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  3. 麒麟さんのレビュー一覧

麒麟さんのレビュー一覧

投稿者:麒麟

593 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本あいうえおうさま

2002/07/26 19:42

あの王さまが、あいうえお!

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「ぼくは王さま」シリーズの王さまが、楽しくあいうえおを教えてくれる絵本です。

いちごに みるくを いっぱい いれて いま すぐ たべると いいだす おうさま
うまくも ないのに うるさく うたい うそで ほめられ うれしい おうさま

物の名前だけでなく、文章として、いろいろな言葉を覚えられます。
とっても王さまらしい文章で、ゆかいで、ちょっとまぬけで楽しいです。
イラストは、色鮮やか。とぼけた顔の王さまの絵もかわいらしいです。
絵を見て、文を読んで、笑って、たくさんの言葉を覚えられそうです。
こんな絵本のように楽しめる、あいうえお本があれば、子どもたちも大よろこびです。
子どもたちに人気の王さまシリーズなので、気にいることまちがいなしですね。

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紙の本

紙の本パンやのくまさん

2002/07/26 19:23

手は大丈夫!?

9人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

とってもキュートなくま(のぬいぐるみ?)のシリーズです。
本作品では、くまさんはパンやさんをしています。
パンやの1日が、こまかに描かれた一冊です。
仕事のあいまにちゃんと、朝のお茶を飲んだり、朝食を食べたりするところまで、ほのぼのと描かれています。

このシリーズでは、くまさんが、郵便やさんをしたり、植木やさんをしたり、いろいろですが、ちょっとこのパンやという職業はどうだろう? と思う点が……。
パンの生地をこねているイラストがありますが、もちろん手でこねるので、手は真っ白になりますよね。でも手って毛だらけでしょう。なんだか大変なことにはならないのかなあ、と。(毛がパン生地に練りこまれたり、パン生地が毛にこびりついたり)
絵本の世界に、そんな現実的な問題で突っ込んではいけないとは思うのですが、どうにも気になってしまいました。

このシリーズに出てくる人たちは、みんなやさしくて、くまさんも愛されていて、とてもほのぼのした気持ちになります。
お客さんたちに喜んでもらっているくまさんを見ていると、働くっていいなあ、と思えてきます。

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紙の本

紙の本天使たちの進化論

2001/03/21 14:22

限りある人生の大切さを知る

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この作品は、清水さんファンならよくご存知の、エレナとジャックのシリーズです。完璧なロボットであるエレナと、お人よしでどこか間の抜けた、同じくロボットのジャック。生意気な口ばかりきくエレナですが、ロボットゆえに悩むエレナの悲しい姿が描かれています。
 『天使たちの進化論』では、アイコちゃん(エレナの友達のオランウータン)や、人間の友達の妊娠で、エレナは、自分だけが取り残されたような気持ちになります。また、同時収録の他の物語では、美人有名モデルが、必死に美しさを保とうと、限りある若さにもがく姿を見て、永遠の若さを持つ自分なんかよりも、ずっと美しいと、感じたりもします。いつも、そこには、エレナの人間への憧れが存在しています。

 人の命には限りがあるからこそ、人生を必死に生きることができるのだと、エレナを見ていると思います。限りがあるからこそ、万能ではないからこその幸せを、ロボットのエレナを通して見ることで、実感できる。そして、人間にはわからない、エレナの底知れない悲しみが胸をうつ、そんな作品です。

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紙の本

脇役の外伝がうれしい

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

短いものもありますが、全部で7つの外伝が載っています。
その後の更紗と朱理のお話や、多聞に玄武の刀が渡されたころのお話、中央政府に所属したハヤトが行く道に悩むお話……。
それぞれの、過去や未来のお話がたくさんつまった一冊です。

更紗と朱理の外伝は、戦いが終わってからのお話です。
朱理は赤の王として更紗にした非道の数々を悔い、更紗はそんな赤の王を腫れ物にさわるように扱う。そんな、二人がぎくしゃくしていたころのお話です。どんなに辛くても、いっしょにいることをやめなかった二人の物語です。

個人的には、多聞の外伝が気にいっています。
戒めの刀、玄武を持つ多聞。多聞はだれよりも剣の腕がたつのに、自分から切りかかろうとはしません。防御するためだけの剣の腕。
多聞はいいます。魚を釣って食べるのはふつう。魚も人を食べてもいい、それもふつう。でも、戦はちがう。ふつうじゃなくて気持ち悪い。しなかったらしなくていいと……。
多聞は、食べるため、生きるため以外の目的で、生き物の命を絶つことの愚かさ、悲しさを知っているのです。それは自然な生き方ではないと知っているのです。
BASARAに出てくる中で、だれよりもあたたかい空気を感じる多聞です。
あまりしゃべることがないので、さわがしいみんなの中に埋もれてしまいがちですが、こうして外伝でクローズアップされたのはうれしいです。

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紙の本

本当の怪物はだれ?

