「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
水温むひと駅前で降りてみむ 制服にマフラー自由深紅を選る 町会の名入りのセイロ餅を搗く 「澤」俳句会に入会した後の句を中心とした305句を収めた第1句集。【「TRC MARC」の商品解説】
◆第一句集シリーズ/I
ふぢつぼのあまたくぢらの目のまはり
透徹した眼を感じる。森羅万象に関心が向けられ、それぞれくっきりと映像を結ばせている。それぞれ眼をもって触れる感じもある。描写が触覚的なのだ。
(序・小澤實)
◆小澤實抄出
冴返る明朝体の止めと撥ね
使ひ捨てカイロ固まる毛羽立ちて
鵜篝に火の粉や薪乗せたれば
氷柱の芯白濁したりまはり透け
さくらはなびらうらおもてありふれみれば
白き息混じり合ふなり汝と吾と
腹と腹合はせ授乳や明易き
足踏みポンプにビニールプール立ち上がる
おはやうの「は」より出でくる息白し
咳の子の咳きつつ言ふや今日のこと【商品解説】
著者紹介
森下 秋露
- 略歴
- 昭和51年6月4日生れ。
平成15年11月、「澤」俳句会に入会、
小澤實に師事。
平成20年、「澤」新人賞受賞。
平成20年8月から平成22年10月まで、
「澤」編集長。
現在、「澤」同人。俳人協会会員。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む