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紙の本
五郎治殿御始末 新装版 (中公文庫)
著者 浅田 次郎 (著)
明治維新期、武士という職業がなくなり行き場を失った岩井五郎治は、遺された孫のため命も誇りも投げ出す覚悟を決め…。人生、そして時代に始末をつけた侍たちの物語。書き下ろしエッ...
五郎治殿御始末 新装版 (中公文庫)
新装版 五郎治殿御始末
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商品説明
明治維新期、武士という職業がなくなり行き場を失った岩井五郎治は、遺された孫のため命も誇りも投げ出す覚悟を決め…。人生、そして時代に始末をつけた侍たちの物語。書き下ろしエッセイ、著者と中村吉右衛門の対談も収録。〔改版 中公文庫 2014年刊に書き下ろし「エッセイ 武士のライフサイクル」を加える〕【「TRC MARC」の商品解説】
あの爺様はの、みなに笑うてほしかったのだ――。
人生に、そして時代に決着をつけた侍たちの「終活」とは?
『一路』『流人道中記』の浅田次郎が贈る、感動の時代小説短篇集。
激動の明治維新期。突如「武士」という職業がなくなり、行き場所をなくした岩井五郎治は、遺された孫のために命も誇りも投げ出す覚悟を決める。やがて訪れる最期の時。町人として明治を生きる孫に、五郎治がのこしたある遺品とは。人生、そして時代に始末をつけた、侍たちの物語。表題作ほか全六篇に書き下ろしエッセイを特別収録。【商品解説】
収録作品一覧
椿寺まで | 7−44 | |
---|---|---|
箱館証文 | 45−86 | |
西を向く侍 | 87−123 |
著者紹介
浅田 次郎
- 略歴
- 浅田次郎
一九五一年東京生まれ。九五年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、九七年『鉄道員』で直木賞、二〇〇〇年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、〇六年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞・司馬遼太郎賞、〇八年『中原の虹』で吉川英治文学賞、一〇年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞を受賞、一六年『帰郷』で大佛次郎賞、一九年菊池寛賞を受賞。一五年紫綬褒章を受章。近著に『天子蒙塵』『大名倒産』『流人道中記』など。
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紙の本
浅田次郎氏による感動の時代小説です!
2021/05/03 13:02
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『中原の虹』、『終わらざる夏』、『帰郷』、『天子蒙塵』、『大名倒産』、『流人道中記』などの作品を次々に発表されている浅田次郎氏の著作です。同書は、激動の明治維新期になって、突如「武士」という職業がなくなり、行き場所をなくした岩井五郎治は、遺された孫のために命も誇りも投げ出す覚悟を決めるという物語です。やがて訪れる最期の時、町人として明治を生きる孫に、五郎治がのこしたある遺品を送ります。人生、そして時代に始末をつけた、侍たちの物語です。表題作ほか全6篇に書き下ろしエッセイも収録され、読み応え抜群です。
紙の本
明治維新後の生き場を失った侍たちのそれぞれの物語
2024/04/13 01:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミミン - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅田次郎先生による、ほんの100年少し昔のこと、生き場を失った侍たちのそれぞれの物語。既に浅田先生には新選組3部作、江戸末期の旗本・大名の旅路3部作があるが、本作はそれらに続く時代の短編エッセー6話を収め上梓されている。
登場する侍たちは、明治以降の官吏として上手く転身できずに、各々の立場で侍として居場所、終わり場所、終わり方を見つける悲愴な物語となっている。
元旗本、旧会津藩士、旧徳島藩士、幕府御徒士天文方、長門清浦藩士、(仇討禁止令と彦根藩士)、桑名藩士と戊辰で官軍とならなかった武士の各々の話である。そんななかでも、涙ながらも最後にはそれぞれのなんとか納得のいく落としどころにもっていくのが浅田節なのではと思う。