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

とうとう最終巻です。
おもしろい作品というのは、最終巻で肩透かしということも多々あるのですが、さすがは浦沢さんです。最後まですばらしいです(というよりこの最終巻が一番すごかったです)。

怪物ヨハンの命を助けてしまったテンマの、ヨハンとの対決、そして最後の決断(選択)も良いのですが、その後の物語がすごいです。
——本当の怪物はだれ?——
ヨハンをもっとも苦しめたある記憶。その恐ろしさは鳥肌ものです。
どんな殺戮シーンより、どんな大量殺人より、恐ろしさを感じました。
最終ページの描き方も見事で、何も文句のつけようがない作品です。

途中、「人間は感情を無くすことはできない。感情は、どこかわからない所に迷いこんでいたんだ。まるで、俺宛てに出した誰かの手紙が、何十年もたってから届いたみたいだ」というセリフが出てきます。
人の感情や記憶を消しさる施設で育った人間も、本当に感情をなくすことなどできなかったというこの言葉に、とても救われた気持ちになりました。

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紙の本

大きく物語が動く

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。


戦いに疲れ、嵐の中、互いを求め合っていた更紗と朱理。偶然にも二人は出会い、とうとう二人は結ばれます。
もう離すまいと決めていた朱理ですが、目覚めると更紗の姿はそこにはなく、お互い、戦場へと戻ってゆきます。たった今愛し合った相手を討つための戦いとも知らずに……。

とうとうクライマックス!?
浅葱の企みどおり、お互いの正体を知るのは戦場で、ということになりました。更紗にとっては朱理が、朱理にとっては更紗が、自分に一番近いところにいて、一番重い存在だったのでしょう。そのショックははかりしれなく、周りの声も耳に入らないほど。
敵対している王の姫でも、奴隷の娘でも、タタラ以外ならなんでもよかった。実の妹といわれてもかまわなかった、という朱理の心の叫びには、胸がしめつけられる思いです。
これから、どうやって二人は立ち直ってゆくのでしょうか。
お互いの心から憎しみを消すことができる日は、やってくるのでしょうか。
BASARAがはじまったころは、二人の正体がばれるときが、最終回のときかと思っていましたが、まだまだ話は終わりません。
これは、二人の恋物語ではなく、もっと大きな話なのですね。

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紙の本

少女まんがですが、とてもスケールの大きな作品です

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

20世紀末、文明が滅び、国王とその一族が支配する日本で、人々はその圧政に苦しんでいた。それから300年がすぎ、白虎の村に双子が生まれる。
予言者ナギは、「この子は運命の子供。長じて後 人民を率い国を救う 星となろう」と告げる。
双子の名は、タタラと更紗。
タタラは運命の少年として、村人に慕われ、多くの期待を背負って生きていた。けれど、村は国王の息子である赤の王に襲われ、更紗の見ている前で、タタラの首は切られ、父親も殺されてしまう。
運命の子供を失い、生きる気力もなくしてしまった村人たちを前に、更紗は長かった髪を切り、タタラとなってみんなを導いてゆく。
ナギはいう。
我知らず気づいた。タタラは身代わりにすぎないことを。更紗、おまえこそが「運命の子供」だということを!——

物語はまだほんのはじまりの部分でしかありませんが、1巻を読んだだけでも、そのスケールの大きさがひしひしと伝わってきます。
それまでずっとふつうの女の子として生きてきた更紗が、急に男のふりをして、強いふりをして、みんなの期待を背負い、革命の先頭に立たなければならない、この運命の重さ……。
今にもつぶれそうな更紗を、知らず知らず応援してしまいます。
救いなのは、更紗には、見守ってくれる心強い人物が何人かいること。
予言者のナギ、小さいころからそばにいてくれる角じい、そして「命を賭けられるほどの女」を捜しているという揚羽。
たくさんの人に支えられ、やっと立っている更紗です。
まだまだ、みんなを救うほどの力がありません。
更紗がどうなふうに成長してゆき、人々を導いてゆくのか。先が楽しみな、すてきな作品です。

