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投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすが元日経記者が書いただけあって、現場取材に基づくリアルな職業未来像が描かれているなと思った。「「保険薬局勤務」の薬剤師は、その大半の仕事が、すでに自販機的である」との記述には思わず笑った(薬剤師さんごめんなさい)。確かに、税金や社会保険料を原資とする職業は、AI化をさっさと進めてもらって、国民負担を軽くしてもらいたい。
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<目次>
序章 テクノロジー進化と労働市場変化
第1章 「人間の強み」が不可欠な仕事の条件
第2章 「AI・ロボットの強み」が活かせる仕事
第3章 各エリアの職業とその特徴
第4章 いつまでに何が変わるのか~障害と変化のスピード
第5章 消える仕事、生まれる仕事
第6章 仕事をどう選び、シフトするべきか
終章 10年後、20年後の日本人の雇用
<内容>
かなり辛口で分析している。4つのマトリクスによる、5種の仕事分類や分析のために多くの各業種の人へのインタビューなど、その手続きもきちんとしている。組合や既得権力への辛辣な批評、公務員系への憎悪にも似た書きぶりは、やや引いていしまう感じもあるが、全体的には今後の日本社会の分析として、役に立つと思う。
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正直なところ、示唆に富む内容とは感じられず、久々に読破することが辛いと感じた。
中高生には、より本質を掴めるような他の本を薦めると思う。
amazonでもさほどレビューが多いわけではないが、一つ共感したレビューがあった。
他者に対する姿勢や表現に敬意の欠片も感じられず、そうしたところも非常に気になった。
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身体性なきAIを人間が補う。
既得権益は良いものでもあり、悪いものにでもなる。
みんな、手を取り合って前に進めないのだろうか。
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10年後には3割の仕事がなくなる。学生のときにこうゆう本を読んでキャリアについてしっかり考えておきたかったと思う。仕事選びは大切。
世の中の動きにアンテナをはりつつ、目の前の仕事にしっかり取り組んで道を切り開いていけたら。
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デジタルディスラプションが起こる中で10年後の生き残る仕事、職のカタチを書いた本。
40歳を迎える中で、新たにAIを使いこなすデジタルケンタウルスの職を選択することはできないが、今の業務スタイルを変えることはできるはず。
まずは、AIのメリット、デメリットをしり、『人間の強み』をしる。そのなかで、今の業務でAIに任せる仕事と人間しかできない仕事を整理することから始めたいと思う。
そして『創造・感情・信用』を思考の軸として
顧客の感情を慮り、顧客の信用を得て、創造力を駆使し
サプライズを演出し、お客様に感動を届けたいと思う。
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人間の強み弱みとAI・ロボットの強みと弱みで4つの分類に仕事を分け、10年後20年後の仕事を分析している。人間の強みである建築家やシステムエンジニアなどの「デジタル・ケンタウルス」とプログラマーやケアマネ、料理人、パイロットなどの「職人プレミアム」、そして、清掃員や配達員などの「手先ジョブ」は今後も生き残り、機械の強い、薬剤師、教員、行政書士などの「AIブロックチェーン失業」は、AIをうまく使いながら生き残らないといけない。事務員や審判、ホテルフロントなどの「ロボテックス失業」は職を失う。
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こんばんは! 今日のイチオシの本は、
『10年後に食える仕事 食えない仕事〜AI、ロボット化で変わる職のカタチ』:著 渡邉正裕
前回『教育とは何?』でAIについて触れました。今回はさらにAIについて迫っていきたいと思います!
本書は【AIによって淘汰されていく職と逆に伸びいていく職】について主に書かれています!AI関連の事柄はとっつきにくいですが、まずは情報を得て正しく理解していきましょう。それによって未来がある程度予想、予測でき、自分がやるべきことが自ずと見えてくると思います!
今回は、この本に書かれてある情報を4つピックアップし、超圧縮してお伝えします!
