紙の本
映画会社にお勤めだったのね
2022/06/13 11:51
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
ルウ地さん、映画会社にお勤めだった経験があるようで。
フィルムのこととか、地方の映画館との付き合いとか、知らないと書けないようなあと。
はなしとしては、最初から不穏な部分があったけど、決着のさせ方が良かったです。
紙の本
映画が人と時代を繋ぐ
2022/06/01 03:46
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
古き良き時代の映画館への思い入れがたっぷりです。平成の始まりと共に業界に足を踏み入れた6人の、時を越えた絆にも心温まります。
紙の本
目の付け所は良いのですが・・・
2022/08/24 16:29
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投稿者:マンボ大将 - この投稿者のレビュー一覧を見る
斜陽の映画会社を舞台にする発想は面白いのですが、会社にリアリティが乏しい(
邦画か洋画かよく分からない)のと、登場人物がステレオタイプなので、面白さが今一つという感じ。
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同期入社の6人それぞれが、悩みを抱えながらも一生懸命生きてきた四半世紀。
映画業界、世の中、どんなに変わろうとも変わらないものもある。
夢や理想や目標、なりたかった自分に今なれていなくても、何も残せていないように見えても、その時、その瞬間一生懸命生きてきた時間は無駄ではなかった。
私は私を生きるしかない。
「人の歩いていく道は、これまでも、これからも、こうした刹那の積み重ねの中で形成されていくのだろう。
そこには絶えず、生まれてくるものと、消えていくものがある。
時代の波に呑まれて消えていくものがあるように、誰もがなにかを失いながら生きていく。
それでも生きている限り、たとえいくつになろうと、なにを失っていようと、自分たちはいつだって"これから"なのだ。」
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平成初期の映画界と言えば、ヒットするのは洋画の超大作、一方アート系も上映が増え…と、日本映画の黄金期はとうに過ぎてしまったものの、映画好きにとっては今でも当時の人気作がリマスター版などがリバイバル上映されるたまらない時期であったのは確かである。では映画配給会社から見たら?というのがこの小説。実際に映画会社で働いていた著者が描く当時の若手社員たちの姿勢や女子社員たちが働く中で出逢う経験がリアル。当時のトレンディドラマ的で、バブル期の熱気と懐かしさがあっても、夢に向かって働くことはこの頃から、そして今でもハードである。折れてしまっても、それでも希望は捨てたくない。いろいろうなずきながら読んでしまった。
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さすが東京創元社。ハズレがない
とても面白かった。移ろいゆく時代、移ろいゆく自分たち、そのなかでも変わらないもの。過去のものとなってしまったフィルムと、当時と今抱く気持ち。美しい対比だった
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キネマとかシネマとかタイトルには、何故か惹かれる。
そして、帯にある『悩みながら前に進むすべての人へ』という言葉につられ、読んでみた。
なんとなく悩んでいるから。
そして、読後は、やっぱり、悩みながら前に進むしかないんだなーと思った。
若い頃のがむしゃらさと今のもがき、似ていないけど似てるんだよね。
いくつになってもがむしゃらにもがきたいね。
本の作りとしては、1992から2018の間のことも
もっと知りたかったけれど、それを勝手に想像するのも楽しいかな。
続編も楽しみ。
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続編となる二十一時の渋谷で、を先に読んでしまってから、この作品を読んだが逆に内容が分かりやすく結果オーライとなった。
2作とも働くことの辛さが描かれているが、その中に感じられる登場人物それぞれの意味が爽やかで味わい深い。特に女性陣の強さには感服する。
自分もあと何年働けるか分からないが、笑顔も少なく辛いことも多い。
が、何とか続けられているのには何か意味があるのだろうと期待している。
解説の方も書いていたようにシリーズ化を望む。
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映画会社の同期6人が久しぶりに会うことになる。入社したのは、1980年代後半。バブルの余韻が残っていたころ。まだ映画も重いフィルムだったころ。全国に貸し出す映画をリレーして運搬するのに絡めて、それぞれの人生が語られる。私よりも少し若い世代だけれど、共感できるところがたくさんある。特に女性が社会で生きることについて。一方で、クリスマスケーキ神話については、ちょうど私たちの年代がギリギリだと思うので、ちょっと違っていたんじゃないかなと思う。
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老舗映画会社の同期6人組が思い出の映画を見ながら回想するお話し。
それぞれの側から見た印象と心の奥の本当との違いに心揺れました。特に麗羅の話が好きです。読み終えた後、何か頑張るぞ!と力を貰える作品です。
後、同期って良いなぁって思いました(^-^)
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出だしつまずきつまずきでしたが、作り方は5人それぞれの、同時期に想いを伝える手法ですみずみ読めましたま。なんか対象が全員が麗羅だから、それと全員が見られる分浅くてもっと咲子を見たかったなと思った。その時に出ていた映画フィルムの手法に扱い方に、当時の支配人とか新鮮でした、というか知らない事が多い自分である改めて恥ずかしい。井蛙大海を知らずですね。思い入れがない分に捕まえきれずに終わった感が大ですね、息子の本当に?の意味がお母さんの仕事をやめて欲しいと言う事ですか?
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映画会社にバブル期に入社した男女6人の人間ドラマ。
フィルム上映している映画館の運営が描かれている。2018年に6人の同期が思い出の地に集まるところから物語が始まる。そして一人一人が歩んできた道を振り返る旅に我々を連れていく。
最近仕事が立て込んでおり、読書の時間がなかなか取れないでいた。そんな時は小説を読みたくなる。一種の現実逃避なのかもしれないが、そんな中、読めてよかった一冊だ。
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色んな事を思い詰めていた若い頃を振り返る。誰にでもありそうで感情移入しやすい。つい共感してしまうのでは?
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昭和の娯楽黎明期〜バブル期さらには現在において業態が変化した斜陽産業となる銀幕業界出身の著者ならではの一冊。しかしながら表現や事象がマイノリティー化してて、物語とのバランスに違和感があり、同世代とはいえ業界の事を知らない一般人には理解し難く温度差を埋める事ができなかったのが残念でした。
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主人公の咲子は、老舗映画会社初の女性営業職。それが原因で苦労が絶えません。
特に会社で唯一の女性課長である国際部の先輩社員には強く当たられます。
色々な風当たりのなかで、一番きつかったのは、この課長の態度だったのではないかと思いました。
私は、女性がどんどん活躍の場を拡げるのはとても喜ばしいことで、応援したいと思いますが、良く思わない人がいるのも事実。
女性の進出を阻む大きな原因のひとつになっているのは、実は同じ女性の言動なのだと思うと非常に残念な気持ちになりました。