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紙の本
古代道路の謎 奈良時代の巨大国家プロジェクト (祥伝社新書)
著者 近江 俊秀 (著)
藤原京などの都と地方を結ぶために整備・造成された古代道路「駅路」。現代の高速道路にも匹敵する巨大な道路がなぜ作られ、なぜ急に廃絶したのかを、古代史の流れとともにわかりやす...
古代道路の謎 奈良時代の巨大国家プロジェクト (祥伝社新書)
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商品説明
藤原京などの都と地方を結ぶために整備・造成された古代道路「駅路」。現代の高速道路にも匹敵する巨大な道路がなぜ作られ、なぜ急に廃絶したのかを、古代史の流れとともにわかりやすく解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
近江 俊秀
- 略歴
- 〈近江俊秀〉1966年宮城県生まれ。奈良大学文学部文化財学科卒業。文化庁文化財調査官。専門は日本古代交通史。著書に「古代国家と道路」など。
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著者/著名人のレビュー
日本の古代の道は今から考えて…
ジュンク堂
日本の古代の道は今から考えても巨大な公共事業だった。主要な官道は幅10m(最大のものは30m)でできるだけ直線の区間を目指した。田中角栄「日本列島改造論」の頃の高速道路計画に匹敵する総延長距離6300kmを想定したとなればその壮大さも実感できよう。
そうまでして整備する理由はただの利便性に留まらず軍道の役割を持ち(武田信玄の棒道やナチスのアウトバーン)、さらに班田収受目的の条里制の地割りを行うための一体的なものだった。前著「道が語る日本古代史」においては古墳時代の葛城氏の造った道がその権力基盤を支えたことや推古朝期に大和・河内に直線道路を造った中心人物が蘇我馬子だったという興味深い指摘があったが、本書は律令体制下で駅路がいかに整備されたかに焦点を絞ってある。
所管省庁や当時の工法、地図からの見つけ方などが分かりやすく解説されてある。大学時代現代の地図から山陽道を探ったことや、「延喜式」諸国駅伝馬条や「類聚三代格」などで駅路の変更の変遷を追ったことを思い出す。九州における駅路と高速道路の酷似などはインフラ整備の思想について考えさせられる。
黒書店員 D