※あくまで本書で取り扱われている情報なので、これが全て正解という訳でもないです。
①ロボティクス失業
筆者は、仕事がAIによって大きく4つに分類されていくと言います。それが、ロボティクス失業群、AI・ブロックチェーン失業群、手先ジョブ・職人プレミアム群、デジタルケンタウルス群です。
まずは「ロボティクス失業」から見ていきましょう。これは、【AI技術とロボット技術によって代替化される仕事】です。これに属する仕事は、これまで人間が生身の手足や眼を使って行っていた一連の仕事が、機械的なもの(ロボットやそれを制御するAI搭載プログラム)に置き換わり、自動化されていきます。それによって人間の雇用は減るので、最も失業リスクが高い仕事といえます。具体的には、物の検査・検診、審査、窓口業務、運転、レジ等に関わる業務が技術的に代替可能とされています。(普及にかかる時間、既得権益を持つ業界との調整などで、それぞれ実用可能とされる時期は異なります。)
②AI・ブロックチェーン失業
「AI・ブロックチェーン失業」郡は、仕事の一部がAIやブロックチェーン技術といった新しい技術によって自動化されるといわれている職業です。上手くそれらの技術を使いこなして仕事の質を変化させていければ生き残れますが、自らをモデルチェンジ出来なければ失業してしまいます。
株式トレーダー、証券アナリスト、経理・財務、公認会計士、学校教員等がこれにあたります。投資銀行大手のゴールドマン・サックスはAIによる自動化により、2000年に約600人いたNY本社の株式トレーダーを、2017年には2人にまで激減させています。これは、株式トレーダーという職業の「数式に基づいて予測する」という特徴は、まさにAIの強みと被ってしまっているために起きたことだといえます。これらの職業は、知識を生かしたコンサルティング業務にシフトしていくことでしょう。学校教員は失業のリスクというよりかは、仕事の内容が大きく変わってくる可能性があるといえるでしょう。映像授業が普及していくと、従来のような一斉授業をすることが減っていきます。そうなると仕事内容が、一斉授業から個別サポートや総合学習へと変わっていきます。
この群に属する職業は、【従来のような「知識集約型」の仕事から、「人間らしさ」を発揮していく仕事】へと変わっていきます。故に、それについていけなかったらなかなか厳しいといえます。
③手��ジョブ・職人プレミアム
【人間でも機械でもどっちでもよく、技術的に機械化が難しいから人間の業務として残るもの】が「手先ジョブ」です。それに対して、【人間が行うことに付加価値がつくもの】が「職人プレミアム」です。この2つは両方とも技能集約型であることが共通しています。
手先ジョブには、清掃、アパレル縫製、建設、メンテナンス等があります。これらは100%自動化することには技術的な限界があるから、これからも残り続けます。しかし、低スキルの仕事は外国人労働者にとって変わられるという、別問題も生じます。
職人プレミアムは、営業、介護、美容師、伝統芸能等があります。顧客はこれらから「仕事の結果」だけではなく、「人間性」に付加価値を感じ、料金を支払っています。また信用商売ということもあり、AIにはとって変わられずに残ることが予想されます。
④デジタルケンタウルス
AIを使いこなすことにより、どんどん既存の仕事は楽になり、人間×AIで労働生産性が上がっていく職業が、「デジタルケンタウルス」です。これらの群には、情報収集とコミュニケーションに本質的な価値がある仕事が位置しています。この情報収集に、AIは大いに役立ちます。
システムエンジニア、提案営業、銀行員、医師、政治家等があげられます。これらはAIを駆使することでより仕事の効率性を高められたり、AIによる未来予測を用いて生産性を向上することが出来る余地があります。
人間の強みが残る仕事であっても、その分野の情報を集められなければこれからは勝負していけない。だから、情報収集のツールとなるAIという武器を所持しなければなりません。
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紙とはんこと窓口に並ぶ時間、早くなくそう。
法務局に行って謄本を取ってそれを市役所に持っていくとかそんな無駄なことを当たり前のように指示するな。そもそもプリントアウトする必要がない。それは前から思ってたんだけどなかなか無くならない。逃げ切る気なのか。
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Twitterでの超合理的な発言やニュースサイトに注目していた方の著書。今後の人生を考えていくために購読。
書いてあることについては、ほぼ全て納得。今後の社会の変化を捉えていく中で、頭の整理ができて読んで良かったです。
取材と数字に裏打ちされた内容はさすがのもので、自動運転やレジ打ち等、一見すぐにでも自動化させた方が良く見えるものでも、できることできないことの線引きがしっかりされていて大変勉強になりました。
これまでの約10年の社会人経験で、幸運にもデジタルケンタウロスになっていける材料は揃ってきているはず。後はそれをどう活かしていくか、引き続き考え続けなければならない……
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よく、「将来AIに置き換わり、人間の仕事でなくなる職業」が話題になります。本書は、その理由についても丁寧に述べています。
AIの得意な業務は、一定の専門的ルールに基づいて判定し、正確に処理すること。