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紙の本

紙の本ことりをすきになった山

2002/07/15 20:10

スケールの大きな感動の物語

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

あれはてた野原で、生き物がすめない場所で、岩だらけの山は寂しく暮らしていました。
そこへことりのジョイが、遠い島から飛んできてとまります。
よろこぶ山。でも、ジョイはここでは暮らせないので、すぐに飛んでゆきます。来年も必ず来ると約束をして。
とりの命は山に比べるとずっと短いので、ジョイは、自分の子供にもジョイと名のらせて、ずっと山をたずねさせてくれます。
でも、山は、ジョイを見送るのがつらかったのです。
そして、哀しさのあまり、とうとう山が涙を流すのです。

長い長い時間をかけて、あれ野がみどりに染まってゆく、スケールの大きな話が、エリックさんのあざやかで力強い、印象的な絵とともに、胸の奥にせまります。
山のジョイを恋しがる心と、ジョイのやさしさが、世界をも変えてしまうすばらしさに感動します。

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紙の本

紙の本だるまちゃんとてんぐちゃん

2002/07/13 16:59

みんなやさしくて、すてき

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

だるまとてんぐの組合わせが、妙にミスマッチでかわいいです。
小さいだるまちゃんが、小さいてんぐちゃんのうちわや、ぼうしや、はきものをうらやましがって、自分も似たものを使ってまねてゆくお話です。

てんぐちゃんと同じものをほしがるたびに、いろんな種類のうちわやぼうしを並べてくれる大きなだるまどんは、やさしくて、とてもすてきです。
何かを代用して似たものを作ってくるだるまちゃんを、いつもほめてあげる、やさしいてんぐちゃんも、またすてき。
ほのぼのと、かわいくやさしく、すてきな絵本です。

加古さんの絵も、さりげなく、かわいいです。
だるまちゃんというキャラクタは、なんてことはないように見えて、一度見たら忘れられないような個性がある、すごいキャラクタです。

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紙の本

だくちる……はじめての歌

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

タイトルの「だくちる」ってなんだろうと思うでしょう。
それは、人間が生まれるずっと前のお話。
イグアノドンが、ひとりぼっちで暮らしていたころ。
山の噴火の音はうるさいけれど、イグアノドン以外にだれもいない、だれの声もしない世界で、イグアノドンは、さびしかった。
そこへ、はじめて聞こえてくる音が「だくちる だくちる」。
イグアノドンが見つけた、小さな友だちの音。
山の噴火の音以外に、はじめて聞いた音。はじめての歌……。

すてきなお話です。
イグアノドンの心の移り変わりを、長新太さんの絵がすてきに描いています。
イグアノドンのいる広くて大きい自然の世界を、長さんの絵は、実に力強く描き出しています。
恐竜のいる世界は、こんなに色鮮やかな世界だったのか、とほんとに思ってしまうほどです。

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紙の本

紙の本雨やどりはすべり台の下で

2002/05/07 18:56

隠れた名作

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

急に降り出した雨に、同じアパートに住む子供たちがすべり台の下で雨宿りをする。
そのときに、同じアパートに住む雨森さんという不思議なおじいさんの話を皆でする。
そこに集まった子供たち、それぞれが雨森さんにまつわる不思議な話を隠し持っていた……。

子供たちの語る、雨森さんにまつわる話、一つ一つが物語として成り立っていて、その物語が順に語られることで、物語は流れていく。
ただ不思議話が語られるだけに終わらず、ラストでは子供たちの不思議が現実とちゃんと結ばれていく。
あまり細かく話すと読んだときに面白くないので、深くは語れないけれど、こういう話もあったのか、と読んだときには新鮮なうれしさを感じた作品です。
一言でいうと「心あたたまる話」とありきたりなのですが、一度読んでみてください。ありふれた話ではありませんので。
私にとっては、隠れた名作といえる一冊です。

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紙の本

信頼するということ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

国王の後継者・蒼の王として名乗りをあげた浅葱。更紗を裏切ったように見えたが、そこには、強く王家の最後を求める、真の浅葱の姿が……。
浅葱を追って単身乗り込んできた更紗だが、その真意を聞いて、信じているといいながら何も信じていなかった自分に気づく。そして、「ここはまかせたよ」といってその場を去る。
揚羽は、萩原大老の残した暗号から、城の地下に何か仕掛けがあると察し、食い止めようと一人、地下通路へ。「オレは多分、今ここでこうするために生きてきたんだよ」という不吉な言葉を残して……。

