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商品説明
夏の月ロールキャベツに白き帯 枝折つて年のはじめの音とする 音はみな雪解雫の中にあり 夕顔に気分よき人立つてをり 子の名前水泳帽の正面に 2017〜2022年の作品338句をまとめた第4句集。【「TRC MARC」の商品解説】
◆第四句集
ゆつくりと氷の上をこほる水
次への道程は見えています。「秋草」の仲間とまたゆっくりと歩んでいきます。
(あとがきより)
◆自選十五句
置くやうに花びら落とすチューリップ
夏の月ロールキャベツに白き帯
炬燵より短き返事する男
赤ん坊のすつぱきにほひ涅槃西風
はくれんの喜劇の如く散つてをり
むらがりてものの形の蟻の数
籐椅子に霧吹のころがつてゐる
雷のにほひ出したる近江かな
天高し男をおいてゆく女
前菜の黒き玉子や秋旱
ゆつくりと氷の上をこほる水
ほがらかなマスト一本蓮如の忌
十二月紙の礫の開き出す
干柿に食ひ入る縄のかわきかな
落ちてゐる菊人形の菊の影【商品解説】
著者紹介
山口 昭男
- 略歴
- 昭和30年 神戸生まれ
昭和55年 「青」入会 波多野爽波に師事
平成12年 「ゆう」入会 田中裕明に師事
平成13年 第一句集『書信』
平成22年 「秋草」創刊主宰
平成23年 第二句集『讀本』
平成29年 第三句集『木簡』(第69回読売文学賞)
日本文藝家協会会員
●著書
『言葉の力を鍛える俳句の授業─ ワンランク上の俳句を目指して』(ERP)
『シリーズ自句自解Ⅱ ベスト100 山口昭男』(ふらんす堂)
『波多野爽波の百句』(ふらんす堂)
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