仕事を5つのカテゴリに分けて、各カテゴリの特徴と、どんな仕事がそこに当てはまるかを解説しています。ロボットやAIに置き換わって失業するカテゴリから、人間の強みを発揮し、人間とAIの相乗効果が期待できるカテゴリまでの5カテゴリです。
10年後、20年後の日本人の雇用について書かれた、最終章が最も面白かったです。また、「GAFA小作人」という表現も、言い得て妙だと思いました。
ファイナンシャル・プランナーという仕事は幅広く、「ロボティクス失業」になる業務しかしていないFPもいる一方で、職人的なFPもいます。仕事内容からすると、AIを使いこなすデジタルケンタウロスにもなり得る業務でもあるので、ぜひ目指したいものです。
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人の心に火を灯すより
【気づき】
・人間の強みが不可欠となる仕事タイプは5つ
1創造ワーク
2感情ワーク
3信用ワーク
4手先ワーク
5ボディーワークに要素分解することができる。
・人間の強みとAIあのロボットの強みを横軸に知識集約的な技の集約的顔縦軸にとると、テクノロジーの影響等に応じて全ての職業は5つに分類できる。
《デジタルケンタロウスエリア》高位二極化
人間ならではの信用、感情、想像が不可欠
高度な日本語、コミニケーション力を使う
ツールとしてのIT/AIを駆使してアート勝負
[芸術家、教育者、研究者、法務関係、プロデューサー、臨床医(内科外科歯科)記者、作家、編集者等]
《手先ジョブエリア》低位不安定
消極的人間ジョブ(機会化困難領域)
同時進行のイレギュラー業務
人間の手先が必要不可欠
できれば機械化したいが困難
[裁縫スタッフ、荷受陳列スタッフ、ピッキングスタッフ、メンテナンス職、ハウスキーパー清掃員、タクシー配達員、会食、ウエイター(配膳片付け)]
《職人プレミアムエリア》中位安定
客が人間作業に付加価値を感じる
おもてなし系サービス業、匠の職人
緊急出勤して臨機応変に事態を収める
[ホテルマン、セールスマン、通訳介助員CA、料理人、コールセンターオペレーター、駅員空港スタッフ鉄道車掌、パイロット機体整備士、警察消防救急自衛隊、プログラマーなど]
《AI、ブロックチェーン失業エリア》中高位漸減
既存の中核業務が自動化し、人間を上回る
人間は少数精鋭化し、残りの業務を担当
変化のスピードは国の規制政策次第
[司法書士行政書士、税理士、公認会計士、薬剤師、学校教員、広告マン、小売店系、経理財務、証券アナリストなど]
《ロボディスク失業エリア》中高下降&失業
単純定型マニュアル業務
機械やAIに置き換わって激減、消滅する
他職種への転職が容易で失業率が低い時期は社会問題にならない
[キャッシャー、ホテルフロント、スポーツ審判、航空会社地上スタッフ、郵便配達員、鉄道運転士、トラック運転手(高速道路)、宅配の配達1員(地方)、郵便配達員、金融業事務員ら行政事務員など]
・新しいテクノロジーが世の中を変えるには、4つの壁を乗り越える必要がある。
①技術②コスト③既得権④リーダーシップ
【to do】
・今ある世の中の仕事がAIに取って変わるかどうか予想してみるのは面白いと思った。
テクノロジーが進まない理由の1つはペーパーレス化。
これはペーパーレスで解決しないのかと言う視点で世の中を見てみようと思った。
例えばアップルで買い物した場合
レシートが上手入りますかそれともメールで送りますかと言う質問はさすがだなぁと思った。
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200730*読了
部下から借りて読んだ本。
AIに仕事を奪われるというけれど、いったいどの仕事がなくなって、どの仕事は残るのだろう?という疑問を持っていたので、この本を読んで納得。
自身の仕事も早晩なくなりそうな気がしているため、新しい道を考えなくてはな、と危機感を持ちました。
わたしが目指そうと思うのはデジタルケンタウロスと職人プレミアムの間、かなぁ。
人間にしかできないことって何なのか、を考えて、これからの仕事を選んでいこうと思います。
GAFAをプラットフォームとしている仕事(楽天でのネットショップ)などは今は搾取される小作人なので、それだけに頼る生き方は確かに怖い…。
キャッシュレス、ペーパーレスは早く進んでほしいものです。
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食えなくなる仕事について、なぜ食えなるなるのか?そして、食えるように変わるための考え方などが具体的に書かれている。
その考え方がすごく面白かったです。
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ルールが決まっていて、変数(データ)が限定された処理を行うとき、AIは最強であり、人間は太刀打ちできない。
しかし、データが未知数であったり、決まったルールがなく、人間の感覚に頼った作業はAIは苦手である。
(1)創造ワーク、(2)感情ワーク、(3)信用ワーク、(4)手先ワーク、(5)ボディワーク
は今後も自動化されないであろう仕事である。
これらの仕事は人間同士の関わりあいがあって成立する仕事だったり、単調ではない複雑な作業を必要とする仕事だったり、現場に行って臨機応変に対応しなければ成立しない仕事である。
AIに強みがある仕事は消えていくが、AIと人間どちらにも強みがある仕事で、どうAIと向き合っていくかが重要になってくる。
AIから提供されるデータを有効に活用し、より高い生産性を発揮できるデジタルケンタウロスになることが求められる。