「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/09/08
- 出版社: 早川書房
- レーベル: ハヤカワ・ポケット・ミステリ・ブックス
- サイズ:19cm/424p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-15-001899-3
読割 50
紙の本
カルニヴィア 3 密謀 (HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS)
ヴェネツィアの海岸で、喉を掻き切られ、舌を抜かれた男性の無残な遺体が見つかった。秘密結社が裏切り者を罰したのだろうか?イタリア憲兵隊の大尉カテリーナは捜査を始める。一方、...
カルニヴィア 3 密謀 (HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS)
カルニヴィア3
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
ヴェネツィアの海岸で、喉を掻き切られ、舌を抜かれた男性の無残な遺体が見つかった。秘密結社が裏切り者を罰したのだろうか?イタリア憲兵隊の大尉カテリーナは捜査を始める。一方、世界的なSNS「カルニヴィア」の運営から手を引くことを発表したダニエーレは、激烈な反応に戸惑っていた。そこにアメリカに一時帰国していたイタリア駐留米軍の少尉ホリーが戻ってくる。同じく軍人だった父を陥れた陰謀を暴こうと、強く誓って―。それぞれの闘いを選んだ三人を待つものとは?ベストセラー三部作、最終巻!【「BOOK」データベースの商品解説】
ヴェネツィアの海岸で喉を搔き切られた死体が見つかった。秘密結社の犯行か? イタリア憲兵隊の大尉・カテリーナは捜査を進めるが…。ヴェネツィアを舞台に描く壮大なミステリ3部作、最終巻。【「TRC MARC」の商品解説】
海岸で惨殺体が見つかった。国家憲兵隊のカテリーナは捜査を進めるが……ヴェネツィアの光と闇を描く〈カルニヴィア〉三部作、最終巻【本の内容】
著者紹介
ジョナサン・ホルト
- 略歴
- 〈ジョナサン・ホルト〉オクスフォード大学で英文学を専攻。広告会社のクリエイティブ・ディレクターを務める。「カルニヴィア」でデビュー。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
もしかしたら、ほんとの主役はヴェネツィアという街だったのかも。
2016/10/13 04:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「あ、そういえば『カルニヴィア』の3作目出たんだよね・・・忘れてた」ということで取り組みました。
2作目を読んだのは一年以上前だったか・・・メインの登場人物はさすがに覚えていたのですが、その人物の背景(正確にはダニエーレが幼少時に誘拐され心身ともにひどいけがを負ったこと)をすっかり忘れていたという・・・。
でも今作でその謎にかなり迫っているので、忘れていたおかげでハラハラする気持ちが強まったと言えるでしょう。 何がさいわいするかわかりませんね。
ヴェネツィアの海岸で、喉を掻き切られ、舌を抜かれた男性の遺体が見つかる。 フリーメイソンの秘密の儀式に関係ありそう?、とカテリーナに捜査依頼が来る(誰が会員なのかわからないので、明らかに会員ではない人物として)。 ホリーはアメリカに一時帰国していたが、「もしかしたら自分の父は病気で死んだのではなく殺されたのではないか?」という疑惑を抱かせる書類を手に入れ、真相を調べるためにイタリアに戻ってくる。 そしてダニエーレは、自らが運営してきたSNS<カルニヴィア>から手を引こうと考えていた。
だが、絶対の匿名性と個人情報保護が売りの<カルニヴィア>を利用して、テロ攻撃が仕掛けられていると知ったダニエーレは対処を開始。 カテリーナとホリーのそれぞれの捜査・調査もいつしか同じラインに辿り着き、イタリアを利用するCIAの姿が浮かんできて・・・という話。
2作目からこの3作目までの間に時間が少し経過しているようで、三人を取り巻く環境にも多少の変化があり、三人ともしばらく会っていなかった感。
それでもカテリーナの“情熱のイタリア女”振りは健在でした(あー、でもそれって絶対に痛い目に遭うパターンだよ、と思っていたらその通りになってしまったので、恋とはどんな人間にも危機感を薄めさせる効果があるようです)。
最終的に、なにか含むものを持っているように見えていた人がやっぱりあやしかったとか、コンピュータ(というかインターネット)社会の危うさをつくイスラム原理主義者たちによるテロとか、構成要素としては特に新しいものはないのですよね。 ただ、友情をとるか法をとるか、みたいな葛藤があればもっと盛り上がったかもしれないけれど、そのへんは意外にドライというか、みなさん大人でした・・・。
3作を通じて三人はそれぞれ自分の進むべき道を認識するのだけれど、イタリアや欧州全体が抱える闇は結局そのまま、という。 なんだかすっきりしない幕切れだったけれど、現実に近いものを描こうとしたらそうなってしまうのかも。
ただ、三人はそれぞれの選択に後悔していない。
多分、それが重要。
紙の本
3部作、終わって残念
2016/03/28 14:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よしおくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱり、この3部作は一級のエンターテイメントだと思う。イタリアにおける米軍の存在。さらには歴史的事件へのCIAの関与。日本だって他人事じゃないよなぁ。そういう意味でも面白かった。それにしても、本当にこれで終わり?ホリーやカテリーナ、ダニエーレに会えなくなるのはちょっと寂しいなぁ。ラストシーンだって、思わせぶりな感じもあるし、ダニエーレも真っ当になってきたし・・・