古今和歌集の成立へ
37 幕府と朝廷の関係
38 和歌所の撰集
39 編纂の最終段階
十四 新古今和歌集の奏覧
40 真名序の成立
41 奏覧と竟宴
42 仮名序と義経
おわりに
参考文献【商品解説】
著者紹介
五味 文彦
- 略歴
- 〈五味文彦〉1946年生まれ。放送大学教授。東京大学名誉教授。日本中世史専攻。「中世のことばと絵」でサントリー学芸賞、「書物の中世史」で角川源義賞受賞。
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紙の本
「新古今和歌集」の選者としての後鳥羽院。
2012/05/31 22:52
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題である程度はうかがえるが、「新古今和歌集」の選者としての後鳥羽院と「新古今集」の編纂過程が詳しく描かれている。といっても「新古今集」の完成までで、隠岐本については出てこない。後鳥羽院の践祚から崩御までの人生はざっと描かれているが、さほど詳しくは描かれていない。
「四十八巻伝」や「御伝抄」といった浄土宗・真宗系の文書に建永(承元)の法難の時の治天の君としての後鳥羽院は専制君主のように描かれているので、「新古今集」の選者として超一流の文化人としての後鳥羽院像と共に承久の乱へ向かう時代が変換する時代に生きた治天の君としての後鳥羽院について、もっと読んでみたい。
八代集の巻尾を飾る「新古今集」は数々のきら星のような歌人の生きた時代に編纂されたという事がよく分かる。
電子書籍
後鳥羽上皇と新古今和歌集
2023/09/02 09:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
後鳥羽上皇について新古今和歌集の勅撰という点に着目して記述されている。承久の乱など政治的な印象も強い上皇だが文化的な面でも注目すべきであることがわかる。