更紗は、一人で姿を消した浅葱を心配して、飛び込んでいってしまいますが、それこそが、浅葱を信頼していなかったということ。人を本当の意味で信頼するということは、すべてを任せてしまえるということなんですね。
以前会社勤めをしていたころに、部下を残して帰ることができない課長に、それではだめだ、といっていた別の課の課長がいたのを思い出しました。仕事がたくさんあっても、部下に任せて自分だけさっさと帰れるようでないとだめだと。
自分が動いているうちは、だれも信用できていないということですね。信頼するということの本当の意味を、ふと考えさせられました。

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紙の本

紙の本はらぺこプンタ

2002/07/28 18:28

あたたかくてやさしい気持ちでいっぱいになる絵本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

はらぺこいたちのプンタは、いつもはらぺこです。
でも、にわとりやあひるは、金あみの中にいるから食べられません。
空を飛んでいるすずめやからすは、捕まえようがありません。
ある日、森の中でたまごを見つけたプンタは、たまごを育てて大きくしてから食べようと考えました。どうせならと、野原や海岸や森の中をさがしまわって、たまごをたくさん集めて育てることにしました。
そして、何日もたまごを抱いて、次々ひなをかえしていきました。
ひよこ、あひる、ふくろう、だちょうにペンギン、ワニまでいます。
みんなは、プンタのことを父親だと思い、愛らしい顔で「おとうさん」と呼びます。
大きく育てて食べようとしたプンタでしたが、みんなのえさを採ってくるだけで一苦労……。

たまたま見つけたおいしそうなたまごを、よくばって、大きく育ててから食べようと考えたプンタ。みんなになつかれてしまい、大変な思いをします。
最初はえさとして見ていたプンタですが、お父さん、お父さんと慕ってくるみんなを見ているうちに……。

ひとりで生活するにも、いつもおなかを空かせていたプンタなのに、子どものえさの面倒まで見ることになり、ますますおなかぺこぺこです。
要領が悪くて、頭もそんなによくないプンタ。でも、やさしいプンタ。
プンタの心の動きが、手にとるようにわかるお話です。
子どもたちも、みんなやさしくて、プンタの心がやさしさで満ちてくるように、読んでいる私たちの心も、あたたかくてやさしい気持ちでいっぱいになります。

イラストも、とてもかわいらしくてやさしい絵です。
小さなひなたちの愛くるしさには、やさしいプンタでなくても、心動かされます。

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紙の本

紙の本うえきやのくまさん

2002/07/28 17:59

本のサイズまでキュート!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

くまさんが、いろんな仕事で活躍する、働くくまさんのシリーズ絵本です。
この絵本では、くまさんは植木屋さんです。

おとなりの家の庭の手入れをしたり、自分の家の畑から野菜を取ってきて、台に並べてお客さんに売ったり。
くまさんの1日がていねいに描かれています。(野菜を売るのは、植木屋さんではないような気はしますが)

ぬいぐるみ(?)のくまさんが、とことことはたらくようすは、とびきりキュートです。
線の細い、かわいらしいイラストが、お仕事という本来かたくるしいはずの内容を、やわらかく、ほのぼのとした雰囲気で包み込んでいます。
絵本のサイズも、小さくて持ちはこび便利な、キュートなサイズ!
なにからなにまで、かわいいです。
表紙裏には、本(園芸関係の雑誌?)を読むくまさんのイラストが載っています。作品本編外のスペースにも、かわいさいっぱいです。

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紙の本

紙の本はじめてのゆき

2002/07/27 17:50

はじめての雪、なにもかもが新鮮なとらたです

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

とらの子、とらたのお話です。
はじめての雪に、びっくりするとらたが、かわいく描かれています。

窓の外が、雪で真っ白に覆いつくされているのを見た、とらた。
砂場がない! バケツがない! シャベルがない! とおどろいたり。
雪の冷たさや寒さに、セーターやてぶくろをあわてて取りにいったり。
屋根から雪が落ちてくるのを見て、ぼうしの必要性を感じたり。
なにからなにまで、新鮮に感じます。
そこへ、ゆきだるまもやってきて……。

お話もかわいいですが、イラストが最高にかわいいです。
ひょろり〜と描いたような弱々しい感じのライン。でも、かわいくて、表情豊かで、とらたは生き生きと、絵本の中を動きまわります。
色の少ないイラストですが、ポイントポイントに色をのせていて、すてきです。

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