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商品説明
長く深い時間の射程で考えつづけた思想家・吉本隆明の全貌と軌跡。18は、初めての本格的文芸時評「空虚としての主題」、名作古典文学の深層と構造を描いた「源氏物語論」などを収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
社会の転換期に生み出される「現在」の文学を論じた初めての本格的文芸時評『空虚としての主題』と、名作古典文学の深層と構造を鮮やかに描き切った『源氏物語論』、長く継続的にその主題を追って書き継がれた「アジア的ということ」などを収録する。単行本未収録3篇。月報は安藤礼二氏、山本かずこ氏、ハルノ宵子氏が執筆。第19回配本。【商品解説】
目次
- Ⅰ
- 空虚としての主題
- 書きだしの現象論
- 抽象的と具象的
- イメージの行方
- 背景のしくみ
- 感性による否認
- 固執された〈意味〉
- 持続された思惟
- さまざまな自然
収録作品一覧
空虚としての主題 | 5−191 | |
---|---|---|
源氏物語論 | 195−354 | |
鳥の話 | 357−359 |
著者紹介
吉本隆明
- 略歴
- 1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。東京工業大学工学部電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。2012年3月16日逝去。
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