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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2009/07/01
- 出版社: 金の星社
- サイズ:22cm/157p
- 利用対象:小学生
- ISBN:978-4-323-06085-9
読割 50
紙の本
犬たちをおくる日 この命、灰になるために生まれてきたんじゃない (ノンフィクション知られざる世界)
捨てられる命を一頭でも減らす社会へ—。日本一の動物愛護センターを目指して、日々、奮闘する愛媛県動物愛護センター職員たちの日常を追いながら、命の尊さを考えるノンフィクション...
犬たちをおくる日 この命、灰になるために生まれてきたんじゃない (ノンフィクション知られざる世界)
犬たちをおくる日 この命、灰になるために生まれてきたんじゃない
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:16,610円(151pt)
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- 税込価格:19,360円(176pt)
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商品説明
捨てられる命を一頭でも減らす社会へ—。日本一の動物愛護センターを目指して、日々、奮闘する愛媛県動物愛護センター職員たちの日常を追いながら、命の尊さを考えるノンフィクション。【「BOOK」データベースの商品解説】
捨てられる命を1頭でも減らす社会へ−。日本一の動物愛護センターを目指して、日々奮闘する愛媛県動物愛護センター職員たちの日常を追いながら、命の尊さを考えるノンフィクション。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
今西 乃子
- 略歴
- 〈今西乃子〉大阪府生まれ。航空会社広報担当などを経て、児童書のノンフィクションを手がける。児童文学者協会会員。著書に「ドッグ・シェルター」「命のバトンタッチ」「すべての犬に里親を」他多数。
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紙の本
犬、県、けん・・・
2011/03/02 20:30
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おき - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ドッグ・シェルター」の著者が、日本の動物愛護センターの話を書きました。
殺処分の辛さ虚しさと、そこへ命を追い込んでいく私たちの社会の心の貧しさ、少しずつ良い方向に変わっていく希望が、簡潔だけれど、よくまとめられています。
自国の題材なので、「ドッグ・シェルター」よりイメージしやすく、小学校中学年でも関心のある子は読めると思います。中学生でも「ボクたちに殺されるいのち」を読むのが少しおっくうに感じる子には、おススメ。
ただ、伊予弁特有の語尾「けん」がやたらと一杯出て来るので、それがひっかからないか、少し心配です。
ちなみに私、出身者なもので、すごくひっかかって困りました。
私の理解だと、伊予弁の「けん」は、ほぼ標準語の「から」で言い換えられるんですが(例:伊予「やけん」=標準「だから」)、そうでないものも一杯出て来るんです。ううむ。
やたらと語尾に「けん」つけて言い切る人もいるから、それかな、と解釈しました。
内容はすごく良いので、それが伝わればいいと思います。
実は本書を注文して受け取るまでの間に、一番近い愛護センターの「犬の飼い方・しつけ方教室」に行って来ました。
この種の施設、とかく不便なところにあるので、実際に行くのは今回が初めて。
最寄り駅から徒歩25分、タクシーもありましたが、田舎道をひたすら歩いて行くと、想像していたよりもずっと明るく清潔な施設にたどり着きました。裏側では様々な苦労があるのでしょうが、お迎えしてくれたしつけ中の譲渡予定犬はみな味のある性格美人で、スタッフの皆さんの顔はしっかりと前を向いていました。
教室は、生徒数が少なかった分、プロに囲まれて個別に丁寧な助言がもらえ、なんだかとても贅沢でした。「何回でも来て下さい」と言われたので、じゃあ遠慮なく!と思うくらいに。
まさに、案ずるより生むが易し。まだの方はぜひ一度足を運んで下さい。
特にペットを飼うと決めた方は。
そして行った時は、慰霊碑を探してちょっとだけ黙祷して下さいね。
紙の本
殺処分の現実
2018/10/16 22:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
飼い犬や飼い猫を不要だといって動物愛護センターに持ち込む人たち。その後これらの犬や猫がどうなるのか。ごく一部は譲渡用となり、幸せな生活を送ることができる。しかし大半は1週間程度の猶予期間の後、ガス室に送られて処分される。そのような社会にしている人間が悪いのだが、辛い思いをするのは犬や猫なのだ。
このような事態となる原因はペットショップで子犬などを販売するという流通経路に問題があるのではないだろうか。本書では飼い主からの持込みとして書かれているが、動物愛護センターはおそらくペット販売業者からの売れ残りは引き取っていないからだろう。業者は自身で殺処分を行っているところもあるのではなかろうか。また安易にビジネスとして行っているから、動物の福祉など考えないという業者もいるだろう。もちろん動物の福祉や飼い主の幸せを真剣に考えている業者も多いだろうが、そうでない業者が得をする世の中では犬や猫の不幸はなくならないだろう。
本書は児童書のような書きぶりで、どこか違和感を覚えた。しかし殺処分の場面だけは鮮明に、そして残酷に、まさに児童らに読ませて良いのかと思うような迫真の書きぶりであった。現実から目を背けてはいけない。子供らもたとえ残酷で辛くても、それでも現実をしっかり受け止める必要がある。