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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/06/27
- 出版社: 雷鳥社
- サイズ:19cm/207p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8441-3697-2
紙の本
七十二候のゆうるり歳時記手帖
「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」「紅花栄う(べにばなさかう)」…。一年を約五日ごとに七十二等分した暦「七十二候」。それぞれの候の俳句や草花、野菜、魚、行事などを美しい...
七十二候のゆうるり歳時記手帖
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商品説明
「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」「紅花栄う(べにばなさかう)」…。一年を約五日ごとに七十二等分した暦「七十二候」。それぞれの候の俳句や草花、野菜、魚、行事などを美しいイラストとともに紹介します。【「TRC MARC」の商品解説】
もともとの暦の語源は「日読(かよ)み」。
今も昔も、暦と季節のめぐりを知ることは、日々の暮らしを豊かにしてくれます。
二十四節気は、一年を二十四分割し、風情ある二文字の言葉で表現したもの。
七十二候は、季節の移ろいを鳥や虫、草花、風などの自然の動きを短文で表現したもの。
例えば、東風解凍(はるかぜこおりをとく)、黄鶯睍睆(うぐいすなく)、魚上氷(うおこおりをいずる)ーー。
日本の暦は、花鳥風月の情緒があふれ、暮らしに役立つ知恵の宝庫でもあります。
本書は、豊富で美しいイラストとともに、四季の俳句や草花、野菜、いきものなどを紹介します。
繊細な季節の移ろいと、先人の叡知。その温故知新を、ゆうるりと楽しみましょう。
何気ない三百六十五日の日常が、かけがえのないものに変わります。【商品解説】
著者紹介
森乃 おと
- 略歴
- 〈森乃おと〉広島県生まれ。俳人。日本の年中行事や暮らしの研究を行う。
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紙の本
挿絵を楽しみながら季節を思う。
2017/11/07 15:58
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の風土に合わせた指標として考え出された季節を表す言葉。その言葉を紹介し、日本らしい季節の様子を楽しもうという一冊です。
春夏秋冬の四季をさらに六つづつに分けた二十四節気、さらに三分した七十二候。立春や夏至などの単語は知っていても「蚕起きて桑を食む」といった「古典」で習うような言葉使いは耳新しい感じも。それぞれの区分の中に示される季節の言葉、ならわしや草花の名前。食べ物には調理法まで記されているものもあります。懐かしいな、と思うものもたくさん見つかりました。復活祭や西洋梨が出てくるのは、現代に合わせてあるのでしょう。
ゆうるり、と一番楽しめたのは挿絵。ところどころの小さな土筆や藤の花。二十四節気の扉絵に描かれた風景などはとても素敵です。啓蟄の絵には地面から覗いたカエルの姿。上の方に描かれたチョウの翅の模様がカエルの眼と同じように空を見上げている様子。白露の満月はとても大きく空にかかっています。時には遠い山なみを感じさせ、時には足元に目を向けさせてくれるので何度も眺めてしまいました。
素敵な挿絵を楽しみながら季節を思う、そんな一冊でした。