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- カテゴリ:幼児 小学生
- 発売日:1970/11/03
- 出版社: 福音館書店
- サイズ:19×22cm/47p
- 利用対象:幼児 小学生
- ISBN:4-8340-0246-2
紙の本
ちいさいしょうぼうじどうしゃ (世界傑作絵本シリーズ アメリカの絵本)
著者 ロイス・レンスキー (ぶん・え),わたなべ しげお (やく)
「火事だ!」消防士のスモールさんが、赤い消防自動車で出動です……。絵本の楽しさを失わずに、ポンプ車の機能と消防士の仕事を親しめる絵で描いています。【本の内容】
ちいさいしょうぼうじどうしゃ (世界傑作絵本シリーズ アメリカの絵本)
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ロイス・レンスキー
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紙の本
なりきり消防士
2021/11/25 01:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほんわかした絵でありながら、
子供の理解が及ぶ範囲で、
作品制作当時の火事場の
緊迫感も伝えてくれる、
本当に稀有な絵本です。
スモールさんの相棒のティンカーなど、
細部にも見どころが満載です。
紙の本
消防士の仕事ぶりがわかる本
2002/07/10 20:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
スモールさんシリーズ。
スモールさんが消防士のお話です。
消防署に待機しているところに、出動のベルがなって飛び出していきます。
「ちん ちん。ちん ちん ちん。2と3だ。
かじは、チャーチどおりと、サマーどおりの かどだ!」
なんて、ベルの数で、火事の場所までわかります。
そして、出動し、街中を走り抜け、目的地。
到着してからも、ホースをつないだり、事細かに描かれています。
そして消防署に帰っていくところまで……。
いつもながら、乗り物やその働きに詳しくなる絵本です。
それにしても、スモールさんの絵がかわいくて、くせになります。
消防署で、腰に手をあてて待機しているスモールさんのイラストは、特にかわいいです。
紙の本
幼児の好きなジャンルといえば食べ物、動物、そして乗り物。レンスキーが出したスモールさんの乗り物シリーズは、機械の型は古いけれど内容がしっかりしています。
2001/11/06 11:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る
岩波文庫や新潮文庫の古典とおんなじで、福音館の世界傑作絵本シリーズは常に在庫があるわけではない。しばらく版が途絶えて、問い合わせが多いと重版を検討するという感じのようだ。どんどん売れ続ける人気絵本ならまだしも、良い内容で読み継がれるべきだけれど地味すぎるという本が、限られた倉庫スペースの邪魔にならないよう在庫管理の対象にあうというのはいたしかたないこと。それでも<絶版>の憂き目にあわず、<復刊>という形で何年かたって陽の目を浴びる可能性があることを幸運だと考えなくては、この出版洪水・出版不況——どうしようもない。
スモールさんの乗り物シリーズも、この<しょうぼうじどうしゃ>はわりと人気があるので在庫はだいたいあるようだけれど、他のものはつい数年前に久しぶりに増刷されて書店に並んでいたと記憶する。ちょうどそのタイミングに絵本適齢期にあればラッキー、外れてしまっていたら出会わずに大きくなるということもあるわけだ。本との出会いは赤ちゃん期、幼児期からすでに<運>が関係している。
タテ20センチ、ヨコ25センチの正方形に近いこの本の版型がまず、私は好きだ。動く乗り物を見れば何でも「ブーブ、ブーブ」というような2歳前後の子どもに、それはとても近しい形をしていると思う。少しヨコ長というのは、左右方向の動きを効果的に見せる画家の感覚が定めたサイズなのだろう。
で、乗り物に興味を抱きはじめる2歳ぐらいから(やっぱり男の子の場合が多いのかな?)喜ばれる本なのだけれど、内容がしっかりしているものだから、小さな幼児相手に全部読み聞かせをしているのでは結構つらい。
消防署に詰めている消防士が警報で起こされ、着替えて消防車に乗り込む。出動して火事現場にかけつけて消化活動に当たり、任務遂行ののち帰着するまでのことが本文44ページにわたって丁寧に追われているからだ。おまけに、消防士スモールさんが乗り込むクラシックなポンプ車の部位説明図まであり、給水口、放水口、ホースの筒先などという言葉も登場するし、火事現場で消火栓にホースをどうつなぐかというようなことまで文に組み込まれている。
絵本を省略して読むというのは、読み聞かせの大家たちにはタブー視されているようだけれど、年端のいかない幼児には、適宜省略の上、「行って火事を消して帰ってきた」という流れを押さえて、満足感を持たせる方向で楽しむのがいいように思う。逆に言えば、何回か読み聞かせていくにつれ、大きくなるたび細部がじょじょにわかってくる絵本だと言える。消防車という乗り物の機能を理解したいという場合、小学校中学年ぐらいまでの子に対応できる内容のしっかりした本ではないだろうか。
最近は化学車が多いので、ボンネット型の小さいポンプ車などお呼びじゃないとは思うけれど、火事や消防士の仕事など基本を押さえる知識絵本として優れている。絵の愛らしさも魅力。